梅は不妊に効果的?=成分が卵子老化防ぐ―和歌山の産科など
梅は不妊に効果的?=成分が卵子老化防ぐ―和歌山の産科など
2014.08.28 19:35 記者 : 時事通信社
梅に含まれる成分は女性の不妊治療に効果がある可能性が高いと、和歌山市の産婦人科病院と和歌山県立医科大が28日、発表した。
難治性の不妊症患者19人に梅酢を飲んでもらった上で体外受精を行ったところ、11人が妊娠したという。
卵子を包む膜が良質な卵子の形成に重要な役割を果たすが、梅に含まれる「3,4―DHBA」という成分は、この膜の細胞を加齢による酸化から防ぐという。
宇都宮智子病院長らの研究グループは、過去に高度な治療を受けても妊娠できなかった29?43歳の女性19人に、塩分を抜いて濃縮した梅酢を朝晩それぞれ6ミリリットルずつ2カ月間飲んでもらった。
その後、体外受精を実施したところ、高い確率で妊娠に結び付いた。
宇都宮院長によると、晩婚化などの影響で卵巣や卵子の老化が不妊治療の障害となっており、同院長は「梅は薬ではなく、抵抗なく摂取できる。
悩んでいる多くの人に効果を知ってほしい」と話している。
[時事通信社]
塩分を抜いて濃縮した梅酢の中の乳酸菌やなにかが、細胞を初期化または活性化させているのではないのか。