気になったニュース
警察庁が治安情勢報告書、「在特会」を初の名指し
TBS News-i 2014/12/3 23:55
警察庁が治安情勢を分析した報告書を発表しました。報告書では「在特会」を初めて名指したほか、台頭する過激派組織「イスラム国」についても危機感を示しています。
報告書では、ヘイトスピーチを繰り広げる右派系市民グループ「在特会」について、「来年も引き続き内外の諸問題に敏感に反応し、反対勢力とのトラブルから違法行為の発生が懸念される」などと指摘しています。関心の高まりを受け、今回初めて団体名を挙げて発表したもので、今後も警戒を強めるとしています。 さらに、国際テロ情勢については、過激派組織
「イスラム国」について、「欧米等の若者らを引き付け、世界各地から戦闘員として参加している」と分析し、危機感を示す内容となっています。(03日20:48)
http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2298446
津波で園児が犠牲、遺族が幼稚園と和解
TBS News-i 2014/12/4 06:13
東日本大震災で、宮城県石巻市の日和幼稚園の園児が津波の犠牲になったことを巡る裁判で、一審で勝訴していた遺族が、3日、和解案を受け入れました。
この裁判は、2011年3月、石巻市の日和幼稚園で海側に出発した送迎バスが津波に遭い、園児5人が犠牲になったことを巡るもので、仙台地裁は去年、幼稚園側に1億7000万円余りの賠償を命じました。 二審では仙台高
裁が和解を打診し、話し合いが続いてきましたが、3日、「幼稚園が責任を認め謝罪する」ことなどを条件に和解が成立しました。 「(幼稚園を)許したわけではなく、子どもたちを守れ
る世の中になってほしい」(遺族) 幼稚園側は、「厳粛に受け止め、ご冥福を祈る所存です」としています。(04日06:00)http://news.merumo.ne.jp/article/genre/2298643
頂門の一針の記事。↓
1)香港デモは中国崩壊の幕開けか?:白井 修二
「香港デモ発起人自首へ」
香港の選挙制度民主化のため街頭占拠を呼びかけた香港大法学部准教授の 戴耀廷氏ら発起人3人は23日、法治尊重の姿勢を示すため12月5日に 警察に自首し、デモによる抗議活動から退く意向 を固めた(香港紙、蘋果 日報(電子版)
しかし選挙制度民主化のリーダーである香港大教授3人がここに至って突 然「法治尊重の姿勢を示すため警察に自首し、デモによる抗議活動から退 く意向を固めた」とは、おかしいとは思いませんか ?
この3人の教授は中国共産党政府に簡単に買収されてしまった。
三人の教授は来年5月頃までに行われる同改革案の提出と承認の2度のタイ ミングに改めて抗議を行うように学生たちを説得し始めました。
つまりデモを終息さすための中国政府の常套手段です。中国共産党は武力 鎮圧というムチだけでなく買収というアメを用いてきました。
中国本土では年間約20万件もの暴動が発生していると言われていますが、 いまだに中国全土に抗議の波が広がることもなく、真の革命のための運動 に発展していません。
それは暴動が起これば政府の役人が素早く駆けつけ数名のリーダーを買収 するからです。多額の報酬を得たリーダーたちは、仲間に少しのカネを渡 して暴動を終息させるように勧めます。そして お金を貰ったリーダーたち は元の安穏とした生活に戻ってしまいます。
最近の暴動のほとんどは、軍が武力鎮圧する前に簡単に終息します。それ は中国人にとってお金を得るためであれば、理想も大義も綺麗さっぱり忘 れて仲間を裏切ることができるからです。
ところがウイグルの暴動には買収が通用しないことがわかっているから、 政府は最初から武力鎮圧でウイグル人を虐殺しています。
さて民主化を求める香港人は中国人ですが、本土に住んでいる中国人とは 少し違います。リーダーを買収できても、強制排除することは非常に難し いです。
警察官を使って強制撤去をする場合でもせいぜい催眠スプレーしか使いま せん、学生のデモ隊は、自分たちに向かって銃が発射されることはないと 思っています。なぜなら世界のマスコミが注視 している事を知っているか らです。
1989年、史上空前の民主化運動である天安門事件では無数の学生や知識 人、一般市民、さらには下級役人に至るまで、誰もが民主化を求めるデモ に加わった。だが?小平が軍に出動を命じ、戦車ま で出動して多くの市民 が容赦なく虐殺されました。
結果ほとんどの参加者は恐怖で一目散に逃げ出してしまい、急速に終息し てしまいました。共産党は香港でも同じ手を使って終わりにしたいが、世 界の批判を恐れて武力鎮圧ができません。
http://kkmyo.blog70.fc2.com/blog-entry-1028.html
2)先輩対後輩の間柄を考える:前田 正晶
私は「長幼の序」や「年功序列」の礼儀とは違うのではないかと考えるのだ。
3日朝にテレ朝で「26歳の飲み仲間の先輩が25歳の後輩が生意気だという 理由で説教した後で、20メートルの崖から突き落として重傷を負わせた」 と報道していた。呆れ返るような異常な事件だと 思って聞いていた。近頃 はテレビに出てくる芸人どもがしきりに「先輩」と「後輩」の間の言わば 身分の差と言うか序列のようなことを言い募っている。
私には聞いていると我が国独自の文化である「長幼の序」や企業社会や体 育会等における「年功序列」とは異なった現象のように思える。
私は旧制中学から高校と大学の間に運動部の一員だったので、「上級生」 と「下級生」という間柄は未だに尊重し、集まればそれに従っている。現 に明4日には昭和23年の第3回国体の高校の部で 優勝しそこなかった仲間の 昼食会に参加する予定だ。
これは会費制である。私の頭の中(「私の中」ではない、念のため)にあ るのはこの間柄だけで「先輩・後輩」より優先している。この集まりで 奢ったり奢られた経験はない。
私が中学生だった頃には現在のように厳然たる「体育会」などなかった記 憶しかなく、それとそこでの独自の文化(仕来り)がが現れたのは昭和26 年(1951年)に大学に進んだ後のような気がす る。
だが、その大学は如何なる分野でも強豪ではなかったので、厳しい上下関 係はなかったと思う。また、新卒で就職した会社でも常識的な年功序列は あったが、それ以上でも以下でもなかった。
だが、冒頭の事件が示すように現在の社会には妙に「先輩対後輩」の関係 が強調されているかのようだ。特にそれが現実かどうか判断は出来ない が、テレビドラマなどを見ている限りでは、名前で はなく「先輩」と言っ て呼びかけている例が極めて多いし、社会でも「彼は何年先輩」であると か「何年後輩」という表現を聞かされることがある。私にはそれが単に 「年 齢だけによる優位性」を誇示しているかに聞こえてしまい、年功序列 ではないと思わせられる。
簡単にここで結論めいたことをいえば、私にはこのような「先輩対後輩」 を強調するようなことは好ましいとは思えないのだ。それは1972年からほ とんど年功序列がないアメリカのビジネスの社会に 転身したこともあるだ ろうが、ただ単に年齢が上というだけで、人格や何ら仕事等の面において の能力が優っていないのであれば「先輩」を強調するのは不当のように思 え るのだ。
私は日米何れの文化、即ち制度というか習慣が良いとか優れていると言い たいのではなく、違いがあることを指摘したいのだ。私が何度か「生涯最 高の上司」と紹介した副社長兼事業本部長は私よ りも10歳年下だったが、 社会人年齢が上である私は彼の類い稀な能力を尊敬して10年以上も喜んで 彼の指揮下に身を置いた。また19年間在籍した事業部で私よりも年長だっ た者は、入社時の上司と副社長の2人しかいなかった。
アメリカには「年齢・性別・国別で差別してはならない」という文化もあ り、求人広告などには厳密に適用されている。そのようなアメリカの文化 が良いと言うのではなく、その世界に22年もいれば ただ単に年齢が上だと いうだけで優位性が保証されているかのような「先輩対後輩」の関係は如 何なものかと思うのだ。だが、彼等は私が年長者であることを十分に尊重 してくれたと感じている。
テレビでは芸人たちは屡々「後輩を何人も連れて食事を奢った」といって 先輩の辛さを嬉しそうに語っている。私はこれは芸人の世界での文化で あって、我々の世界とは別のものだと思って聞いてい る。若い人を可愛が ることは決して非難するのではないが、その奢ることをさも良いことのよ うに公共の場で語らせるテレビ局に問題があるのではないかとも考えてい る のだ。
3)栄寿司の大将は嘆いた:前田 正晶
3日は昼食を豪華に?百人町の栄寿司で¥800のチラシにしてきた。話題 が豊富な大将に景気のほどを尋ねると、手を左右に振って「駄目だ、駄目 だ。不景気だよ。俺たちは良く解るんだ」と。
理由は「毎朝築地の河岸に行くが最高では1,200軒あった仲買が800軒に減 り、その権利も最高¥1億だったものが、¥700万や¥500万にまで落ち込 んでいる。これで豊洲に越せば仲買は今の半分になり はしないか」だから だ、と解説してくれた。
「なるほど、こういう世界ではそういう状態になっているのか」と納得し た。彼はさらに「高い寿司屋が流行っているようだが、こういう街中の店 には中々好転したという景気は降りては来ない」 と言って嘆いた。
元々景気好転説を信じていない当方には、遺憾ながら「我が意を得たり」 的な大将の時事解説のような愚痴だった。彼は「歌舞伎町に夜にでも行っ てご覧。客待ちのタクシーが沢山停まっている し、夜通し流している」と も言っていた。
折から衆議院選挙で高田の駅前では次世代の党の松沢成文がアベノミクス を批判していた。だが、そんなことを言う前に、私が何度も言ってきたこ とだが、この界隈に来て油を売っている長いタク シーの列や、たった今聞 いた大将が指摘する築地の河岸の実態でも自分で調べてから訴えて貰いた いものだと思わせられた「寿司屋が語る不景気論」だった。