イスラム国からのコバニ防衛、率いるのはクルド人女性
なんだかアラブの国のことはよくわからないけど、クルド人は同じ民族なのにいろんな国に分断されていてかわいそうな民族という印象がある。クルド族には、国を与えてあげたいが、わたしがそんなことを考えてもね~。クルド族は今、国ができるどころかイスラム国にやられて酷い目にあっているらしいじゃないの。
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イスラム国からのコバニ防衛、率いるのはクルド人女性
2014年10月13日 11:55 発信地:ベイルート/レバノン
【10月13日 AFP】シリア北部の町アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)への攻撃を続けるイスラム教スンニ派(Sunni)過激派組織「イスラム国(Islamic State、IS)」と戦うクルド人部隊は、
ある女性戦闘員によって率いられている──。非政府組織(NGO)・シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)と現地の活動家らが12日、AFPに明らかに
した。
同監視団のラミ・アブドル・ラーマン(Rami Abdel Rahman)代表によると「ナリン・アフリン(Narin Afrin)」のコードネームで知られる女性戦闘員マイッサ・アブド(Mayssa
Abdo)氏(40)が、男性戦闘員のマハムード・バルホーダン(Mahmud Barkhodan)氏と共に、クルド人民防衛部隊(Kurdish People's Protection Units、YPG)を率いているという。
左派寄り世俗主義のYPGは、イスラム国が先月16日にトルコと国境を接するコバニへの攻勢を始めて以来、コバニ防衛の戦いを続けている。シリア北部および北東部のクルド人自治区における事実上の軍隊組織である同部隊は、反体制派の民主連合党(PYD)の軍事部門でもある。
クルド兵士にはコードネームを使用する慣習があり、マイッサ氏の「ナリン・アフリン」は、コバニと同じくアレッポ(Aleppo)県内にある自身の誕生地アフリン(Afrin)からとったもの。
コバニのクルド人活動家、ムステファ・エブディ(Mustefa Ebdi)氏はマイッサ氏について「彼女を知る人は、教養があり聡明で冷静な女性だと言っている」と話す。
「兵士たちの精神状態に気をかけ、彼らが抱える問題にも気を配っている」
クルドでは女性部隊が戦闘に参加する伝統があり、隣国のトルコやイラクのクルド人部隊でも女性が大きな役割を担っている。(c)AFP
http://www.afpbb.com/articles/-/3028750
イスラム国、コバニ争奪戦で多数の犠牲
2014年10月20日 11:30 発信地:ムルシトピナル/トルコ
×シリア北部アインアルアラブ(Ain al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)から立ち上る煙。トルコのムルシトピナル(Mursitpinar)より(2014年10月19日撮影)。(c)AFP/BULENT KILIC
【10月20日 AFP】イスラム教スンニ派(Sunni)の過激派組織「イスラム国(Islamic
State、IS)」は19日、トルコと国境を接するシリア北部の町アインアルアラブ(Ain
al-Arab、クルド名:コバニ、Kobane)をめぐる戦闘で、大きな犠牲を被った。
米中央軍(US Central Command)によると、米軍主導の有志連合の戦闘機は18、19の両日にコバニ付近への空爆を11回実施し、トルコとの補給線の遮断を狙い新たな攻撃を仕掛けたイスラム国から町を防衛するクルド人部隊を支援した。
クルド当局者によると、1か月以上イスラム国の攻撃下にあるクルド人部隊は19日、激しい市街戦とイスラム国による少なくとも2件の自爆攻撃を切り抜けたが、前線は変わらないままだという。
一方のイスラム国側は、コバニで大きな損失を受けている。
非政府組織(NGO)「シリア人権監視団(Syrian Observatory for Human Rights)」によると、18日から19日朝にかけ計31人のイスラム国戦闘員が死亡した。
米中央軍によると、米主導の有志連合は、コバニ付近のイスラム国の陣地20か所、車両5台と、イスラム国が占拠した建物2棟を空爆。
シリア人権監視団によると、イスラム国の戦闘員15人が殺害された。
さらに地上戦ではイスラム国の戦闘員16人が死亡、クルド人部隊は7人が死亡したという。
また同監視団によると、コバニの東にあるイスラム国の支配下の町タルアブヤド(Tal
Abyad)の病院には、ここ4日間で少なくとも70人のイスラム国戦闘員の遺体が運び込まれた。
米軍は、コバニをめぐる戦闘で「期待の持てる」兆候が出ているとしつつも、コバニが陥落する恐れはまだ残っていると警告している。(c)AFP/Fulya
Ozerkanwith Sara Hussein in Beiruthttp://www.afpbb.com/articles/-/3029354