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シリア軍空爆、63人死亡
イスラム国拠点に最大規模
25日、シリア政府軍の空爆があったとされる同国ラッカで上がる黒煙(ロイター=共同)
【カイロ共同】シリア人権監視団(英国)によると、シリア政府軍は25日、過激派「イスラム国」が「首都」と位置付けるシリア北部ラッカを空爆し、少なくとも63人が死亡した。死者の多くは民間人という。政府軍によるラッカ攻撃としては最大規模とみられる。
空爆は計10回に及んだ。多数が負傷しており、死者は増える可能性があるという。監視団は、死者63人のうち、少なくとも36人が民間人と確認されたとしている。
政府軍はこれまで北部の中心都市アレッポなどで大規模な空爆を繰り返してきたが、ラッカを攻撃することは少なかった。(共同通信)
伊、ロ観光客に罰金290万円
コロッセオに文字彫る印刷用画面を開く
【ローマ共同】ANSA通信は25日までに、ローマにある世界遺産の円形闘技場遺跡コロッセオの壁に石で文字を彫っていたロシア人観光客の男(42)が22日、司法当局に罰金2万ユーロ(約290万円)の支払いを命じられたと報じた。
ANSAによると、男はコロッセオの壁に、とがった石を使って「K」の文字を彫っていたところ、警備当局に見つかり拘束された。文字は縦が約25センチの大きさだった。当局が把握しているところでは、同様の事案は今年に入り、これを含め5件以上起きているという。
コロッセオは国内有数の観光名所。イタリア文化省によると昨年は年間約560万人が訪れた。(共同通信)
【 2014年11月25日 10時25分 】
比、南沙で密漁中国人に有罪判決
漁師9人に罰金1200万円印刷用画面を開く
【マニラ共同】フィリピン西部パラワン島の裁判所は24日、中国と領有権を争う南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島でウミガメを密漁したとして、中国人の漁師9人に対し、それぞれ罰金約10万2千ドル(約1200万円)の有罪判決を言い渡した。
当局によると、9人はことし5月、フィリピンの排他的経済水域(EEZ)内にあるハーフムーン礁の近くで、絶滅危惧種のウミガメ約350匹を捕獲し、密漁や自然保護法違反の罪に問われた。デルロサリオ外相は24日、記者団に対し「違法行為が行われたので、法を執行したまでだ」と強調した。(共同通信)
【 2014年11月24日 18時45分 】
人身売買、被害者の3分の1子供
14年版国連報告印刷用画面を開く
【ウィーン共同】国連薬物犯罪事務所(UNODC)は24日、人身売買に関する2014年版の報告書を発表し、世界で10~12年(一部は13年分を含む)に確認された被害者のうち、18歳未満の子供が3分の1を占めたと明らかにした。また被害に遭った子供の3分の2、成人を含めた全体では70%が女性だった。
被害者は4万人を超え、124カ国で見つかった。出身地は152カ国以上に上った。報告書には各国の当局が確認した被害だけを記載しており、UNODCのフェドトフ事務局長は「現代の奴隷制度の規模がもっとひどいことは明らかだ。世界のどこにも安全な場所はない」と警告した。(共同通信)
【 2014年11月24日 18時50分 】
中国から指定薬物輸入容疑
100回?密売団に譲渡か印刷用画面を開く
中国から危険ドラッグの原料となる指定薬物を輸入したとして、警視庁組織犯罪対策5課は26日までに、薬事法違反(指定薬物輸入)の疑いで、東京都練馬区豊玉北、防水工関口智紀容疑者(28)を逮捕した。
警視庁によると、関口容疑者は、1~2年前から100回ぐらい中国からの荷物を受け取っていたとの情報があり、危険ドラッグの密売グループに指定薬物を渡していた疑いもあるという。
逮捕容疑は9月上旬、中国から指定薬物約1キロを成田空港に輸入した疑い。「研究用の溶剤と聞いており、指定薬物だとは思わなかった」と容疑を否認している。(共同通信)
滋賀信組に90億円公的資金投入 金融庁発表印刷用画面を開く
金融庁は19日、金融機能強化法に基づき、滋賀県信用組合(甲賀市)に90億円、釧路信用組合(北海道釧路市)に80億円の公的資金を投入すると発表した。計170億円の資本注入で財務基盤を強化し、地域経済の成長につながる中小企業向け融資を促す。
資本注入は信用組合の中央機関である全国信用協同組合連合会を通じて実施。
滋賀県信組の自己資本比率は、6・1%(2014年3月末時点)から16・4%(15年3月末の見通し)に上昇する。
【 2014年11月20日 15時00分 】
「瑞穂そば」過去最悪の凶作 京都、年内に在庫払底印刷用画面を開く
1株に数個の実しか付けず、霜が降りて枯れたソバ(京丹波町八田) 京都府京丹波町の瑞穂地域を中心に栽培されている「瑞穂そば」が例年にない凶作に見舞われている。原因は天候不順で、新そばを使うイベントは中止に追い込まれた。ソバで地域活性化を目指している住民は頭を抱えている。
収穫や販売を担う瑞穂農業公社によると、例年は8月に行う種まきが大雨や日照不足で9月上旬にずれ込んだ。その後も台風などの影響で成長が悪く、実が1株に数個しか付かなかった。
10月下旬から収穫が始まったが、11月中旬には霜が降りて枯れてしまった。収量は計2トン弱。不作だった昨年の半分にとどまり、1999年の栽培開始以来、面積当たりでは過去最悪という。
町商工会や同公社などは来月上旬に予定していた「瑞穂新そばまつり」の中止を決定。来年植える種を確保すると1トンほどしか残らず、新そばの在庫は年内に底をつく見込みという。
同公社は「年越しそばすら足りるかどうか。(来春開業予定の)道の駅『味夢の里』にも出荷できない」と話している。
【 2014年11月19日 09時20分