エボラ熱、12月上旬には週最大1万人感染、致死率70%にも
エボラ出血熱、米国内で2人目感染か 看護師、発熱前日に航空機搭乗
産経新聞 10月16日(木)7時55分配信
【ワシントン=小雲規生】米テキサス州ダラスの病院でエボラ出血熱に感染して死亡したリベリア人男性からの二次感染への懸念が強まる中、同州保健局は15日、新たにリベリア人男性を担当した女性看護師がエボラ出血熱の予備検査に陽性反応を示したと発表した。米疾病対策センター(CDC)の検査で陽性が確認されれば、すでに感染が確認されている女性看護師、ニーナ・ファムさん(26)に続く2人目の感染者となる。
ロイター通信などによると、新たに陽性反応を示した女性看護師はアンバー・ビンソンさん(29)で、14日に発熱し、その直後に隔離されたという。しかし、CDCは15日、ビンソンさんが発熱する前の13日に国内線航空機に搭乗していたと発表した。同じ便の乗客132人の健康状態を調べるとしている。
一方、CDCは14日、米国内でエボラ出血熱の感染者が出た場合、数時間以内に病院に駆けつけて医療スタッフを支援する「エボラ出血熱対策チーム」を編成すると発表した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141016-00000106-san-n_ame
2014.10.15 09:24
エボラ熱、12月上旬には週最大1万人感染、致死率70%にも
【ベルリン=宮下日出男】西アフリカで猛威を振るっているエボラ出血熱について、世界保健機関(WHO、本部ジュネーブ)のエイルワード事務局長補は14日、新たな感染者の増加ペースがこれまでの1週間あたり1千人から、12月上旬には5千人~1万人になる恐れがあるとの見解を示し、さらなる感染拡大を警告した。
エイルワード氏は感染が深刻なリベリア、ギニア、シエラレオネの3カ国について、一部地域で感染者の減少がみられるが、人の往来の多い各国の首都での一段の感染拡大のほか、感染地域が広がっていることに強い懸念を示した。
エイルワード氏は8914人とした感染者数(疑い例含む)は週内に9千人に達すると指摘。死者が4447人で致死率は約50%だが、未申告の感染者も考慮すれば、実際は「70%」との見解も示した。
一方、WHOは同日、ナイジェリアとセネガルについては新たな感染者が出ていないことから、それぞれ17日と20日に終息を宣言できる可能性があると発表した。ナイジェリアのこれまでの感染者は20人で死者8人。セネガルは感染者が1人で死者は出ていない。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/141015/wor14101509240010-n1.html