自分の意見を言わない人がいい人なのではない。 | 日本のお姉さん

自分の意見を言わない人がいい人なのではない。

やられっぱなしじゃだめ。

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いい人をやめれば人生も仕事もうまくいく。
お人好しな性格のせいで損な役回りを押し付けられ、悩んでいる」「愛想笑いは得意だけれど、実は自分に自信が持てない」そんな俗に言う「いい人」に陥っている人が大勢います。今回は「いい人癖」を卒業し、自分軸を持って仕事に向き合うための4つの考え方についてご紹介したいと思います。当コラムを読んで今すぐ「いい人」を卒業し、スマートなビジネスライフを掴んで頂けましたら幸いです。それではさっそくいってみましょう。
責任感が強い「いい人」が陥りがちミス、それが「なんでも自分でやってしまう病」です。いい人ほど「人に頼むことは悪いこと」と信じています。ところがその結果、納期に遅れたり、ミスをして自己嫌悪に陥ってしまうものです。考え方を変えましょう。仕事を頼まれた人は「活躍の場」を与えてくれたあなたに感謝の念を抱くこの事実に気づいてください。一度勇気を持って仕事を手放し、誰かに任せてみませんか?その瞬間、あなたのビジネスは気持ちよくスムーズに回り始めるはずです。
意地悪をされても「言われっぱなし」それが「いい人」の特徴です。なかには「聞き流す」といった「大人の対応」では攻撃をやめない″しつこい相手″もいます。そんなときこそ「迎撃フレーズ」を駆使しましょう。迎撃フレーズとは相手の失礼な物言いを撃ち落とし、シャットアウトするための「セリフ」です
「いいかげんにしてもらえますか?」「そんなこと言われると気分が悪いですね」「謝ってもらえますか?」と、とっさに返すのです。この一言を言うだけでその後の人生が一瞬で快適に変わるのです。少なくとも言われっぱなしで泣き寝入りすることとは無縁になります。
頼ってくれたのだから期待に答えよう――そういう気持ちにタダ乗りしてくる相手に遭遇したら?ときにはボランティアも人間の成長にはには欠かせません。しかしそれだけではスマートなビジネスキャリアを重ねることはできません。ここで大切なこと。それはあやふやなYESよりも明確なNOを言うということ。相手の立場ばかりを過剰に尊重せずに、自分の都合もしっかり加味して意見しましょう。ここで大切なことがもう一つ。それは明確なNOを言ったあとには、明確な代替案を言うということです。
生真面目と言われる人は「会社が人生のすべて」だと思い込んでしまう傾向があります。一度の失敗で自分の全人格を否定してしまう人もいるほど。しかし、そもそも会社は人生の1ステージでしかありません。試しに遠くのビルから職場を眺めてみてください。日々起こっていることは小さな箱の小さな窓の中での出来事ですね。このように割り切ったとたん視界がパッと開けます。自分が進むべき道について冷静に客観的に判断できるようになるのです。流されない「軸」を発することができるのです。
さあ、いかがでしたか?スマートなビジネスライフをつくるためにも、ときには自分と向き合い、働き方の「軌道修正」をおこなう必要があります。成果を上げることに集中することも大切ですが、自分の本当の心の声に耳を傾けることも重要なのです。食事をするのも忘れるぐらい働き詰めになったり、休日もままならない生活をしたり――はたしてそれが「充実」と言えるのか?今こそ流される「いい人」を卒業し、しっかり自分の人生を生きて頂けたら幸いです。
潮凪 洋介先生からひとこと
会社員時代のことです。ビシっと意見を言わなければいけない時が何度かありました。上司ともぶつかり、呆れ顔をされたこともあります。どちらが正しいかったかは今でもわかりません。戦いの前にはいつもお腹いっぱい食べて臨んだものです。頭に糖分が回っていないと弁も立たなくなるので、腹ごしらえにはとくに気を遣いました。頭脳が息切れしないためにも常に間食は欠かせませんでしたね。
PROFILE
エッセイスト・講演家
「もういい人になるのはやめなさい(kadokawa)」がシリーズ20万部のペストセラーに。「男が大切にしたいと思う女性50のルール(三笠書房)」アマゾンドットコム2007年度上半期総合・文庫部門売上ランキング全国6位等、国内外で40冊の著書を出版。潮凪洋介の自由人生塾、エッセイスト・作家養成塾 潮凪道場の全国展開、全国の婚活の活性化を支援する社団法
人LCM協会を運営。株式会社ハートランド代表。
http://www.otsuka.co.jp/soy/sp/column/02/vol2.html?waad=T4CtQPlt