舐められている?
<北朝鮮>日本人妻調査を情報機関が開始 不明者の処理で難航の模様 石丸次郎
アジアプレス・ネットワーク 6月10日(火)14時44分配信 (有料記事)
香川県坂出出身だという日本人女性。在日朝鮮人の夫に先立たれ子供と暮らしている、81歳だと語った。
暗い部屋は敷物が剥がれコンクリートむき出し。相当に困窮しているようだ。
2010年6月平安南道 撮影 キム・ドンチョル(アジアプレス)
◇政治犯どう扱う?担当の保衛部員「頭が痛いことになった」
北朝鮮の地方都市で、在朝日本人の安否調査が始まっていることがわかった。アジアプレスの北朝鮮内部の取材協力者が、9日電話で伝えてきた。
調査を担当しているのは国家安全保衛部(情報機関)で、元在日朝鮮人の帰国者と日本人配偶者の安否を調べているが、政治犯の不明者の処遇で混乱が生じている模様だ。(石丸次郎)
アジアプレスでは、先月29日に日朝合意文が発表されて以降、北朝鮮各地に住む取材パートナーたちとともに、北朝鮮内部で日朝関連の取材を始めた。
北部に住む取材協力者の一人が保衛部の人間と会い、すでに在朝日本人の調査が始まっていることを確認。
その一端を9日晩に電話で知らせてきた。
この取材協力者は中国からの輸入品を国内各地に卸売りするビジネスをしている。
居住地の担当保衛部員と会い、次のように伝えてきた...続きは有料会員のみ
日本と会談する前にロケットを日本海に飛ばしてきて
日本を舐めたマネをしてくる北朝鮮。
今日も、多連装ロケット砲とみられる発射体2発を、日本海に向けて発射した。
いったい何を考えているのか。
大人がどこまでやれば怒るのか試している子供のようだ。
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北朝鮮、多連装ロケット砲とみられる発射体2発を日本海に発射
フジテレビ系(FNN) 7月2日(水)12時20分配信
北朝鮮は2日朝、多連装ロケット砲とみられる発射体2発を、日本海に向けて発射した。
韓国国防省関係者によると、2日午前6時50分ごろと午前8時ごろ、北朝鮮南東部の元山(ウォンサン)付近から発射体2発が発射され、およそ180km飛んで、日本海に落下した。
発射されたのは、6月26日にも発射されたものと同様の、多連装ロケット砲とみられている。
また北朝鮮は、6月29日に短距離弾道ミサイル2発を発射していて、3日に控えた中国の習近平国家主席の韓国訪問を前に、関係国を揺さぶる狙いがあるとみられる。.
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20140702-00000719-fnn-int
日本海に短距離弾2発発射=中国主席訪韓をけん制か―北朝鮮
時事通信 7月2日(水)10時7分配信
【ソウル時事】韓国軍関係者によると、北朝鮮は2日午前6時50分(日本時間同)と同8時ごろ、東海岸の元山付近から日本海に短距離の発射体計2発を撃った。北東方向に約180キロ飛行し、北朝鮮の領海内に着水したもよう。軍が短距離ミサイルかロケット弾か調べている。
北朝鮮は6月26日にロケット弾とみられる短距離の発射体3発を撃ったほか、29日には短距離弾道ミサイル2発を発射したばかり。いずれも、その後に北朝鮮メディアが、金正恩第1書記が発射訓練を視察したと伝えた。今回も訓練の一環とみられている。
ただ、韓国軍関係者は、7月3日の習近平中国国家主席訪韓直前の時期である点に注目している。中韓接近をけん制している可能性もある。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140702-00000048-jij-kr
日本海に短距離弾3発=硬軟両様、南北会合も―北朝鮮
時事通信 6月26日(木)18時30分配信
【ソウル時事】韓国国防省当局者によると、北朝鮮が26日午後5時ごろ、東部の元山付近から北東方向の日本海に向け、短距離の発射体3発を撃った。飛行距離は約190キロで、短距離ミサイルかロケット弾かは不明。国防省は発射体の種類や発射の目的について分析を進めている。
一方、朝鮮中央通信によると、北朝鮮の西南戦線軍司令部は26日、「(韓国軍が黄海の)延坪島周辺のわれわれの海域に砲弾を発射する軍事的挑発を行った」と主張。「朝鮮人民軍は報復の攻撃準備を終えた状態だ」と威嚇した。
聯合ニュースによると、韓国軍は、韓国が黄海の南北境界線と位置付ける北方限界線(NLL)付近で砲撃訓練を実施したが、北朝鮮の主張とは違い、南西方向に撃ったと説明した。北朝鮮はNLLを認めていない。
北朝鮮は26日、韓国との協力事業の開城工業団地の運営を協議する南北共同委員会の会合を約半年ぶりに開催。南北の民間団体も開城で協議し、北朝鮮の山の緑化事業再開で合意するなど、硬軟両様の姿勢を見せている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140626-00000140-jij-kr
北朝鮮の短距離ミサイル発射はなぜ大ニュースじゃない? /早稲田塾講師 坂東太郎のよくわかる時事用語
THE PAGE 3月6日(木)11時57分配信
北朝鮮が打ち上げるミサイルでさして話題にならないものがあります。だいたい日本海か、たまに東シナ海へ向けて放つものです。代表的なのがコードネーム「シルクワーム」で中国が開発した艦船攻撃のためのミサイルです。対艦とはいえ陸上に落ちればそれなりの被害は出ます。射程距離は隣国韓国に及びます。それが全域なのか一部に止まるのかは議論が分かれています。
もう1つがコードネーム「ノドン」で日本を射程圏に入れます。1993年に発射された際には大騒ぎとなりました。ただそれ以降は2006年7月に「7連発」して世界を驚かせた発射事件の大半がそうであろうと推測されてからあまり実射していません。「ノドン」は旧ソ連がしきりに作った「スカッド」ミサイルを北朝鮮が改良し、今は武器貿易の主流となっています。たぶんに実験は客へのデモンストレーションの意味合いが大きいようです。
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韓国が射程の「シルクワーム」
さてこれらが騒がれないのはなぜでしょう。「シルクワーム」に関しては仮想敵の韓国民が「撃ってくるはずがない」と思っているのが大きいです。南北朝鮮は1950年に始まった朝鮮戦争で激しく戦いました。53年7月に「休戦協定」が結ばれるも、韓国側に立った「国連軍」(国連憲章にのっとった正規の国連軍ではない。米軍中心)と北朝鮮、および北側を事実上支援した中国の3者が調印しただけで当事国の韓国は署名しませんでした。つまり形式上まだ戦闘中で終戦は迎えていないのです。
それから60年以上経ちました。韓国の政府機関「6・25戦争記念事業会」が2009年に発表した世論調査によると朝鮮戦争が始まった年を回答者の3分の1以上が誤っていたり「知らない」と答えました。19歳から29歳に限れば47%が「知らない」なのです。双方で100万人以上の死者が出た割には淡泊ですね。
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日本が射程の「ノドン」
日本と北朝鮮の間には拉致問題があるので北朝鮮の存在は忘れないものの「ノドン」の脅威をどれだけ感じているでしょうか。近年の沖縄米軍基地問題はともすれば台頭する中国への抑止というイメージが強いようですが、そもそも南北朝鮮が「休戦」状態であり続けることが置き続ける最大級の理由というのを忘れているかのようです。日本にいた米軍部隊も朝鮮戦争へ投入されました。北朝鮮問題は巡り巡って米軍基地問題の解決にもつながる重要なテーマなのです。
先に述べた「ノドン」や1998年に発射された日本全土を射程内に収める弾道ミサイル「テポドン1号」が日本列島を越えて太平洋に着弾した過去もあります。最初「人工衛星の打ち上げ」と説明して北朝鮮も99年9月に米政府が経済制裁を一部解除するとしたのと引き替えに「米朝高官協議開催中はミサイルを発射しない」とのモラトリアム(凍結)を明らかにしていました。日本も02年9月の日朝平壌宣言でモラトリアムを03年以降も延長したのです。
そこに2006年7月の「7連発」があり、そのうち1つは日本はおろかアメリカ領まで達する「テポドン2号」が含まれていたので国際世論は沸騰し、国連安全保障理事会が「弾道ミサイル計画の停止」を要求しました。
弾道ミサイル発射と核実験
ここで私は「弾道ミサイル」という言葉を使いました。ガスを噴射して宇宙空間に飛び出し、慣性の法則を利用して頭に積んだ武器(弾頭)を狙いの場所へ落下させる方式で、「ノドン」「テポドン」およびその改良型はすべてそうです。これの何がまずいかというと北朝鮮が核弾頭を持っている可能性を否定できないからです。
広島や長崎に投下された原爆は軍用機がその場まで運んで起こしました。飛行機で輸送できる重さならば可能です。しかし核弾頭はそれよりはるかに小さくしないと役立ちません。いわば「核弾頭」が武器で「ミサイル」は運搬手段です。その核実験を北朝鮮はミサイルを打ち上げた06年、09年と12年に打ち上げた翌13年に行っています。まるで「武器と運搬手段をセットでそろえるぞ」と脅しているかのようです。
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北朝鮮の核開発がどこまで進んでいるかはわかりません。ウランという元素を用い核分裂を起こす放射性同位体「235」を濃縮しなければなりません。同位体とは同じ元素でも陽子と中性子を足し合わせた数が違う種で、自然界に存在する天然のウランに235は1%弱しか含まれていません。核分裂が起きた際に発生する大きなエネルギー(熱)を集中して放出させるのが核兵器。逆に効率よく連続的に反応させていくのが原子力発電です。
この状態を作り出す「ウラン濃縮」およびそれを収納する箱の製造は大変難しく、軍事筋の多くが「まだ北朝鮮は未完成」とみなしています。とはいえ実験しているのは確実なので運搬手段の方も禁止してしまおうというのが安保理の考えで、09年の決議では「弾道ミサイル技術を用いたいかなる発射も許さない」としています。核弾頭による攻撃とはでかい飛行体が落下してくるのではなく箱が垂直に落下してくるというイメージに近いです。
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軍事的な意味はさほどない?
日韓の国民が射程内のミサイルを北朝鮮が持ちながらノホホンとしているのは「まだ核弾頭を持っていなかろう」に加えて、ミサイルを発射したり核実験をしたという行為自体に軍事的に意味がさほどないからでもあります。1991年の崩壊まで旧ソ連が米国と並ぶ軍事超大国でいられたのは57年に大陸間弾道ミサイル(ICBM)完成を発表して、いつでも米本土をミサイル攻撃できる態勢を整えたのも大きい。ICBMは結局1度も発射されませんでした。でもそれこそがソ連の軍事力を誇示できた最大の理由でもあったのです。
つまり1回でも打ってしまえば性能などが丸裸にされてしまう上に失敗でもしようものならば権威の失墜は否めません。軍事力とは「秘すれば花」という要素が多分にあります。なのに北朝鮮は発射してしまい、現にその能力は丸裸にされつつある上に発射したという事実から非難決議採択まで進んでしまいました。
視線はアメリカ?
なぜそんなまねをするのでしょう。おそらく「アメリカよ。私はここにいる」と叫びたいから。日韓ともに在日米軍がいて、そこへミサイルでも発射しようものならば米軍と個別的自衛権を発動した日韓の軍事力でたちまち制圧されるのが目に見えています。アメリカは間違いなく参戦するでしょう。なぜならば朝鮮戦争が「休戦」状態に過ぎないからです。韓国と国交を結んだ中国も北朝鮮が先にしかけたら今度は助けてくれそうもありません。
つまり北朝鮮は日韓国民がすでに忘れかかっている「休戦」を誰よりも「終戦」にしたがっているのです。現にこれまで何度もアメリカに終戦を要求してきました。何としてもアメリカとの直接会話に持ち込み、いつでも再会できる「休戦」から脱して国家の存続を確保したいのです。北朝鮮の「お目当て」がアメリカならば、シルクワームやノドンをぶっ放しても「どうせデモンストレーションだ」と日韓国民が考えるのも一理あります。ただ油断はできません。原理上ノドンでも核弾頭は積めるからです。
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■坂東太郎(ばんどう・たろう) 毎日新聞記者などを経て現在、早稲田塾論文科講師、日本ニュース時事能力検定協会監事、十文字学園女子大学非常勤講師を務める。著書に『マスコミの秘密』『時事問題の裏技』『ニュースの歴史学』など。【早稲田塾公式サイト】(http://www.wasedajuku.com/)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140306-00000005-wordleaf-kr&p=1