つづき
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鰻は夏ではなく冬が美味なのだ
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渡部 亮次郎
土用の丑の日や夏バテ予防に食べられるが実際はウナギの旬は冬で、秋か
ら春に比べても夏のものは味が落ちる。「夏バテ防止の為に土用の丑の日
に鰻を食べる」風習は、夏場の売り上げ不振に悩んだ鰻屋に請われて、平
賀源内が考案した広告コピーが基との説がある。
しかし夏バテを防ぐためにウナギを食べる習慣は、日本では大変古く、万
葉集にまでその痕跡をさかのぼる。すると源内が言い出すまで、夏バテ
云々は廃れていたのかもしれない。
うなぎは高タンパクで消化もよく、日本料理の食材としても重要で、鰻屋
と呼ばれるウナギ料理の専門店も多い。
皮に生息地の水の臭いやエサの臭いが残っているため、天然、養殖を問わ
ずきれいな水に1日~2日いれて、臭みを抜いたものを料理する(泥抜き・
臭み抜きと呼ばれる)。
1970年代、大阪勤務の頃は昼飯時、上ニ(上本町2丁目)にあった小さな
うなぎ屋に入り、割いて焼く筋を見ながら堪能した。東京のように蒸さな
いので脂が多く、美味しかった。
近畿地方ではウナギのことを「マムシ」と呼ぶが、これはヘビのマムシと
は関係なく、鰻飯(まんめし)が『まむし』と訛り、それが材料のウナギ
に転用されたものである。
他に、関西での調理法(正確には浜松以西)の特色である、蒸さずに蒲焼
にして、飯の上に乗せた上に更に飯を乗せて蒸らす「飯蒸し」(ままむ
し)から来たという説、飯の上にウナギやたれをまぶすものとして「まぶ
し」が転じたとの説もある。
また、ウナギという名前については鵜飼の時に、鵜が飲み込むのに難儀す
ることから鵜難儀(ウナギ)となったという江戸の小噺がある。
徳川家康の時代に江戸を開発した際、干拓によって多くの泥炭湿地が出
来、そこに鰻が住み着くようになったため鰻は労働者の食べ物となった
が、当時は蒲焼の文字通り、蒲の穂のようにぶつ切りにした鰻を串に刺し
て焼いただけ、という食べ方で、雑魚扱いだった。
鰻が現在のような形で一般に食べられるようになったのは江戸後期から
で、特に蒲焼は江戸発祥の料理であることから、江戸の代表的食物とされる。
蕎麦ほど徹底した美学はないものの、「鰻屋でせかすのは野暮」(注文が
あってから一つひとつ裂いて焼くために時間がかかる)、「蒲焼が出てく
るまでは新香で酒を飲む」(白焼きなどを取って間をつなぐのは邪道。し
たがって鰻屋は新香に気をつかうものとされた)など、江戸っ子にとって
は一家言ある食べものである。
うなぎは日本全国に分布するが、日本以外にも朝鮮半島からベトナムまで
東アジアに広く分布する。成魚が生息するのは川の中流から下流、河口、
湖などだが、内湾にも生息している。
濡れていれば切り立った絶壁でも体をくねらせて這い登るため、「うなぎ
のぼり」という比喩の語源となっている。
細長い体を隠すことができる砂の中や岩の割れ目などを好み、日中はそこ
に潜んでじっとしている。夜行性で、夜になると餌を求めて活発に動き出
し、甲殻類や水生昆虫、カエル、小魚などいろいろな小動物を捕食する。
従来ウナギの産卵場所はフィリピン海溝付近の海域とされたが、外洋域の
深海ということもあり長年にわたる謎であった。
火野葦平の小説に産卵場所を求めて主人公と恋人が南海に泳いで行く作品
があった。昭和20年代に、確か毎日新聞に連載された。その当時は産卵場
所は分からなかった。
しかし2006年2月、東京大学海洋研究所の塚本勝巳教授が、ニホンウナギ
の産卵場所がグアム島沖のスルガ海山付近であることをほぼ突き止めた。
冬に産卵するという従来の説も誤りで、現在は6~7月の新月の日に一斉に
産卵するという説が有力である。
うなぎの人工孵化は1973年に北海道大学において初めて成功し、2003年に
は三重県の水産総合研究センター養殖研究所が完全養殖に世界で初めて成
功したと発表した。
しかし人工孵化と孵化直後養殖技術はいまだ莫大な費用がかかり成功率も
低いため研究中で、養殖種苗となるシラスウナギを海岸で捕獲し、成魚に
なるまで養殖する方法しか商業的には実現していない。
自然界における個体数の減少、稚魚の減少にも直接つながっており、養殖
産業自身も打撃を受けつつある。
2007年EUがヨーロッパウナギの絶滅が危惧(きぐ)されシラスウナギの輸
出規制する方針を発表しワシントン条約締約国会議でEU案が可決、規制が
確定した。
これにより中国経由の輸出規制が始まる。また、台湾も日本への過大な輸
出に対して現地の養殖業者などが輸出規制を要望している。
日本側も国産シラスウナギで成り立っている業者と輸入物に頼る業者の対
立があり一致した意見表明ができない状況になっている。その為、全般的
にうなぎ価格の高騰は避けられないとされる。
2007年6月29日、アメリカのFDAは中国産のうなぎ、えび、なまずの1/4に
発ガン物質が検出されたとして輸入方法を変更した。今までは検査なく輸
入可能であったが、第三者機関の証明書の添付を義務付けた。
中国政府は自国の検査証明書で通関可能とするよう交渉中である。検出さ
れた物質のうちニトロフランとマラカイトグリーンは動物実験で発ガン性
が確認され、中国でも魚介類への使用が禁止されている物質であった。
マラカイトグリーンは以前に中国産のうなぎから日本でも検出されたこと
がある。うなぎの日本国内消費量10万トンのうち6万トンは中国産であ
り、これをきっかけに日本国内でのうなぎの売れ行きは激減した。
出典:「ウィキペディア」
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話 の 福 袋
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◎日本が常任理事国拡大を再提案へ、中国で反発の声「日本の野望を阻
止しろ」「支持する国とは断交だ!」 @Record China
2014年7月25日(金)12時20分
3日、日本が常任理事国拡大に向けての安保理改革を提案する方針だと伝
えられると、中国版ツイッターにはコメントが相次いだ。
2014年7月23日、安倍首相は8月のブラジル訪問で、同国のルセフ大統領と
ともに国連安全保障理事会の常任理事国を拡大する安保理改革を提案する
方針だ。両国はドイツ、インドを加えた4カ国グループ(G4)主導で、常
任理事国を11カ国に拡大する安保理改革案を来年中に国連に提出する。4
カ国主導での改革案提出は05年以来となる。
このニュースが中国でも伝えられると、中国版ツイッター・微博(ウェイ
ボー)にはコメントが相次いだ。
「無理だね」
「日本は米国と肩を並べる夢をまだ見てるの?」
「日本の夢はかなわない」
「ロシアを外して、ドイツを入れれば?」「ロシアみたいなならず者国家
は常任理事国に要らない」「どんなに頑張っても、敗戦国はダメだね」
「日本を支持する国とは国交断絶すべし!」「日本の陰謀を阻止せよ!」
「犬は永遠に犬だから」「日本にはその資格があると思う」「日本はきっ
と成功する」
(翻訳・編集/本郷)(情報採録:濱田 實)
◎<運営権売却>関西国際空港と大阪空港 2兆2000億円
太田昭宏国土交通相は25日の閣議後会見で、関西国際空港と大阪(伊丹)
空港の運営権売却(コンセッション)に向けた入札条件などを定めた「実
施方針」を同日付で承認したと表明した。法律で定められた手続きで、今
後実施方針に従って進められる入札を経て決まった企業連合に対して、両
空港の運営権が2016年1月にも移行する。
太田国交相は会見で「この件は成長戦略の重要施策で、コンセッションの
中でも世界的に注目される大型案件だ」と述べた。
運営権の売却期間は45年で、企業連合が支払う運営権の対価は、45年均等
払いの場合は年490億円、総額で2兆2000億円になる。うち金利分1兆
3000億円を除いた現在価値は9000億円となる。現在の両空港は、国の完全
子会社の新関西国際空港会社が運営している。
国は先月閣議決定した成長戦略改定版で、空港や道路などの運営権売却
の事業規模を16年度末までに2兆~3兆円とする目標を掲げており、関
空・伊丹は先行事例となる。
売却益で得た資金を施設の建設にかかった費用に充当できるほか、民間ノ
ウハウを活用して、効率化を図る狙いもある。民間の資金需要が創出され
ることにもなり、メガバンクなど大手金融機関も注目している。
大阪湾の沖合を埋め立てて1994年に開港した関空は、残った多額の負
債の金利負担が重く、空港経営は不安定になっていた。そこで国交省は、
国内線のドル箱路線を抱える大阪空港と関空を統合させ、効率化を進める
とともに、英国の空港などで実績があった運営権売却を活用し、負債の返
済を進める方針を決定。両空港は2012年に経営統合し、新たに設立された
新関空会社は運営権売却に向け準備を進めていた。
毎日新聞 7月25日(金)13時1分配信
◎朴大統領の思い伝わる会談~舛添都知事
25日午前、訪問先の韓国・ソウルで朴槿恵大統領と会談した東京都の舛添
知事は、「有意義な議論ができた」と振り返った。
舛添知事「韓国国民も日本国民も、圧倒的多数が両国関係を良くしたいん
だという思いを持っているんだと、非常に日韓関係を前向きに進めたいと
いう、そういう朴槿恵大統領の気持ちがひしひしと伝わる会談だった」
また舛添知事は、朴大統領の考えは安倍首相に伝えたいと話した。
日本テレビ系(NNN) 7月25日(金)15時47分配信
◎国家公務員の10%、配置転換・削減…閣議決定
政府は25日午前の閣議で、2015年度からの5年間で、国家公務員の定員約
30万人の10%を配置転換・削減する方針を閣議決定した。
自衛官や裁判官などを除く一般行政職が対象となる。
情報通信技術を活用した業務効率化などによって定員を毎年2%以上、配
転・削減する目標を掲げた。省庁ごとの数値目標は、内閣人事局が決める。
配転・削減により浮いた分の定員は、地方活性化や女性活用など、政府が
最優先と位置づけている分野に集中させる。総人件費を抑えるため、純減
数も一定程度、確保する。読売新聞 7月25日(金)12時47分配信
◎岐阜・多治見で39度超=今夏最高、熱中症警戒―気象庁
日本列島は25日、今夏で最も厳しい暑さとなった。気象庁によると、午後
1時40分に岐阜県多治見市で39.1度を観測し、群馬県館林市で11日に観測
した38.0度を抜いて全国で今夏最高となった。気象庁は、熱中症に警戒
を呼び掛けている。
25日午後1時の時点で、35度以上の猛暑日となった所は114地点、30度以上
の真夏日は658地点で、いずれも今夏最多。東京都心の大手町でも午後1時
29分に35.4度となり、今年初の猛暑日となった。
時事通信 7月25日(金)13時16分配信
◎女児虐待死 最高裁判決 直感的評議、戒める 求刑超え一定の歯止め
「量刑は直感によって決めれば良いのではない」-。女児への傷害致死罪
に問われた両親の上告審で、求刑の1・5倍の懲役15年とした裁判員裁
判の結論を破棄した24日の最高裁判決。裁判長を務めた白木勇裁判官は補
足意見で、評議の前提として量刑傾向の意義を裁判員に理解してもらう重
要性を指摘し、「直感的」評議を戒めた。裁判員の「求刑超え」判決が増
える中、厳罰化への一定の歯止めともなりそうだ。
◆「見直し当然」
「1審の判決は感情的なものだとしか思えなかった。法律家としては見
直されて当然だと思う」
判決後、岸本美杏被告(32)の弁護人は、量刑を懲役15年から同8年に減
刑した最高裁の判断をこう評価。別の弁護人も「市民感覚が反映されるの
は想定の範囲内だが、量刑判断にあたって何の基準もないわけではない」
と話した。
裁判員らは評議で(1)被告が有罪か無罪か(事実認定)(2)有罪の
場合、どのような刑にするか(量刑判断)-について話し合う。
事実認定では、最高裁が平成24年2月、控訴審で事実誤認を理由に1審判
決を見直す場合は「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があること
を具体的に示さなければならない、との初判断を示している。
量刑判断をめぐっては、裁判員制度下で「求刑超え」が増加。今年5月末
までに1審で「求刑超え」とされた49被告のうち、5被告は高裁で破棄さ
れたが、最高裁で量刑が見直されたのは今回が初めてだ。
◆「あり方」示す
公平性の観点から過去の量刑傾向を評議での「共通認識」とするよう求め
た判決の中でも、詳細に「評議のあり方」を示したのが、白木裁判官の補
足意見だ。
白木裁判官は、量刑傾向を考慮しなければ「評議は合理的な指針もないま
ま直感による意見の交換となってしまう」と指摘。評議では法定刑をベー
スにした上で、参考となるおおまかな量刑傾向を紹介し、同種事案の量刑
判断で考慮された要素を裁判員に説明することなどが必要とした。
元東京高裁部総括判事の門野博法政大学法科大学院教授は「形の上だけで
なく先例の中身まで検討した質の高い評議を求めており、評議での裁判官
の役割の重要性を改めて示した」と見る。
その上で「国民感覚を反映させながら説得力のある判決にするには、先例
の意義を踏まえ、裁判官が裁判員に丁寧に説明することが必要だ」として
いる。
産経新聞 7月25日(金)7時55分配信
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読 者 の 声
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1)中国で以下のような情報が出てきています。
何もなくても遅れまくる飛行機なのに、これでまた更に混乱が広がりま
す。本当に迷惑な連中です。
運航停止の要求、日本便も欠航=軍事演習原因か-12空港で25」%削減・
中国航空局
【北京時事】中国民用航空局が、上海、杭州(浙江省)、青島(山東省)
など華東・華中地域の12空港を発着する航空機について20 日から8月15
日まで、国内の航空会社に対してフライト数を25%削減するよう要求した。
「高頻度の演習活動の影響」としており、大規模な軍事演習の実施が原因
とみられる。上海、北京などの空港では22日、運航停止が相次ぎ、乗客は
混乱した。21日には上海から福岡と中部国際空港に向かう予定だった計
3便も欠航した。
民用航空局消費者事務センターなどが22日、時事通信に明らかにしたほ
か、中国メディアも伝えた。
中国ではたびたび軍事演習を理由に航空管制を敷くことがあるが、当局が
具体的な削減の割合を提示し、これだけ長期間にわたり大規模な制限を行
うのは極めて異例。
中国メディアによると、上海の虹橋、浦東両空港では21 ~22 日昼、 計
199便がキャンセルとなった。北京空港ウェブサイトによれば、同空港で
も22日、上海便など計42便の運 航が取り消された。出発や到着の遅れも
相次いでいる。
一方、日本の航空会社に影響は出ていないが、上海の空港サイトによる
と、21日には上海発福岡行きの中国国際航空と東方航空、中部国際空港行
きの南方航空がそれぞれ欠航に なった。今回の民用航空局の指示が原因
かどうかは不明。
国土交通省によると、中国国際航空は今回の制限 による欠航ではないと
説明している。
当局は軍事演習の内容を明らかにしていないが、東シナ海海域などで行
われる可能性もある。16日付の軍機関紙・解放軍報によると、今後3カ月
間にわたり南京(江蘇省)、広 州、北京、済南(山東省)など6軍区が
長距離ロケット砲などを使った演習を相次ぎ展開するという。
また遼寧海 事局は18~25日、黄海北部などで「軍事任務を執行る」
として船舶の海域進入を禁止している。
航空便削減の指示が出された空港はこのほか、南京、無錫(江蘇省)、
連雲港(同)、合肥(安徽省)、済南、寧波(浙江省)、鄭州(河南
省)、武漢(湖北省)。
全日空広報部は「中国当局から何も言ってきていない。影響は出ておら
ず、通常通りに運航する予定」としている。(Kazu/上海在住)
2)来年度予算が100兆円超え他:前田 正晶
*巨人がゼロ敗:
巨人嫌いの当方にとって良いお知らせだったのが昨25日に名古屋に10対0
で負けたこと。今年は巨人のリーグ何連覇だったかは決定的だとは思う
が、昨夜のような負け方は少しだけ気分を良くしてくれる。
残念ながら負けた菅野は良い投手だが、解説の誰かが言っていたように変
化球で外すだけの投手になってしまった感が深く、力一杯の速球を投げな
いのでは野球の面白さを消すし、迫力(とスリル)がなくなる。
*来年度予算が100兆円超え:
来年度の税収がどれほど増えるのかハッキリ報じられていないと思うのだ
が、これで果たして良いのかとやや気懸かりである。アベノミクスはこれ
までに一定の効果を発揮してきたとは思うが、私には景気回復が本物とは
思えないし、未だに原発再稼働を押し切れておらず、エネルギー源の輸入
が増加の一途で、それ故の物価上昇を止め切れていないのは不安材料であ
る。何とか言う規制委員会の在り方を見直す時期に来たのではないか。
*慰安婦問題:
UN如きに河野談話と我が政府の主張との矛盾を衝かれてしまった。一刻も
早くこの矛盾というか河野談話を何とかする必要があるのではないか。朝
日のような国賊的新聞の虚偽である主張を抑えて貰いたいと切に希望させ
られた。
*舛添都知事の朴大統領との会談:
あの大統領にあの何ともならない妄言を冒頭から切り出させて、あの会見
に何の効果というか国益があったのだろうか。あの大統領が嬉しそうに切
り出してきた顔を見ると、彼女には寧ろ「絶好の機会来る」と思わせてい
たのではないかとすら思わせられた。それでは大統領と都知事の双方に
とっての「スタンドプレー」の機会を設定したのではないかとすら考えさ
せられた。
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身 辺 雑 記
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言うまいと思えど今日の暑さかな・・・ポカリ必携で歩いている。26日喪
暑そうだ。
読者:5358人。