集団内に個性の多様性を許容し保持し続けることが、リスクを分散し、集団の繁栄につながる
クリスチャンなので、進化論は信じていないから、その辺の記事は納得していないけど、
メスの多様性が、オスのセクハラを少なくし、それが生物種の繁栄をもたらすというのは分かる気がする。
メスの多様性が、オスのセクハラを少なくし、それが生物種の繁栄をもたらすというのは分かる気がする。
オスがセクハラをすればするほど、メスの中にオスを嫌うメスが増えるし、オスのセクハラのせいで体や心(虫に心があればの話だが)が 壊れて繁殖がしにくくなる。つまり、子孫が増えない。
って、いうことですね、たぶん。
いろんなメスがいることがオスを混乱させ、効率的にメスを探せず、メスへのセクハラのリスクが減る。
メスがみんな同じ色や形をしていたら、オスがセクハラしやすい環境になってしまうということ。
オスが同じようなメスの集団に迷いなく突進して手当たり次第にセクハラをしだすと、子孫が産まれにくくなる。
オスが迷いながらメスを探している状態がいいらしい。
「集団内に個性の多様性を許容し保持し続けることが、リスクを分散し、集団の繁栄につながる。」
虫だけではなくて、ヒトにも同じ原理が働いているのではないか。
もしかして、個性豊かな女性が揃っている国では、セクハラの割合が減って、ちゃんとした結婚が増えて子供が産まれやすい?
日本では、個性豊かな女性が少なく、みんな一律なのでセクハラを受ける女性が多くて心と体が壊れた女性が多く、幸せな結婚もしていなくて、子供もあまり生まれない?そんなことないよね~。セクハラを受ける女が多いのは、韓国にいる女たちや、アフリカの女たちだ。日本ではない。
とにかく、多様性があるということは、いいことだという話は聞いている。
何か、災害が会ったとき、病気が蔓延したときに、いろんなDNAを持っている人たちの中から、生き残れる人々が必ず出るから。
DNAの話ではなくて、いろんなタイプの女性がいることが、弱い女性をセクハラから守ることができるという話ですよね。
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多様性とセクハラ軽減が種の繁栄の鍵
サイエンスポータル
July 27, 2014
生物は多様である。メスの多様性とオスのセクハラの軽減が生物種の繁栄にとって鍵を握ることがわかった。アオモンイトトンボのメスの色彩多様性が集団の繁栄の程度(増殖率や密度、安定性など)を高める傾向があることを、東北大学大学院生命科学研究科の高橋佑磨(たかはしゆうま)助教と河田雅圭(かわたまさかど)教授らが野外での観察と実験、数理モデルで検証した。
生物を繁栄させるのには、見た目の多様性と、それに関連したセクハラの抑制が重要であることを裏付ける研究として、進化や生態学の教科書に載るような新発見といえる。東邦大学大学院生の香川幸太郎氏と、スウェーデンのルンド大学のエリック・スベンソン教授との共同研究で、7月18日の英オンライン科学誌「Nature Communications」に発表した。
アオモンイトトンボは体長3~4センチとやや小型のごくありふれたトンボで、5~6月に本州以南に出現する。そのメスには、体の色彩が青色のオス型と茶色のメス型がある。研究グループが野外で観測したところ、メスの両方の色彩型が半々に混在して多様性が高いほどオスが混乱して、効率的にメスを探索できず、メスへのセクハラのリスクが低下することを見いだした。この結果は数理モデルによる予測とよく一致した。
さらに、野外にテントのような大きな虫かごを設置して、メスの体の色に関してオス型とメス型の比率を人為的に変えて実験したところ、メスの多様性を高めた集団ほど、繁殖力が上がることを実証した。一連の観察や数理的分析、実験は、集団内に個性の多様性を許容し保持し続けることが、リスクを分散し、集団の繁栄につながる可能性を示した。
研究グループの高橋佑磨さんは「5年間、沖縄から宮城県まで全国を回り、スウェーデンまで出かけて、苦労して野外調査や実験を積み重ねた。昆虫の世界の話だが、ヒトを含む動物の繁殖にも同じ原理が働いているのではないか。『多様さが生物を繁栄させる』という視点は重要で、多様性生物学の研究や、生物の保全対策に生かしてほしい」と提言している。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=00020140725004