セカンドインパクトによる脳損傷の危険もあります。
羽生流血衝突が国際問題に 再発防止できるか
東スポWeb 11月11日(火)7時5分配信
世界に衝撃を与えた“ハニュウ・ケース”が国際議題になりそうだ。8日に行われたフィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第3戦・中国杯(上海)のフリー演技前の6分間練習で、中国の閻涵(エン・カン=18)と衝突して頭とあごを負傷したソチ五輪金メダリストの羽生結弦(19=ANA)が9日、成田空港に帰国した。精密検査を受けるため東京都内の病院に向かったが、大流血から強行出場という前代未聞の大アクシデントの波紋は広がるばかり。再発防止に向け、世界が見せる動きとは――。
激闘を終え、満身創痍で日本に降り立った羽生は車いすに座り、係員に押されて160人のファンの前に姿を現した。あごはマスクで隠れていたが「頑張って~」と声援を送るファンに何度も会釈。関係者が用意した車でそのまま都内の病院へ急行した。
前日のフリーの6分間練習中に閻と激しく衝突。頭とあごを強打し、流血しながら倒れた。しかし、本人の意志で強行出場。あご、頭にテーピング処置を施し、演技に臨んだ。ジャンプは冒頭の4回転トーループをはじめ、5回も転倒。それでも最後まで演技を続け、2位に入った。演技後にあごを7針、側頭部は医療用ホチキスで傷口を3か所留める緊急処置を受け、左足には軽い肉離れの症状も見られた。
棄権は確実と見られた羽生だったが、リンクに戻って渾身の演技を見せたことは、多くの人の感動を呼んだ。一方で、脳振とうを起こしていた可能性があり「周囲が止めるべきだった」と問題視する声も出た。
さらに、2010年バンクーバー五輪ペア銀メダルの?清 、?健組は、中国の短文投稿サイト「微博」に「またアップ中に衝突が起きた。ISU(国際スケート連盟)は人数を減らすことを考えるべきでは?」と投稿。リンクで6人が同時に滑る危険性を指摘した。日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長(58)も「男子は技術も上がり、6人では(リンクが)狭いと思ったことがある」と懸念を示していた。
今回は特に、選手が流血し、倒れたまま動かないという衝撃度。ふらつきながら係員に抱えられ、テーピング姿で必死に演技した羽生の映像、画像は世界に広まり、大きなインパクトを与えた。ISUに詳しいフィギュアスケート関係者は「今までも選手が衝突することはあったが、あそこまでのトラブルは珍しい。ISUや各国の連盟でも、今回の羽生の件を注視して問題解決へ議題にのぼるでしょう」とし“ハニュウ・ケース”が議論になるという。
ただし、今回はともにスピードに乗った状態で、後ろ向きから振り返りざまの衝突。しかも、お互いがちょうど死角同士という、めったに起こり得ない状況だった。「同時に6人という人数はよくよく考えられて出されたもの。簡単には人数を減らしましょう、とはならないのでは」(別のフィギュアスケート関係者)という声もある。
いずれにせよ、二度と起きてはいけない悲劇。関係者によると、羽生の精密検査の結果は10日にも発表される。異常がなければ28日開幕のNHK杯(大阪・なみはやドーム)に出場する。度重なる困難を、強い精神力で乗り越えたいところだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000000-tospoweb-spo&pos=5
羽生の衝突事故、連盟の対応にスポーツ界からも非難の声
AFP=時事 11月11日(火)10時19分配信
羽生の衝突事故、連盟の対応にスポーツ界からも非難の声
14-15フィギュアスケートグランプリシリーズ第3戦、中国杯、男子シングル・フリースケーティング。演技に臨む羽生結弦(2014年11月8日撮影)。
【AFP=時事】14-15フィギュアスケートグランプリ(GP)シリーズ第3戦、中国杯(ISU
Grand Prix of Figure Skating Cup of China 2014)の練習中に激しく衝突し、車いすで帰国したソチ冬季五輪金メダリストの羽生結弦(Yuzuru Hanyu)の事故について、日本スケート連盟(Japan
Skating Federation)の対応に非難の声が上がっている。
コフトゥン優勝も羽生と閻涵の衝突事故が影を落とす、中国杯
19歳の羽生は、練習でジャンプの体勢に入ろうとしていた際に、中国の閻涵(YanHan、ハン・ヤン)と衝突して頭部から流血したが、命取りになる危険も顧みず、自らの意思で氷上に戻った。
世界選手権覇者の羽生は、あごを数針縫い、頭部は医療用ホチキスで傷口をふさぐ必要があるほどのけがを負ったが、医師の許可を得ると、ブライアン・オーサー(Brian Orser)コーチに「今はヒーローになる時ではない」と警告されながらも、フリースケーティング(FS)に臨んだ。
羽生は2位という成績を残したものの、柔道の元日本代表である溝口紀子(Noriko Mizoguchi)氏は、同選手の滑走を許した連盟の判断を激しく非難した。羽生は10日に行われた検査の結果、頭部挫創などの診断を受けた。
柔道の五輪メダリストである溝口氏は、AFPに対し「日本スケート連盟の対応は無責任でした」と述べた。
「脳振とうの恐れがあり、セカンドインパクトによる脳損傷の危険もあります。羽生選手の意思を尊重したというのは下手な言い訳にすぎません。選手が死んでしまってもいいのでしょうか? ラグビーや柔道では、脳振とうの恐れがある場合は選手の安全が最優先です」
■死のリスク
日本スケート連盟はAFPに対し、羽生が脳振とうを起こしていなかった事実を確認していたと述べたが、溝口氏は、スケート連盟が賢明な対応をするべきだったと主張した。
溝口氏は、米国のバラク・オバマ(Barack Obama)大統領がホワイトハウスで脳振とうをテーマにした会議を主催したことを挙げ、「日本は、スポーツにおける脳振とうの問題について、世界から遅れを取っています。フィギュアスケートのように、相手と接触したり激しく戦ったりしない競技では、特にそうです」と述べた。
「フィギュアスケートは、ファンから花束やぬいぐるみが投げられるのを見ても分かる通り、ショービジネス化しています。羽生選手のコーチも、彼を演技させなければというプレッシャーを感じていたのでしょう。しかし、オバマ大統領が問題提起している気運の中で、日本スケート連盟が無関心でいられることは驚きです」
【翻訳編集】 AFPBB News
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141111-00000010-jij_afp-spo&pos=4
選手の健康管理に課題=羽生の激突負傷で-フィギュアスケート
フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ、中国杯男子フリーで頭にテーピングして演技する羽生結弦=8日、上海(AFP=時事)
【上海時事】フィギュアスケートのソチ五輪男子金メダリストの羽生結弦(ANA)が8日、上海でのグランプリ(GP)シリーズ、中国杯のフリー直前に頭部などを負傷しながら、2位に入った。強い精神力が称賛された一方で、選手の健康管理という点では課題も浮かび上がった。
羽生は6分間の直前練習中に中国選手と激突。しばらく起き上がれず、右側頭部や顎から出血した。棄権は不可避のように見えたが、本人が出場を強く主張。ブライアン・オーサー・コーチは「健康が最優先だったが、脳振とうの兆候はなかった」と説明した。9日の精密検査で脳に異常はなかったが、判断を誤っていれば、重大な事故につながる可能性もあった。
近年、スポーツ界では脳振とうなど頭部の負傷に対する意識が高まっている。ラグビーは対処に関する規則を設け、柔道でも正しい認識の周知に努める。国際サッカー連盟は9月、医師が診察するために試合を3分間中断する新規定を承認した。選手は本能的に競技続行を求めるため、状況によっては周囲による制止も必要になってくる。
羽生が事故に遭った直前練習では、リンクに6人がいた。今回のような強い激突はまれだが、過去にも練習で日本選手同士がぶつかり、本番に影響したケースもある。
日本スケート連盟の小林芳子フィギュア強化部長は「6分間の仕上がりが演技に影響するので、皆気持ちが高まっている。特に男子はスピードがあり、リンクが狭く感じることもある」。人数を減らすべきだとの意見もあるという。また今回、日本チームには医師が同行していなかった。フィギュア界も、事故の予防策を真剣に考える時にきている。(2014/11/10-17:20)
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201411/2014111000642&rel=&g=
羽生選手に「感動」するだけでよいのか? 誤ったスポーツ観が選手「生命」を奪う 脳震盪後、1日は安静に
内田良 | 名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
2014年11月9日 6時0分
羽生選手の姿に「感動」の問題点
この週末(11/8-9)、スポーツ医学の中核を担う「日本臨床スポーツ医学会」の学術集会が東京で開かれている。脳震盪(のうしんとう)に関する調査研究がいくつも発表され、日本のスポーツ界において、脳震盪への対応が喫緊の課題であることを感じさせてくれる。
まさにその最中に、羽生結弦選手の事故が起きた。それは端的にいうと、(脳震盪であったとすれば)その事後対応は、多くのスポーツドクターが目を疑う光景であったといってよい。
フィギュアスケートのGPシリーズ第3戦。羽生結弦選手は、フリー演技前の練習中に中国の選手と正面衝突し、顔面からリンクに倒れていった。羽生選手は、一度は起き上がろうとしたものの起き上がることができず、リンクに仰向けになった。脳震盪の症状があったのではないかと疑われる。
なお補足までに言っておくと、「脳震盪」とは、意識消失のみを指すわけではない。頭痛、吐き気、バランスが悪い、めまい、光や音に敏感など、その症状は多岐にわたる。このことさえ、一般にはまだよく知られていない。
話を戻そう。羽生選手は、倒れてから10分後には練習に復帰した。そして、さらに本番にも登場した。本番は転倒をくり返しながらも、幸いにしてなんとか演技を終えることができた。
さて、ここで最大の問題は、その姿を、マスコミや観客、視聴者は、「感動した」「涙が出た」とたたえたことである。
羽生選手側にもさまざまな事情はあっただろう。今回はそのことは置いておくとして、この事案から、脳震盪の怖さと日本のスポーツ文化のあり方について考える必要がある。
「魔法の水」の時代はもう終わった
「魔法の水」という言葉をご存じだろうか。ラグビーの試合中に選手が脳震盪で倒れたときに、ヤカンに入れた水(=魔法の水)を選手の顔にかける。選手は水の刺激で気を取り戻し、競技に復帰する。観客はそれを、拍手でもってたたえる。
いま、プロの公式戦でそのような姿をみることはなくなった。なぜなら、脳震盪の症状があらわれた場合には、試合を続行してはならないという考えがスポーツ医学の常識となったからである。「魔法の水」の時代は、もう終わったのである。
なぜ、試合を続行してはならないのか。
脳震盪について考えるときには、交通事故による脳震盪とスポーツによる脳震盪のちがいを認識するとよい。その決定的なちがいというのは、スポーツでは脳震盪を含む脳損傷が、「くり返される」可能性が高いということである。
交通事故をたびたび繰り返す人はそういないが、スポーツの脳損傷はくり返される。そしてそうした脳へのダメージのくり返しが、致命傷になりうることがこの数年、脳神経外科医の間ではもっとも重大な関心事となっている。
しかも恐ろしいのは、脳へのダメージがくり返されるときには、2回目以降の脳への衝撃がそれほど大きくなくても、致命傷になりうるというのである。字義どおりの、選手「生命」の危機である。
柔道事故からの教訓
脳へのダメージがくり返されることが致命傷となる。
その危機感を可視化させたのは、2009年頃から話題になった柔道による重大事故であった。柔道では学校管理下だけでも過去30年に118件の死亡事故が起きている。この数年を振り返ってみると,たとえば、2011年には名古屋市内で、柔道で投げられて頭部を打ち付けて,「頭が痛い」と言っていた高校1年の生徒が、数週間後にまた頭を打ち、そのまま頭痛を訴えながら,3回目の頭部の受傷により命を落とした。
また今年の3月には、沖縄県の町道場でも小学3年男児が同じような事故に遭った。男児は柔道の練習中に、頭が痛いと感じそれを指導者に訴えたものの、最終的には男児が練習を続ける意志をみせたため、練習を継続。その後男児は、意識を失い倒れる。急性硬膜下血腫を発症し,重大な後遺症が残る事態となってしまった。
このような事例は,まだまだある。これらは率直に、指導者が、くり返しの脳損傷に敏感であれば、明らかに「防げた事故」である。
脳震盪後、24時間は競技に復帰すべきではない
スポーツ時に脳震盪が生じたときには、それをくり返さないことがとても重要なことである。それゆえ、「競技復帰」には慎重を期すべきである。
脳震盪問題に早くから取り組んできたラグビー界は、この競技復帰のあり方について詳細な取り決めをおこなっている。日本ラグビーフットボール協会(JRFU)では、国際ラグビー評議会(IRB)の規定にならって、医師が状況を管理してくれる場合は「受傷後最低24時間」、医師により管理されない場合には「最低14日間」は競技に復帰すべきでない(=練習を再開すべきではない)という方針である。
この基準に照らし合わせると、仮に羽生選手が脳震盪であったとすれば、羽生選手は、医師の管理下にあったと考えられるため、それでも「受傷後最低24時間」は安静にすべきだったということになる。
羽生選手の側には、本番をこなさなければならない事情もあるだろう。ファンの声に応えたい気持ちもあっただろう。そのことは個別の問題として置いておくとしても、どうしても気がかりなことがある。それは、脳震盪に対する関心の低さと、脳震盪(の疑い)を乗り越える姿が美談化される日本のスポーツ文化である。日本のスポーツ文化は、根性で危機を乗り越える場面を、拍手でもってたたえる。そこには感動の涙が溢れている。
脳震盪の可能性が疑われるのであれば、どうか今回の出来事を機に、考え直してほしい。そうした「拍手」や「感動」は、選手の生命をむしろ危機に追いやる可能性があるのだということを。
※冒頭のシルエット画像は,「シルエットAC」より入手した。
内田良
名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授
学校での各種事故(スポーツ事故,組体操事故,転落事故,交通事故,自殺など)の事例を収集し,隠れた実態を明らかにすべく,研究をおこなっています。柔道事故の問題では,30年間で約120名の死亡があることを明らかにし,事故防止の必要性を訴えました。事故調査委員会の委員就任をはじめ個別事案との接点も多く,また啓発活動として教員研修等の場で各種事故の実態と防止策に関する情報を提供しています。専門は教育社会学。博士(教育学)。著書に『柔道事故』(河出書房新社),『「児童虐待」へのまなざし』(世界思想社,日本教育社会学会奨励賞受賞)。お問い合わせはこちら:dada(at)dadala.net
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羽生も香川も…スポーツ選手に多い脳震盪(しんとう)。怖いセカンドインパクト症候群とは?
Mocosuku Woman 11月10日(月)18時0分配信
フィギュアスケートの羽生結弦選手が脳震盪(しんとう)を起こしていたにもかかわらず、試合に強行出場したことが話題になっています。
演技終了後は顎を7針縫い、側頭部の傷口は医療用のホチキスでとめたということですが、心配されるのは目に見える傷よりも脳震盪です。ここでは見た目ではわからない脳震盪の怖さについてみてみます。
◆脳震盪(しんとう)とはどんな症状?
脳震盪とは、頭部への衝撃によって一時的な脳機能障害をもたらす症状のことをいいます。脳震盪ではほとんどのケースで、画像診断で出血や骨折などの異常が認められないといいます。
症状としては、頭痛やめまい、目のかすみ、耳鳴り、吐き気などがあります。これはすぐに意識を取り戻すことがあっても起こり得ます。症状が強ければ、記憶の消失、ろれつが回らない、呼吸や脈拍が乱れるといった症状が出ることもあります。
症状が軽い場合でも、数週間~数か月後に頭痛や意識障害、片麻痺などの症状を訴えることがあります。そこで病院を受診し、頭部CTを撮ったところ、慢性硬膜下出血と診断されたというケースもあり、注意が必要です。
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◆脳震盪で怖いのは「セカンドインパクト症候群(シンドローム)」
もうひとつ、脳震盪で怖いのは「セカンドインパクト症候群(シンドローム)」」です。これは、最初に脳震盪を起こしたあと、短期間のうちに2度めの衝撃を受けることにより、脳に重大な損傷を生じ、重篤な症状に陥ることです。脳に重い障害が残ったり、最悪の場合は死亡したりすることがあります。
今年8月26日、当時所属していたマンチェスター・ユナイテッドでの試合で、香川真司選手が脳震盪により途中交代したことを覚えている人はいるでしょうか。
その1か月半後となる10月10日には日本代表としてジャマイカと戦ったものの、試合後に脳震盪の症状を訴え、14日のブラジル戦への出場は見送られました。
こ
◆スポーツ界でも脳震盪防止に注力
スポーツ選手における脳震盪は決して珍しいものではありません。かつて脳震盪は「よくあること」と軽視されていましたが、ここ最近では死亡や重い後遺症につながることがあるとし、世界中から慎重な対応が求められています。
今年9月アメリカのAnalysis Research and Planning Corporationの発表で、元NFL選手はスポーツ時における脳震盪などの影響で脳障害を発端とする脳の病気の発症率が上がる、ということが明らかになりました。アルツハイマーや認知症、ALS(筋萎縮性側索硬化症)などの発症率が、一般人の約2倍であるといわれています。
現在のスポーツ医学では「脳震盪の可能性がある場合には試合や競技を中止する」というのが一般的な考えになっています。日本でも、日本サッカー協会が「Jリーグにおける脳振盪に対する指針」を策定、日本ラグビーフットボール協会においても「脳震盪ガイドライン」が設けられるなど、脳震盪防止策に取り組むスポーツ団体が増えてきています。
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◆誰にでも起こりうる脳震盪
ボクシング、ラグビーやアメフト、柔道など、いわゆる「コンタクトスポーツ」をやっている人、観戦するのが好きな人にとっては、脳震盪について敏感な人が多いかもしれません。
しかし、一般の人にとっても脳震盪は意外と身近な外傷です。スポーツをやっていてもいなくても、事故や転倒などで脳震盪は起こり得ます。
来月は忘年会などでお酒を飲む機会が増える人は多いと思います。飲酒による転倒も要注意です。もし脳震盪と思われる症状が起きたら、その程度が軽度であっても大丈夫だと自己判断せず、まずは脳神経外科を受診をすること。そして、その後の経過をしっかりと観察するよう心がけたいものです。
.MocosukuWoman編集部
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00010003-mocosuku-hlth&p=1