事実上、中国経済のバブルは崩壊
どんどんお金をプリントして銀行に配っている!!
事実上、中国経済のバブルは崩壊
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26年(2014)10月20日(月曜日)
通巻第4367号
人民銀行が12兆6000億円(7000億元)の資金を緊急に供給
ついに銀行の悲鳴が聞こえてきた。事実上、中国経済のバブルは崩壊
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中国人民銀行9月にも5000億元を5大国有銀行に供給した。
経済紙の分析では「金利の調整」などが目的と言われた。
同月のM2(通貨供給量)は12・9%もの増加だった。
つづいて10月17日、中堅の銀行数行に2000億元の資金供給を決めた。
これは「融資」のかたちを取って銀行の不良債権率を低く演出するための
措置で、要するに裏付けのない貸し出しだ。合計7000億元(邦価12兆6000
億円)。
穿った見方をすれば、倒産寸前の企業を助ける「つなぎ融資」を銀行にさ
せる。銀行へは短期融資のかたちをとりながら、次の増資までの時間を稼
がせる段取りだろう。増資は行程的に時間がかかる。
2012年に人民銀行がさかんに使った手段は「預金準備率」の引き下げだった。
0・5%さげると3兆円の資金を市場に供給できた。しかし、この方法も
2013年には余地がなくなり、使い切った。
2013年は1月から屡々短期市場に資金を供給した。
数回にわたる緊急融資で金利高を予防し、短期金利の急上昇を防ぎ、上海
株式指数の暴落を守る役目を果たしたが、この手も使えなくなった。短期
金利が一晩に18%とか、世界のバンカーが驚き、かつ警戒を始めたのは、
こういう手段を中国が臆面もなく行使したからだった。
他方、不動産価格が下落を続ければ銀行は不良債権が増大する関係とな
り、中国の借金体質は、じつにGDP比で251%(S&P社調べ)とあい
なった(もちろん日本より悪い)。
GDP成長率は明らかに鈍化しており、いやそもそも中国が発表している
GDPの数字は共産党幹部の誰も信用していないシロモノである。
電力消費、貨物取扱量など検証可能な数字から推測しても成長率は精々が
3~4%台であり、GDPは公表数字の9兆ドルより20%は低いと専門筋
ではみているようだ。
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読者の声 どくしゃのこえ READERS‘ OPINIONS 読者
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(読者の声1)貴誌通巻第4363号(読者の声4)への(宮崎正弘のコメン
ト)に「或る週刊誌によれば、中国からの売春婦の流入で日本でもいやな
性病が蔓延しはじめたとか。これも「人間爆弾」?」とありましたが、よ
り大きな問題は日本国内で接触型風俗営業を利用する中国人です。
彼らが、日本での旧来からの治療法の効果がほとんどない性病を拡散して
います。
私が考える最良の解決策は、接触型の風俗営業で顧客となるための許可証
を発行し、許可証を持っていない人間が顧客となりサービスの提供を受け
ることを違法とすることです。
許可証発行の条件は、性病の感染していないことと、サービス提供時に不
良行為がないことです。つまりサービス提供者がこの客はダメな客だとい
えば、許可証が無効になります。サービス提供者だけ性病のチェックをし
ても、性病の蔓延を防げません。
この制度を日本人にも外国人にも平等に適用するのです。
現状のようにサービスを提供する側だけの検査をしても、質の悪い顧客が
大量に押し寄せてくれば何の効果もありません。
非接触型の風俗営業の質の向上策は簡単です。客席を明るくすることで
す。自分が客として来ていることがわかるようになれば、より芸術性の高
いものを求めるのが任人間の本性です。
多分私は、どちらのサービスの顧客ともならないと思いますし、サービス
の提供者になろうとしてもお客がつきませんので、傍観者となるしかあり
ません。しかし日本国の将来、世界の未来のためには、上記の方策は絶大
なる効果があるとおもいます。(ST生、千葉)
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(読者の声2)「ラジオ日本」から番組のお知らせです。来る24日(金曜
日)お昼ですが、「マット安川のずばり勝負」に宮崎先生が生出演です。
番組は12;30-15:00ですが、宮崎さんの出演は12:50頃から13:57の予
定です。国際情勢を縦横無尽に斬ります。