エボラ患者が日本に入ってきたらどうするの? | 日本のお姉さん

エボラ患者が日本に入ってきたらどうするの?

拡大するエボラ出血熱 公言できない医療関係者の本音
2014年10月16日 14時19分 提供:アメーバニュース/政治・社会
10月15日、アメリカ・テキサス州保健当局はダラスの病院でエボラ出血熱の患者を担当した医療スタッフが、エボラウイルスの陽性反応を示したと発表。この病院にはすでに看護師1人がエボラウイルスに感染しており、アメリカ国内で2人目の感染となる。
この病院には、アメリカ滞在中にエボラ出血熱が発症したリベリア人の患者が収容され、死亡している。今回発症した2人のアメリカ人はこの患者を担当していた。
ウイルス性の感染症において、もっとも危険なのが医療スタッフだ。都内に勤務する医師A氏は声をひそめて、こんな本音を口にしている。
ワクチンも特効薬もないうえに致死率が高いエボラ熱のような感染症は、本当にどうしようもない。はっきり言って、感染者を担当するのは怖い。できれば病院に来て欲しくない。でも、もちろんそんなことは言えないし、受け入れを拒否することもできない。とにかく最大限に注意を払って患者と接するしかないんですが、正直不安でたまらないです」
あくまでも極論だが、エボラ出血熱のような極めて危険な感染症の場合、「治療をしない」というのもひとつの手段だとA氏は話す。
「もし、誰か1人が感染したとしても、そのまま死に至っていれば、ウイルスもそこで死んでいたかもしれない。それを治療してしまったがために、医療スタッフを介して、人口の多い場所にウイルスが運ばれてしまう…。もちろん倫理的には問題はありますが、こう考えることができるのも事実です」
だからといって、感染者を見殺しにするわけにはいかない。医師A氏は続ける。
「もちろん、治療はしなくてはならない。でも、医療スタッフは、自分がウイルスの運び屋になる確率が極めて高いということをしっかり認識しておくべきであり、感染防止が万全でないのならば、患者と接触してはいけない。それは医療環境が整っていないアフリカの地域でも同じことです。何よりもまずスタッフが感染しない環境を作ることが大事です」
テキサス州保健当局は、エボラウイルス感染者の治療に関わった医療スタッフ76人を監視するとのことだ。
http://yukan-news.ameba.jp/20141016-27310/