スマホでのエッチなやりとりにご注意 | 日本のお姉さん

スマホでのエッチなやりとりにご注意

スマホでのエッチなやりとりにご注意
ITmedia エンタープライズ 12月1日(月)17時4分配信
電話帳情報とプライベートな動画を入手して脅迫する事件のイメージ(IPAより)
スマホのアプリなどでプライベートな画像や動画をやりとりしてしまい、SNSを通じて知り合った異性や出会い系業者から、金銭を要求される「セクストーション」(性的脅迫)に関する相談が増えているという。
情報処理推進機構(IPA)が12月1日、セクストーションへの注意を呼び掛けた。
セクストーションに関するIPAへの相談は、2014年9月頃から寄せられるようになったという。
ある相談ではSNSで知り合った異性からプライベートな動画を見せ合おうと持ちかけられ、ビデオチャットのアプリをインストールして、チャット中に衣服を脱いでしまった。
その後、見知らぬ番号からの着信で「チャットの動画や電話帳データを公開されたくなければ、金銭を支払え」と脅迫されてしまったという。
IPAによると、同様の手口は海外でも横行しており、米国やフィリピンでの検挙事例もある。
また、ハイパーネットワーク社会研究所によれば、出会い系サイトの運営者から「禁止事項のプライベート写真の送付が確認され、システムエラーが発生した」と警告メッセージが送られ、補償金を要求されるケースも起きているという。
国内でのセクストーションの被害では、SNSや不正アプリが用いられるケースが多いとみられている。
手口は、まず攻撃者がSNSで接近してビデオチャットでのやりとりを求める。
そのためのアプリをインストールするよう、インスタントメッセージやチャット、メールなどでダウンロードリンクを知らせる。
この種のアプリには、チャット以外に電話帳データなどを盗み取る機能があり、攻撃者が情報を密かに盗み取る。
やりとりによって相手を油断させた後に、動画や機密情報をインターネットにばらまくと恐喝して金銭を要求。
相手が恥ずかしさや後ろめたさから周囲に相談しにくい状況を作る。
IPAは対策として
(1)アプリのインストール先は信頼できる場所から行うこと、
(2)プライベートな写真や動画は第三者に渡さない――をアドバイスする。
また、特定の相手に写真や動画を提供することはインターネットに公開することと同種であり、公開されて困る写真や動画はそもそも撮影すべきではないと解説。
大切なデータが悪意のある人間の手に渡ったり、インターネット上に公開されたりしまうと、回収や削除は、ほぼ不可能になる。
万一被害に遭った場合は攻撃者へ安易に連絡はせず、最寄りの警察に相談してほしいと、IPAは呼び掛けている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141201-00000073-zdn_ep-sci
IPAの今月の呼びかけ(12月) - スマートフォンの不正アプリによる性的脅迫被害に注意を
c-bou [2014/12/02]
IPAは、コンピュータウイルスや不正プログラムの状況分析から、「今月の呼びかけ」を発表している。今月は、性的脅迫被害に関する事例を取り上げている。
セクストーションとは
まずは、図1の広島県警察のWebページを見ていただきたい。
図1 セックストーション事例について
ここにもあるが、セクストーションは「sex(性的な)」と「extortion(脅迫)」を組み合わせた造語である。IPAに寄せられた相談からの手口であるが、以下のようになる。
1.SNSを通じて知り合った異性から、プライベートな動画を見せ合おうと誘われる
2.そして、異性からビデオチャット機能を有する不正アプリをインストールするように誘われる(アプリのインストールを行わせてから、プライベートな動画のやりとりを求める場合もある)
3.アプリをインストール後、ビデオチャット中に服を脱いだり、卑猥な姿を相手に送ってしまう(この時点で、電話帳の情報などが窃取されている)
4.後日『あなたの電話帳の情報と動画を入手している。この動画をばらまかれたくなければ、指定の金額を払うように』といった脅迫電話がかかってくる
図2 セクストーション被害の流れ(今月の呼びかけより引用)
IPAによれば、このビデオチャットアプリであるが、チャット機能以外にも電話帳情報を窃取する機能を持っていたとのことである。この情報を悪用し、脅迫を行っているのである。ワンクリック詐欺などの不正請求もそうであるが、内容自体が知られることがあまり好ましくないといった理由から、周りに相談できず脅迫に応じてしまうことも少なくない。
広島県警察では、2014年6月の時点で注意喚起を行っているが、IPAでは同種の相談が2014年9月くらいから寄せられるようになったとのことである。上述のように、相談するのをためらうことで、報告や被害届が出されていないことも予想される。実際には、もっと多くの脅迫が行われている可能性もある。
脅迫者の意図としては、インターネットなどで不特定に閲覧されるよりも、普段、連絡を取り合っている身近な人間に閲覧されるほうが、より脅威意識が高まると見ている。そのために、電話帳情報も同時に窃取していると考えらえる。また、これまでも電話帳情報を盗み出す不正アプリは存在していた。しかし、盗み出した電話帳情報を悪用する事例はほとんどみられなかった。それがここにきて、具体的な手口として悪用されるようになった点も注目したい。いよいよ、スマートフォンで明確な金銭奪取を目的とした攻撃が行われ始めたとみてもよいだろう。
セクストーションへの対策方法は
IPAでは、セクストーションへの対策として、次の2点をあげている。
アプリは信頼できるマーケットから
プライベートな写真や動画は第三者に渡さない
最初に紹介した事例であるが、SNSで知り合った異性からアプリのインストールを勧められている。その際に、メールに添付されていたり、リンク先からのダウンロードを求められることが少なくない。こういった経路でインストールするアプリは、不正アプリの危険性が高い。やはり、アプリは安心できる公式マーケットから入手すべきである。
そして、2点目であるが、スマートフォンやセキュリティの問題ではない。仮に友人であったとしても、見られて困るような写真や動画、撮影させない、送付しないといった
態度で臨むべきであろう。仮に深い交際関係にあったとしても、そのような写真や動画には注意が必要である。関係が解消された後に、相手を陥れるために悪用されることも少なくない(リベンジポルノといわれるものだ)。やはり、自衛も重要な対策の1つとなるだろう。
セクストーションと思われる脅迫行為を受けた場合、脅迫相手と連絡を取ることを避け、まずは警察へ相談することを検討すべきとしている。残念ながら、一度、脅迫相手の手に渡ってしまった情報は削除することも、取り返すこともできない。また、警察へ相談しても、仮に脅迫金を支払ったとしても、プライベートな情報の公開を防ぐことにはならない。この点も決して忘れてはならない。
最後にIPAでは、特定の相手に写真や動画を渡すことは、インターネットに公開することと等しいという認識を持つことが重要としている。それだけでなく、データを所有しているだけでもウイルス感染が原因で外部に流出する可能性もある。インターネットに公開されて困るような写真や動画は、撮影自体を行わないようにと注意喚起をしている。

こういうことを小学生や中学生、高校生に教えておくべきだ。