エボラ患者の飼い犬を殺処分、助命の願い届かず スペイン | 日本のお姉さん

エボラ患者の飼い犬を殺処分、助命の願い届かず スペイン

エボラに感染したらペットまで殺されるってことですね。
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エボラ患者の飼い犬を殺処分、助命の願い届かず スペイン
CNN.co.jp 10月9日(木)15時31分配信
(CNN) スペイン・マドリードの保健当局は9日までに、同国でエボラ出血熱に感染した患者の飼い犬を殺処分したことを明らかにした。
殺処分されたのは、隔離された看護助手テレサ・ロメロ・ラモスさんの飼い犬「エクスカリバー」。保健当局によると、エボラに感染した疑いがあると判断し、鎮静剤を投与して安楽死させた。死骸は定められた手順に従って火葬される。
エクスカリバーを巡ってはインターネットなどで助命嘆願運動が行われ、署名運動サイトには約40万人の署名が寄せられた。嘆願書では「患者の夫と同じように、犬を隔離するのはずっと容易なはず」と訴え、ロメロさん夫妻に家族の一員を亡くすことを強要しないでほしいと呼びかけていた。
飼い主のロメロさんはマドリード市内の病院の看護助手で、エボラに感染した患者を看護していて発症し、同病院で隔離された。夫も観察対象となっているが、現時点で症状は出ていない。
世界保健機関(WHO)によると、アフリカではチンパンジーやゴリラ、コウモリ、サル、アンテロープ、ヤマアラシを通じてエボラに感染したという記録がある。
しかし犬がエボラの感染を媒介するかどうかについて確固とした結論は出ていない。米疾病対策センター(CDC)が2001~02年にエボラが流行したガボンで行った調査では、集団感染が起きた地域の犬の25%前後にウイルスの兆候が見つかった。しかし調査期間中に発症したり、エボラのために死んだりした犬はいなかった。
ただ、犬の排泄物やよだれが感染源となる恐れも指摘され、論文では「感染しながら発症していない犬が人間のエボラ流行を発生させる可能性はある」と記している。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141009-35054937-cnn-int
スペインのエボラ患者、防護服を脱ぐ際に感染か
CNN.co.jp 10月9日(木)12時57分配信
マドリード(CNN) アフリカ大陸以外で初のエボラ出血熱感染例が確認されたスペインで、治療を受けている看護助手は、エボラ出血熱の患者を治療して防護服を脱ぐ際に感染した可能性があることが9日までに分かった。
地元メディアの報道によれば、エボラ熱に感染したのはテレサ・ロメロ・ラモスさん。ロメロさんは看護助手で、西アフリカでこの夏、エボラ熱に感染して帰国した宣教師ら2人の治療にかかわっていた。宣教師はその後死亡している。
ロメロさんの治療にあたっている医師によれば、ロメロさんは防護服もしくは手袋を脱ぐ際に、それらが自身の顔に直接触れてしまった可能性があるという。
地元紙との電話インタビューでロメロさんは、必要な手順を守っていたのでまさか自分が感染するとは思ってもみなかったと語っている。
スペイン当局は、西アフリカでエボラ熱に感染した宣教師らの治療では、感染を防ぐための適切な手順がすべて守られていたとしている。だが欧州連合(EU)は、ロメロさんがどのように感染したがの説明をスペイン側に求めている。
マドリードの保健当局はCNNに対し、ロメロさんが飼っていた犬を殺処分する意向を明らかにした。
米疾病対策センター(CDC)によれば、犬は発症しないもののウイルスの感染源になる可能性があるとの研究結果があるという。ただし、現時点で犬経由の感染が確認されたケースはない。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141009-35054926-cnn-int&pos=1
エボラ出血熱、日本発“特効薬”への期待
WHOの最新方針は肩透かし
堀越 千代 :週刊東洋経済編集部 記者
2014年09月11日
「エボラ出血熱、日本発“特効薬”への期待 WHOの最新方針は肩透かし | 週刊東洋経済 - 東洋経済オンライン」をはてなブックマークに追加
臨床試験中の2種類のワクチンが投与されるのは今年11月以降になりそうだ(写真はイメージです)
西アフリカを中心に広がるエボラ出血熱による死者が、2000人を超えた。感染拡大に歯止めがかかる気配もなく、封じ込め策も後手に回っている。
エボラ出血熱には現在のところ、有効な治療薬がない。だが、まだ開発段階にある新薬の中で、"特効薬"候補として注目されているものが2つある。米国で開発された「ZMapp」と、富士フイルムホールディングス傘下の富山化学工業が開発した抗インフルエンザ薬「ファビピラビル(製品名アビガン)」だ。
このうちZMappは、8月上旬にエボラ感染者に投与され、いったんは回復が見られたものの結果的には死亡してしまったという経緯がある。ファビピラビルはまだヒトに投与されたことはないものの、その有効性が数々の論文で指摘されている。
ただ、日本発の“エボラ特効薬”が生まれるまでには、まだ時間も要しそうだ。世界保健機関(WHO)の専門家会議は9月5日、未承認薬の投与についての具体的な指針を示した
。要旨は以下の通りだ。
1.エボラ出血熱に感染した後に回復した人の血液や血清を用いた治療法を優先的に考慮する
2.臨床試験中の2つのワクチンについて、安全性が確認され次第、感染国の医療関係者等に優先的に投与する
3.そのほかの開発段階にある治療薬については、有効性や安全性のデータがそろい次第、検討する
ファビピラビルはどうなる?
専門家会議後に開かれた会見で、ある記者は、「中国で開発されたJK-05という新薬は臨床試験も完了しているようだが、これについてWHOは議論をしたのか」と質問した。JK-05とは、9月1日付の中国紙『人民網』が、中国軍事医学科学院の微生物流行病研究所が5年かけて開発し、中国人民解放軍の審査に合格し軍隊特需薬品として認められたと報じているものだ。
この質問に対し、WHOのキーニー事務局長補は、「その薬剤は日本のT-705、ファビピラビルと同じ分子である。ファビピラビルについては議論を重ねた」と答えた。その上で、「ファビピラビルは確かに有望な新薬だ。ただし、培養されたエボラ出血熱ウイルスにおける有効性が、試験管内で示されただけである。投与の優先度を考えうるに足りるデータがそろい次第すぐに検討する」とも話した。
日本政府はこれまで「WHOからの要請や一定の条件を満たせば、ファビピラビルを提供する」と意気込んでいたが、供給要請はもう少し先になりそうだ。富山化学工業は「現在、2万人分以上の在庫があり、エボラ出血熱の現在の患者数に対しては十分な量がある。ただ、今後もどのような治験データが必要になるのかなど当局と話し合いを続けていく」と話す。
一方、ZMappについてはどうか。キーニー事務局長補はこちらについても「8月に実験的に投与されたことで有望であることが示唆されはしたが、効果があるのかないのかを結論づける十分な経験がまだない。ほかの開発段階にある新薬と同様、データが揃い次第、早急に検討する」とした。
血液治療の効果は?
今回の会議で最優先治療に据えられた血液治療とはいったいどのようなものなのか。感染国には、エボラ出血熱に感染したものの生き延びて回復した人も数多くいる。こうした人たちの血液には抗体が含まれているため、輸血を受けたり血清を投与したりすることで、エボラ出血熱の治療に使えるというわけだ。1995年にコンゴ共和国のキクウィトでエボラ出血熱が流行した際にも使用され、効果があったという。
この治療法が最優先とされたのは、今すぐに感染国内で実施できるためだ。会議に参加したナイジェリアのウイルス学者は「ワクチンや新薬の臨床試験結果が出るまでにはまだ時間がかかる。が、それまで待っていられない」と強調した。
2つのワクチンについては、9月半ばから欧米やアフリカの医療機関で安全性についての臨床試験が開始され、結果が出るのは今年(2014年)11月とされている。新薬のデータが出そろうのはさらに先の話。感染封じ込めに緊急性を要するという点で、最も有効な手段と判断されたわけだ。
現地で活動する国境なき医師団のジョアンヌ・リュー会長は、「史上最悪の流行に突入して6カ月。エボラ出血熱の封じ込めに世界は敗れつつある」と話したが、今回の会見でキーニー事務局長補は「私たちは『もはや希望がない』という思いを改め、現実的な希望を見出していかなければならない」と宣言した。感染拡大に歯止めをかけられるか。ウイルスとの戦いは続く。
http://toyokeizai.net/articles/-/47687
エボラ出血熱 富山の治療薬を患者に投与
< 2014年9月27日 12:25 >
 世界保健機関の発表で死者が3000人を超えたとされる西アフリカで感染が拡大するエボラ出血熱。こうした中、富士フイルムはグループ企業の「富山化学工業」が開発した治療薬が、エボラ出血熱の患者に初めて投与されたと発表した。
 富士フイルムによると、この治療薬は富山市のグル―プ企業・富山化学工業が開発し、今年3月にインフルエンザ治療薬として国内で承認された「ファビピラビル」。今回、投与されたのは、リベリアで活動中にエボラウイルスへの感染が分かったフランス人の女性看護師。富士フイルムがフランス政府機関から提供の要請を受け、日本政府との協議の上で応じたもので、患者がフランスの病院に移った後、今月19日にほかの治療薬とともにファビピラビルを使った治療が始まったという。
 ファビピラビルはエボラ出血熱の治療薬としては承認されていないが、マウス実験でエボラウイルスに対しても治療の効果がみられたという論文もあり、ほかの国の医療機関からも提供要請が寄せられているという。富士フイルムと富山化学工業は、「引き続き、各機関などと連携し、エボラ出血熱患者の治療に活用する可能性について検討する」としている。
エボラ出血熱 日本の薬投与の患者回復 NHKニュース
フランス政府は4日、エボラ出血熱の患者として初めて日本企業が開発した薬を投与されていたフランス人の女性が回復し、退院したと発表しました。