緊張であがってしまって実力が出せなかったんですね。
錦織、会見で敗因分析…初の重圧「試合に入り込めなかった」
スポニチアネックス 9月9日(火)10時0分配信
◇テニス全米オープン最終日(2014年9月8日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
【写真】チリッチの横で、悔しそうな表情の錦織
チリッチにストレートで敗れ、日本選手の4大大会シングルス初優勝を逃した錦織。試合後の会見では「ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった」などと、冷静に敗因を自己分析した。
過去の対戦成績は5勝2敗。チリッチに対して自信を持っていたのが、逆にあだとなった。「勝てるというのが少し見えたのがよくなかった。勝たなきゃいけないというプレッシャーがあった」と錦織。「(試合中)ずっと迷走しいている感じだった。全く先が見えなかった。正直、フェデラーの方がやりやすかったかもしれない」と、最後までペースがつかめないまま終わったことを悔やんだ。
体調面でも万全ではなく「決勝まで胸が苦しく、寝付けなかった。これが当然、としていかないといけない」と、初の決勝進出の重圧がいかに大変なものかを身を持って知ったようだった。
それでも挑戦はは続く。「簡単には言えないが、また決勝へ戻って来たい。優勝を目指してやっていきたい」と力強く話した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140909-00000086-spnannex-spo
錦織に夢託したチャン・コーチ「そんなに簡単なものではない」
テニス全米オープン最終日 (9月8日 ニューヨーク ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター)
錦織が今季から師事する元全仏王者のマイケル・チャン・コーチ(42)は、決勝戦を振り返り「厳しい試合だった。最初のグランドスラムのタイトルを懸けた試合はそんなに簡単なものではないということ」と、ファイナルに勝つことの難しさを口にした。
チャン・コーチ自身も96年の全米で準優勝。錦織に果たせなかった夢を託したが、その日は来年以降に持ち越された。「この敗戦から学んで、次回はもっといい結果を出したい」とすでに視線を移していた。
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/09/09/kiji/K20140909008899840.html
海外メディア、錦織を評価 「夢の決勝ではなかった」の声も…
日本人選手としてテニスの四大大会男子シングルス初制覇を目指した錦織圭選手は8日、全米オープン決勝で敗れた。だが米メディアは、プロ選手としては小柄な錦織選手の健闘を評価。大会前ランキングで10位圏外の選手同士による優勝争いで「ビッグ4時代に終止符」(ニューヨーク・タイムズ紙)との受け止め方が広がった。
AP通信は、錦織選手がクロアチアのチリッチ選手との約20センチの身長差を「驚くべきリターンとスピード、反射神経」で懸命に補ったと称賛した。錦織選手の使うメーカーのラケットやウエアが日本で大人気になっていることや、決勝を独占生中継したWOWOWの契約急増など、日本の盛り上がりも報じた。
準決勝で敗退したセルビアのジョコビッチ選手やスイスのフェデラー選手に、スペインのナダル、英国のマリー両選手を加えた「ビッグ4」のいずれもが決勝に残れなかった四大大会は、2005年の全豪オープン以来。英BBC放送は「約10年ぶりに見るテニスの決勝」と関心を示した。
ただニューヨーク・タイムズによると、米国で大会の中継を長く続けてきたCBSテレビは今年限りで契約を打ち切る。ビッグ4のいない決勝は派手さを欠いた面もあり、識者は「(CBSにとっては)夢の決勝ではなかった」と語った。(共同)
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/09/09/kiji/K20140909008900200.html
錦織、悔しさと手応え…チャンスも「ずっと迷走している感じ」
錦織は悔しさをにじませながら、快挙に手応えも得たようだった。
――敗因は。
「チリッチは何回も勝っている相手。勝てるというのが見えたのも、集中できなかった理由の一つ。ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった。(4大大会で勝つ)チャンスだったので、逃したのは悔しい」
――プレー内容は。
「(体が)なかなか速い動きについてこなかった。最後まで感覚がつかめないまま終わってしまった。ずっと迷走している感じ」
――世界のトップに近づいた大会だった。
「一番自信になるのはワウリンカやジョコビッチに競り勝つことができたこと。強い相手にしっかり勝ちきることができた。攻撃的な、理想とするプレーになってきている」
――体力面が向上した。
「準決勝や決勝は夢の世界だった。自分がどれだけ(体を)つくれば(準決勝や決勝に)行けるのかと思っていたところに(体力面で)到達した」
――今後の目標は。
「簡単には言えないけど、また決勝に戻ってきたい。やはりグランドスラムで活躍することが目標。また優勝を目指してやりたい」(共同)
[ 2014年9月9日 10:41 ]
http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/09/09/kiji/K20140909008900300.html