漢語をすっかり吸収しつつも、「やまとことば」を失うことなく、「漢字仮名交じり書き」に | 日本のお姉さん

漢語をすっかり吸収しつつも、「やまとことば」を失うことなく、「漢字仮名交じり書き」に

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歴史教科書読み比べ(18): かな文字と平安朝文学の独創性
ドナルド・キーンは、平安朝を「世界史上最高の文明」とまで言っていた。
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■1.世界最古の小説『源氏物語』
渡部昇一氏は『源氏物語』について、次のように書いている。
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言うまでもないことだが、『源氏物語』は1001年ごろに書かれた世界最古の小説、しかも女性の手によるものである。
イタリアのボッカチオが書いた『デカメロン』(1348)、フランスのラブレーの『ガルガンチュアとパンタグリュエル』(1532)、スペインのセルバンテス『ドン・キホーテ』(1605)などと比較しても、3百年から6百年早いのである。[1,p185]
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単に最古というだけではない。
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アメリカの代表的な日本学者であるドナルド・キーン氏は平安朝を「世界史上最高の文明」と言い、当時は20世紀の傑作であるマルセル・プルーストの『失われた時を求めて』と並ぶ世界の二大小説という評価もあった。[1,p186]
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『源氏物語』だけではない。
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清少納言の『枕草子』は女性の書いたエッセイとしてはやはり世界最古のものであろうし、(中略)そのほか、『伊勢物語』をはじめ、物語の類は数多くあるし、紫式部も和泉式部も日記を残している。女性の日記文学というのも、やはり日本の平安朝が最初であろう。[1,p187]
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■2.「優れた文学作品が生まれました」
今から千年ほども昔に、世界でも最古の小説や、物語、日記文学が続々と、しかも女性の手によって生み出された。世界文明史上の一大事件である。これを東京書籍版の中学歴史教科書は「国風文化」と題した節で、こう説明している。
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平安時代半ばの貴族たちは、唐風の文化をふまえながらも、日本の風土や生活、日本人の感情に合った文化を生み出していきました。これを国風文化といい、摂関政治のころに最も栄えました。
漢字を変形して、日本語の発音を表せるようにくふうしたかな文字ができ、これを用いて人々の感情を書きあらわせるようになりました。このため、紀貫之らが編集した「古今和歌集」や紫式部の「源氏物語」、清少納言の随筆「枕草子」など、優れた文学作品が生まれました。[2,p43]
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「優れた文学作品」は、どこにでも転がっている。『源氏物語』がどのように優れているのか、その特徴を語らなければ意味はない。渡部昇一氏の鮮やかな一文と比べれば、その無内容ぶりが良く分かる。
この節の横には源氏物語絵巻の絵が掲載されており、少しは『源氏物語』の素晴らしさを紹介するのかと思うと、「この絵のように、日本の自然や風俗をえがいた絵は大和絵と呼ばれ、日本画のもとになりました」という、これまた無味乾燥な解説しかない。
そのくせ「唐風の文化をふまえながらも」などと、いつもながら中国文明の先進ぶりを引き合いに出す。しかも具体的な意味内容は不明のままだ。
本シリーズで何度も指摘してきたが、ことさらに中国・朝鮮文明を持ち上げ、日本文明の優れた点については頬被りする。そうした偏向ぶりが、この短い一節にも窺われる。
■3.「これほど古い時代に、女性が文学のにない手として登場するのは世界でも例がない」
これに対して、自由社版はどうか。同じく「国風文化」と題した一節で、遣唐使廃止後に「優美で繊細な貴族文化が発達するようになった」と述べ、建築では寝殿造り、衣服では十二単(じゅうにひとえ)、絵画では大和絵に言及した後、次のように語る。
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とりわけ重要なのは、かな文字の発達である。特に平がなは貴族の女性の間に広まり、かなを用いた文学が生まれた。清少納言はするどい観察力で宮廷生活をつづった随筆『枕草子』を、紫式部は世界最古の長編小説『源氏物語』を書いた。これほど古い時代に、女性が文学のにない手として登場するのは世界でも例がない。
和歌では醍醐天皇の命を受けた紀貫之らによって『古今和歌集』がまとめられた。かぐや姫の物語である『竹取物語』が書かれたのもこのころである。また、物語に大和絵をそえた絵物語もつくられた。[3,p89]
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「優れた文学作品」と言うのみの東書版の記述に比べれば、「どう優れていたか」を解説している。特に「これほど古い時代に、女性が文学のにない手として登場するのは世界でも例がない」という指摘は、天照大神以来、女性を貴んできた我が日本文明の特質を表している。
個々の作品の記述も、簡潔ながらポイントをついており、これなら中学生たちもこれらの作品を読んでみようか、という気になるだろう。古典の授業で原文に触れる際に、相乗効果が期待できる。
■4.「人の心を見とおす、行き届いたするどい筆づかい」
宮内庁書陵部の橋本義彦氏は『源氏物語』をこう評している。
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その登場人物は、少なく数えても2百人以上にのぼり、とりあつかわれる時代も70年間にわたる。世界最大の長編小説の一つであるが、同時に54の巻々(まきまき)が、それぞれまとまりのある短編小説のおもむきを持っている。
宮廷生活を背景に、さまざまな人の心の動きをこまやかにえがいたこの物語は、絵巻物を見るように美しく、かつ正確な背景描写と、人の心を見とおす、行き届いたするどい筆づかいによって、それまで世に出た数多くの物語をはるかにしのぎ、またわたしたち現代の読者にも深い感動を呼び起こす。
今『源氏物語』が諸外国で訳され、日本の代表的な文学作品として名声をほしいままにしているのも当然といえよう。[4,p135]
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試みに『源氏物語』の一節を見てみよう。第十二帖「須磨」の冒頭で、二十代の光源氏がある事件から京にいられなくなって、須磨に逃れた時の情景である。
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須磨には、いとど心尽くしの秋風に、海はすこし遠けれど、 行平中納言の「関吹き越ゆる」と言ひけむ浦波、夜々はげにいと近く聞こえて、またなくあはれなるものは、かかる所の秋なりけり。
秋風が須磨の里を吹くころになった。海は少し遠いのであるが、須磨の関も越えるほどの秋の波が立つと行平が歌った波の音が、夜はことに高く響いてきて、堪えがたく寂しいものは謫居(たっきょ、とがめを受けての引きこもり)の秋であった。(与謝野晶子訳)
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波の音が「夜々はげにいと近く聞こえて」などという所に、「人の心の動きをこまやかにえがいた」点が感じられる。
■5.「このころ中国周辺の民族は、独自の文字を作りました」
こうしたこまやかな感情を表現するには、かな文字の発達が必要だった。たとえば、前章の引用部分で、秋風を「あきかぜ」と読んでこそ、もの悲しさが伝わる。これを漢文で「シュウフウ」などと読んでいたのでは日本人の情緒は伝わってこない。
しかし、東書版で驚かされるのは、かな文字の説明から「文字の工夫」と題して、わざわざ契丹文字、西夏文字とかな文字を写真で並べ、「このころ中国周辺の民族は、独自の文字を作りました」と説明している点だ。
その横にはご丁寧にも「11世紀のアジア」として、宋を中心に西夏(現在のウイグル)、遼(契丹、モンゴル・満洲)、高麗、日本を地図で描いている。
いかにも周辺蛮族が中国文明を真似て、いろいろ勝手に文字を作りました、とでも言いたげである。幸か不幸か、朝鮮のハングルは4百年も後に作られたためか、この例には登場しないが。
しかし、すでに死滅した、読み方すら完全には解明されていない契丹や西夏の文字と、現代でも読み継がれている傑作長編小説を生み出したかな文字を同列に扱うのは、なんとも異様な発想だ。
言語学の専門書ならともかく、これは日本人中学生が学ぶ日本史の教科書で、しかも「国風文化」の節なのだ。契丹や西夏の文字など、何の関係があるだろう。なんとしても日本文明を貶めようという底意を感じてしまう。
■6.かな文字、訓読み、漢字仮名交じり文を生んだ先人の苦闘
今日、我々は当たり前のようにかな文字を使っているが、それを生み出すために、我が先人たちがどのような苦労をしたのかを想像してみるのも、歴史の授業としては有益だろう。
たとえば、「秋風」の「あき」には日本語としての独特の語感、いわば言霊が宿っており、それを「秋」と書いては、もともとの漢字音「しゅう」が邪魔をする。無理に万葉仮名で「安畿」と書いても、「安」も「畿」もそれぞれの意味を持っており、「あき」の語感を台無しにしてしまう。
漢字がそれぞれ意味と音を持っている点からくるこの矛盾を避けるために、音のみを伝えるかな文字を発明して、「あき」と書いた。しかし表音文字だけでは効率が悪い。たとえば、「すまには、いとどこころづくしのあきかぜに」などと書いたのでは、意味をとるのも難しい。
そこで「秋風」と書いて、「しゅうふう」ではなく、「あきかぜ」と読ませるという訓読みの離れ業を我が祖先は発明した。これによって、「須磨には、いとど心尽くしの秋風に」という漢字仮名交じり文を使えるようになった。漢字表記の簡潔さと日本語の語感を両立させたのである。
漢字には知的な造語能力が備わっている。この造語能力が明治以降も西洋文明導入に際しても役だった。「中華人民共和国憲法」では「中華」以外の「人民」「共和国」「憲法」は、すべて日本人が生み出し、中国人が借用した近代概念である。[a,b]
漢字仮名交じり文を外国語の片仮名表記に拡張すると、「イタリアのボッカチオが書いた『デカメロン』」などと、外国語も自在に取り入れられるようになって、日本語は世界の諸言語の中でもトップレベルの知的表現力を得るに至った。
日本人が古来からの日本語の心を失わずに、漢字・漢語の導入、明治以降の近代西洋文明の吸収ができたのも、かな文字の発明から始まった知的格闘のお陰なのである。
日本の歴史としては、こうした我が先人たちの労苦を学ぶべきであって、それに比べれば、契丹文字、西夏文字などとの比較など、いかに無意味な記述かが分かろうというものである。
■7.言語三重奏
かな文字は表音文字の一種で、世界にはアルファベットからアラビア文字まで様々な表音文字がある。しかし、表意文字と表音文字を両方使うというのは、世界に例を見ない日本人の独創である。
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しかし、この珍奇さをなくすために漢字だけにしたら、朝鮮のように漢字文化に支配されていたであろう。逆に漢字を入れなかったら、日本文化はひどく味気ないものになっていただろう。理屈では両立しないものを両立させるというのが、日本文化そのものなのだ。それはちょうど、神を仏とを両立させた日本人の宗教生活のごとくに。[1,p203]
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漢字仮名交じり文の素晴らしさについて、渡部昇一氏は次のような見事な表現を紹介している。
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シナ文学者の吉川幸次郎博士は、漢文をピアノの音に、日本文をヴァイオリンの音にたとえている。適切な比喩であって、まことに同感である。漢文は知的に整理されている感じで客観的であるようだし、日本文のほうは感情のままに絶えることなく流れ出て、より主観性が高いと思う。
ピアノの演奏は知に勝ち、ヴァイオリンの演奏は情に勝つ。しかし、何と言ってもいちばんよいのはピアノとヴァイオリンの二重奏、あるいはそれにチェロの加わった三重奏である。知的に切り込んでくるピアノの音と、纏綿(てんめん)と、また嫋々(じょうじょう)として絶えない弦楽器のハーモニーは絶妙である。
われわれの祖先は、漢語をすっかり吸収しつつも、「やまとことば」を失うことなく、「漢字仮名交じり書き」、つまり言語二重奏を完成させたのである。それに欧米語などと片仮名書きを加えるならば、言語三重奏と言ってもよいであろう。[1,p204]
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■8.平安時代の文明開花
この歴史教科書読み比べシリーズの前号では、平安時代の仏教学が大陸以上に進んでいた側面を紹介した。我が国の仏教書が中国でもてはやされたり、唐に渡った僧がかの地で仏教の講義をし、皇帝からも深く敬愛されている[c]。
大陸や半島が戦乱に覆われていた時代に、我が国では藤原氏が築き上げた皇室を中心とする平和と安定が続いており[d]、それがこうした文化の急速な発展を可能にしたのだった。
そして男性が知的活動にいそしんでいる間に、女性は日本人の情緒を表現しうるかな文字を発展させ、現代の外国人をも感動させる文学を花開かせていたのだった。
(文責:伊勢雅臣)
■リンク■
a. JOG(221) 漢字と格闘した古代日本人
外来語を自在に取り込める開かれた国際派言語・日本語は漢字との国際的格闘を通じて作られた。
http://www2s.biglobe.ne.jp/~nippon/jogbd_h13/jog221.html
b. JOG(826) 「反日」で漢字まで追放した韓国
漢字・ハングル混じり文は「日本帝国主義の残滓」として、漢字まで追放してしまう激情ぶり。
http://blog.jog-net.jp/201311/article_7.html
c. JOG(867) 歴史教科書読み比べ(17) : 大陸の動乱と遣唐使の廃止
平安朝では学問も進み、戦乱の続く中国大陸から学ぶべきものは残っていなかった。
http://blog.jog-net.jp/201409/article_6.html
d. JOG(857) 歴史教科書読み比べ(16) : 平安時代を支えた藤原氏の英智
平安時代は、藤原氏の専横と国司の人民収奪で乱れた時代だったのか?
http://blog.jog-net.jp/201407/article_3.html
■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
→アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。
1. 渡部昇一『「日本の歴史」〈第1巻〉古代篇―現代までつづく日本人の源流』★★★、ワック、H23
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4898311571/japanontheg01-22/
2. 五味文彦他『新編 新しい社会 歴史』、東京書籍、H17検定済み
3. 藤岡信勝『新しい歴史教科書―市販本 中学社会』★★★、自由社、H23
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4915237613/japanontheg01-22/
4. 橋本義彦『日本の歴史文庫(5) 貴族の世紀』★★、講談社、S50
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/B000J9ETFY/japanontheg01-22/
■前号「ペリリュー島のサクラ」に寄せられたおたより
■Katahiraさんより
昨年、靖国神社に参拝致しまして、記念館にも立ち寄り、沖縄激戦の様子も、ゆっくりと見て回り、映像も見て参りました。
その様な下地の知識のうえで、今回の”ペリュー島のサクラ”の現実を知ることで、私達現在の日本人が、当時の祖国の為に戦った人々の事を知らないか? 本当に、申し訳なく、悲しい限りであります。
また、無条件降伏の条約にならなかったか? 今回の事で、よく理解できました。もしも、無条件降伏であったら、私達日本人は、現在の様な幸せを手に入れることは、出来なかった。祖国のために戦った人たちに、本当に感謝致します。
今後とも、戦前の歴史を学んで、後世の人たちに伝えて行きたいと思います。
■伊勢雅臣より
我々の英霊への感謝と追悼が、その死を無駄にしない道ですね
■道夫さんより
1.米国がなぜ日本を攻撃したのか。
これは諸説がありますが、満洲が欲しかったと考えると分かり易い。
事実1949年に支那満洲が共産化すると、米国では支那の喪失で大騒ぎになりました。日本を滅ぼしたので支那満洲が手に入ると思っていたからです。マッカーサーは「支那の喪失と共産化は米国太平洋政策百年の最大の失敗」と総括しています」
これにより米国の対日政策は大転換し、日本国防代行コストの節減から日本再軍備へ、そのためのサンフランシスコ講和条約、日本の独立となります。おりから朝鮮戦争の勃発で、米国の対日再軍備の要請は激しくなりました。しかし吉田首相は国連軍名目の新日本軍の朝鮮投入を恐れて詭弁を弄した再軍備を断り、警察予備隊を作るにとどめました。
2.私は常々歴史をみるとき、日本人としての自覚、国際的な広い視野、戦争を政治としてみる高い視点、そして深い洞察と因果関係の構築を心がけています。
米国の対日戦争は米国の白人植民地主義によるもので、結果はソ連勢力の拡張を助けただけで米国政府の大失敗でした。だからその手先に使われた米兵は犬死でした。これに対して国防に殉じた日本軍人は立派な名誉の戦死でした。
3.中川大佐のご遺骨:戦後の遺骨収集事業で発見されましたが、遺族は部下とともに眠るべきと考え、日本に戻さず、現地にお祭りしてあると聞いております。
4.英霊の顕彰
これにはヘロドトスの伝えるペルシャ戦役のテルモピレの顕彰碑の言葉こそ当てはまると思います。「見知らぬ旅人よ行きて故国の人々に伝えよ、我ら国の命に従いこの地に斃れたりと」これは、大東亜戦争の多くの戦場で戦死された英霊にもあてはまる碑文です。
■編集長・伊勢雅臣より
中川大佐のご遺骨を日本に戻さずに、現地でお祀りするとは、何という見識でしょう。またニミッツ提督の詩は、あきらかにこのテルモピレの顕彰碑に倣ったものですね。
■875号「教育改革に立ち上がったアメリカの青年たち」へのおたより
■博美さんより
今回のメルマガの主旨とは違うのですが、読ませてもらってアメリカという国の底力を見せてもらったと思いました。
何気なく、当たり前のように書かれてますが、学校毎に素行を含めた学力に明確な差があることをアメリカでは誰もが判るように公にされてますね。つまり問題がある場合には、問題として出すことに誰もが躊躇してません。
一方、我が国では、全国の共通テストの結果を公開するかどうかで揉めています。私のように問題意識があり情報を収集している人なら、具体的に公開されてなくても、ある程度の見当がつくのですが(割愛させてもらいますが、同和問題と関わってます)恐らく大半の人は知らないことだと思います。
実際、保守系の方とメールでやり取りをしても、地価が下がるとか、個人的な利害の問題で公開を渋る意見を出されている人も多いです。
学力テストは、生徒の能力ではなく、教師の成績表だということは教職を学べば真っ先に理解できることです。テストに反対したり、結果の公開を渋る教師達の意見を聞いているとテストを受けたくないと駄々をこねる子供と同じレベルだと思います。
■伊勢雅臣より
「学力テストは教師の成績表」とは、言い得て妙ですね。その公開を渋るのは、日教組のエゴでしょう。
読者からのご意見をお待ちします。
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