私の「身辺雑記」(117)平井 修一
私の「身辺雑記」(117)
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平井 修一
■6月24日(火)。朝は室温24.5度、曇、涼しい、雨になるかもしれない。
体温は24.5度、まあ直ったか。
<中国社会科学院の李所長は22日、「世界平和フォーラム」の分科会で
「日本政治は急速に右傾化しており、日本がアジア太平洋地域を緊張させ
不安定にさせている」と述べ、安倍首相を批判した。
分科会に参加した西原春夫・元早大総長は、戦後レジーム(体制)からの
脱却を悲願とする安倍首相に対し大多数の日本国民が不安を感じている
が、「安倍首相は絶対に日本をかつての侵略国家にしようとは考えていな
い」と反論した>(共同2014.6.22)
「安倍首相に対し大多数の日本国民が不安を感じている」・・・本当なの
か。共同、朝日、岩波などのアカに洗脳された人々はそうだろうけれど。
小生はそれとは反対に「国民の安全保障上の不安解消へ安倍はまあまあ頑
張っている」と思っているが、小生のような人は「少数派」だと西原春夫
は言っていることになる。どういうことなのか。
西原は「アジア平和貢献センター」の理事長でもある。こう書いている。
( )内は平井。
<私は半世紀以上刑法の研究者として過ごしてきました。晩年になった昨
今、ますます気になってきたのが、研究の対象であった犯罪や戦争の対極
としての「平和」の尊さでした。教育の原点は何と(キャンパスに)学生
のいる(=学徒動員がない)こと、つまり平和なのだということを改めて
悟りました。
しかもそれは、日本だけの問題に限られないではないですか。今世界を見
渡してみると、至るところで罪のない多くの人々が命を落とし、家族を失
い、悲惨な生活を余儀なくされています。怨恨と復讐の連鎖が果てしない
戦乱を生んでいるのです。何という不幸でしょう。
日本はいったい一国平和主義の温もりに浸り、自ら平和に幸せに過ごして
いるだけでよいのか、平和国家としての日本は、戦力によらない積極的平
和貢献を国是とする国になり、政官財民それぞれの仕方で紛争の芽をつ
み、争いの間に割って入り、対立を和らげる活動をすべきではないか、そ
れならば若者も参加できる、 そう痛感するようになったのです。
しかもその課題は、日本だけでなく、独特な世界観を持っている中国や韓
国など北東アジアの国々にも期待された使命ではないだろうか、そのよう
にも考えるに至りました。
さらに多くの同志の方々のご協力を得て、いかなる上部団体にも属さない
独特の思想と方法を持った民間の団体として、所期の目的の実現に邁進し
たいと考えております>
まあ一言で言えばリアリズム(現実)無視の池田教的“脳内お花畑”。「独特な世界観」=「反日教」の中華暴力集団である中韓と連携するのだという。
JNNの6月の安倍内閣に関する世論調査では「非常に支持できる」10.8%、
「ある程度支持できる」52.5%で、支持派は63.3%だった。「あまり支持できない」27.4%、「まったく支持できない」8.3%、不支持派は35.7%だった。
「安倍首相に対し大多数の日本国民が不安を感じている」と西原は言う
が、上記の世論調査では、国民の大多数は「安倍に任せればまあ間違いは
ないだろう」と思っているのだ。つまり西原は“嘘つき”だということにな
る。違うか。
西原はアカに完璧に洗脳されていそうで、インテリ殺しの“岩波臭”がするから調べたら「岩波 判例基本六法」の編者だった。岩波がスポンサーだ。違うか。
「いかなる上部団体にも属さない」(つまり日共や社民などではない)と言うものの、岩波や日共が応援する宇都宮健児と同じ穴のムジナだ。
法曹界はアカに洗脳されたままだ。
「日本はかつては侵略国家」だったと言うが、当時の国際ルールに基づいて戦争をし、講和して得た日本の正当な支那における権益を、「革命外交」と称して国際ルールを無視し侵略したのは蒋介石・国民党と中共ではないのか。白を黒と言う嘘はもう通りはしない。違うか。小生は二度と騙
されない。
西原は知らないだろうから少し教えてやろう。高校生用教科書「最新日本史」の教師向け「教授資料」から――
<大東亜戦争の初戦で勝利した日本は、欧米植民地で軍政を実施した。一
部の中国系住民は反日・抗日行為を行い、日本軍による厳しい処罰を受け
た。マラヤやフィリピンなどでは、共産党に指導された抗日人民軍が組織され、日本の軍政に抵抗した。
一方、軍政下の東南アジアでは、植民地時代には許されなかった青年への精神教育や軍事訓練、指導者の政治参加などが実施され、各民族が独立を達成する上での精神的・物理的諸要因が育てられた。
インドネシアでは、青年団や警防団を組織して大衆にナショナリズムを普及させ、祖国防衛義勇軍(PETA)を創設して軍事能力の向上を図り、参議院を設置して行政能力の育成が目指され、さらに統一インドネシア語を普及させることで民族の一体化が推進された。
ビルマでもビルマ独立義勇軍(BIA)が育成され、マレーでも興亜訓練所において青年の心身を鍛錬する政策が進められた。
日本は、この教育を通して育った優秀なアジアの青年を本国に迎え入れ、陸軍士官学校で訓練したり、「南方特別留学生」として高等教育を受けさせたりした。
こうした訓練を受けた青年は、やがて独立運動を担う指導者となり、国家建設を担うエリートとして活躍した。インドネシアの建国の父スカルノやスハルト両元大統領(ともにPETA出身)、ビルマの建国の父であるオンサン将軍やネウィン元大統領(ともに日本の軍事訓練を受けた“独立30人志士”のメンバー)などは、その代表的な人物である>
これでも日本は侵略国家だと言うか。事実は大東亜解放軍だったではないか。中韓北のキジルシ“特亜”以外のアジアは日本が大好きだ。違うか。
西原は自分のアカ(BAKA46=GHQ憲法)思想を絶対的と思っており、それとは逆の現実には“三猿”を決め込む。普通は現実を見て思想を構築するが、それを拒否している。小生の小さなオツムでは「人は善意と悪意を併せ持っている。悪意の方が善意より圧倒的にパワーは大きい」と思っている。性善説ではなく性悪説だ。
小生の思考の基底にはマルクス主義の「下部構造(経済)が上部構造(政治)を規定する」がある。要は胃袋が脳みそを支配する、ということだ。
虎ノ門の米国大使館から仕事をもらった小生は、「米国はいい奴だ」と変節した。人はそういうものではないのか。正義かどうかは知らないが、エサをくれる人に尻尾を振るのは数万年の人類の本能である。
リアリズムとか地政学はそういうことをベースにしている。簡単に言えば外交は「国益重視の損得勘定が大事。正義も道徳も信義も二の次、どうでもいいフリル」。
高卒(大学は除籍処分)の小生でも以上のことは分かる。まあ、西原には中共やアカの洗脳から離脱し、除染することを勧める。勉強し直せ。必要なら本を貸す。「産経」「正論」「WILL」「頂門の一針」あたりを1年でも読めば随分と覚醒するぞ。
それにしてもこの程度の暗愚が早大総長だったのだから、早大が革マル派の牙城になったのもむべなるかな。教育界もアカに汚染されている。
午後から激しい雷雨。犬は雷を恐れて行方不明、さんざ探したら3階の納戸の奥で震えていて、失禁していた。もう笑うしかない。習近平もそうなる。
■6月25日(水)。朝は室温24.5度、曇、涼しい。夜に雨。
習近平のマスコミ露出が少なくなってきた。
<【新華社北京6月13日】習近平主席が6月12日、北京の人民大会堂で、コンゴ共和国のドニ・サスヌゲソ大統領と会談した。会談に先立ち、習近平主席が人民大会堂の東門の外の広場で歓迎式を行った>
6月12日は木曜日だ。習近平は13日/金は消息不明、土日は公休として16日
/月も不明、17日/火は空軍の会合で挨拶した。
<【新華社北京6月18日】習近平主席は17日、北京で空軍第12回中国共産
党代表大会の代表に接見し、党中央、中央軍事委員会を代表して熱烈な祝
賀の意を表した>
18/水、19/木、そして20/金も消息不明だ。一週間のうち、たった2回挨拶したことしか報道されていない。異常ではないか。裏で権力闘争を指揮しているのか、それともテロに怯えての雲隠れなのか。(サッカーに夢中になっていたのか?)
外出しなければリスクは減る。支那は危険に満ち溢れている。
<頭上に潜む危機・・・高圧線の碍子爆発、つぶてのシャワーが地上を突き刺す(サーチナ2014/6/19)
山東省煙台市内で17日午後2時ごろ、高圧電線を支えていた碍子(がいし)が爆発した。碍子は細かいつぶてとなり、地上に向かった。
張さんはちょうど、自家用車を運転して現場に乗り付け、所用のために下車してしばらく歩いたところだった。上方で「バン!」と鳴った。電柱上で高圧電線を支えていた碍子の爆発だった。「爆竹のように火を噴きまし
た」という。
碍子は砕け、細かいつぶてとなって地上を直撃した。張さんの愛車は、
ちょうどその真下にあった。サンルーフのガラスが砕け散った。車の屋根
などに、多くのつぶてが「着弾」した。停めていて被害にあった車はほか
にもあったという。
中国では屋外での電力施設の爆発が時おり起こる。原因は温度上昇、厳
寒、雨などさまざまだ。ハトが舞い降りたことが原因で変圧器が爆発した
こともある。(編集担当:如月隼人)>
ハト(平和)で爆発・・・大層危うい国である。
本来は中共を支える基盤であるタカ(保守)の在郷軍人会が公然とデモを
した。「ゴーストップ事件」(注)になりかねないから警察は手出しはで
きないし、当局は話し合いに応じざるを得なかったという。
<元軍人の大規模抗議集会「貧困生活訴える」=雲南省
【大紀元日本6月18日】中国雲南省昆明市で16日、同省各地から2千人以上
の元軍人が、待遇の改善などを求めて抗議集会を開いた。武装警官隊が現
場に派遣され、一触即発の状況だったという。
当日、最高気温が35度の中、元軍人たちは現役時代の軍服を身にまとっ
て、整然と隊列を組んで同省政府役所の前に集結した。武装警官隊は、市
民が立ち入らないように周りを包囲した
元軍人は、1979年に起きた中越戦争の参加者だ。退役後、国有企業に就職
できたものの、改革開放が進むにつれて、多くの国有企業が経営難に陥っ
た。そのため、彼らの多くは職を失い、医療や年金などの社会保障も不十
分なままで、生活は非常に困窮をきわめているという。
現地政府は当日、元軍人代表と話し合いの場を設けた。9項目の要求のう
ち、6項目は交渉成立したが、年金の増額など主要3項目は却下されたとい
う。要求の詳細内容は明らかにされていない。抗議集会は午後4時ごろに
終了した>
愛国者の元軍人も怒っているのだ。一方で習近平 VS 江沢民派との権力闘
争は続いている。
<「香港白書」江沢民派の仕掛けか
【大紀元日本6月19日】10日に発表された、香港の高度な自治を確約した
「一国二制度」を脅かす中央政府の「香港白書」(平井:正式には「“一
国二制度”香港特別行政区の実践」、香港の自治を制限すべきだ、いつで
も自治を撤廃するぞとする内容)。
1週間が経った今、「白書」は江沢民派が習近平体制を窮地に追い込むた
めに仕掛けたもの、との見方が出ている。専門家らの分析をまとめた。
*香港の管轄権は江沢民派にある
今回の白書の発表元は、「国務院新聞弁公室及中国共産党中央対外宣伝弁
公室」。専門家の話では、国務院に設置されている同弁公室は組織上、中
共中央宣伝部と国務院の二重管轄を受けているが、実質上、前者に支配さ
れている。江沢民派が主導する同宣伝部は、胡・温政権時代から、両指導
者を牽制する武器としてよく使われたという。
一方、香港を主管する中央政府の最高機関は「中央港澳工作協調チーム」
(港澳チーム)。そのトップの張徳江(全人代常務委員会委員長)も江沢民派
のメンバーである。いわば従来から、香港やマカオの管轄権は実質上江沢
民派が握っている。
*一国二制度に対する習主席と李首相の姿勢
習近平国家主席は昨年3月、香港のトップ梁振英長官との会見の際、「中
央政府の香港、マカオに対する方針、政策は変わらない」と明言した。
(自治を制限すべきという)白書が、習主席のこの姿勢と矛盾しているの
は明らかである。
16日から英国訪問中の李克強首相。17日に発表された両国の共同声明は、
国際社会が注目している同白書に触れることなく、「一国二制度の方針と
香港基本法に基づいて、香港の安定と繁栄を維持、促進することは、双方
の利益になる」と記した。「白書を支持しないという李首相の態度の現
れ」と専門家は読んでいる。
*習体制は即反撃か
白書が出された4日後、副首相クラスの中国人民政治協商会議の副主席蘇
栄が失脚した。蘇は江沢民派の中心メンバー曾慶紅の腹心で、江沢民が育
てた吉林派の一員でもある。
この動きについて、「香港白書に対し反撃に出た習主席が次に取り締まる
のは、蘇の吉林派の盟友で港澳チームのトップ張徳江かもしれない」とい
う見方もある。
米国在住の石蔵山氏は、「白書は江沢民派の仕業」と認識している中国専
門家のひとりで、こう分析した。
「習近平との戦いで劣勢に陥っている江沢民派は政権の主導権を取り戻す
チャンスを狙っている。今回の白書の発表によって、習体制に対する国際
社会の非難や香港市民の反抗を誘発し、香港の情勢を不安定にすること
で、習体制に難題を突きつけようとしている」>
香港人を煽って、あわよくば暴動を起こし、習近平に一矢報いるという江
沢民派の反撃なのだろう。こんなニュースもあった。
<【新唐人2014年6月14日】先日、中国国務院が発行した白書『一国二制
度 香港での実践』が、香港市民の怒りを引き起こしています。11日、複
数の民間団体や政党が、中央政府駐香港連絡弁公室(中聯弁)前で抗議活
動を行い、6月22日の住民投票および中国返還記念日である7月1日に行わ
れる大規模なデモ行進に積極的に参加するよう市民らに呼びかけました>
そうこうしているうちにウイグル人の暴動は目的意識を鮮明にした爆弾テ
ロになってきた。外から爆弾や武器が供給されているようだ。
<新疆・葉城県で公安機関襲撃事件 警察が果断に対処
新疆維吾爾(ウイグル)自治区喀什地区葉城県で21日朝、暴徒が運転する
自動車が公安局のビルに突っ込み、爆破物を爆発させるという事件が起き
た。人民警察の果敢な対応により、暴徒13人が射殺され、警官3人が軽傷
を負ったが、市民に被害は出なかった。現在、事件について迅速に調査が
進められており、現地は秩序を取り戻している>(人民網2014/6/22)
チベットでは拳銃が登場した模様だ。本当なら初耳だ。
<警察発表「容疑者はチベット族男 逃走中」四川でチベット族の県幹部
を射殺
四川省カンゼ・チベット族自治州で18日深夜、同州新龍県維穏弁公室(治
安維持事務室)の張偉副主任(平井:チベット族だが漢族風の名を使って
いる)が射殺された。現地では漢方薬原料の冬虫夏草の採取ができ、張副
主任は住民間のトラブル防止の仕事をしていた。
県警察は、容疑者を発表。逃走中だが銃を所持している可能性があるとし
て注意を呼びかけた。チベット族で35歳の男という>(人民網2014/6/19)
中国全土で習近平・中共独裁への火の手が上がり、権力闘争が混乱に拍車
をかける。末期症状だ。まずは「中共殲滅、支那解放」のもと、民権派・
公民派、国粋主義者だろうが民族主義者、原理主義者だろうが、広範な
「抗中人民戦線」を組んで、あらゆる面で中共を攻めることが大事だ。
夕食後はカミサンとおしゃべりしながら梅干作り。いい香りが部屋中に満
ちている。
カミサンの精神科病棟には今日、立て続けに3人が入院してきたという。1
人目は中国人男性、2人目は中国人女性、ともに日本人の伴侶が付き添っ
てきたという。3人目は公園で暴れまくって逮捕され、警察依頼で措置入
院になった男で、兄妹が中国で暮らしているそうだ。皆、中国がらみ。移
民を拡大したら恐ろしいことになるだろう。
■6月26日(木)。朝は室温23.5度、曇、涼しい。
中共は人民から見放されている。サーチナ6/24の報道から――
<回答者7割超「共産党幹部ひどくたるんでいる」=中国当局が調査
中国共産党中央紀律委員会と中国政府・監察部は24日、12-18日に実施し
た「『組織のたるみ、紀律のゆるみ』現象を断固として克服するインター
ネット調査」の結果を発表した。回答者の多くが、習近平政権発足以来の
紀律の粛清を評価しているが、「共産党の幹部組織がたるみ、紀律が緩ん
でいる現象」が「ひどい」と回答した人は74.1%に達した。
発表によると4万1119人が回答したという。回答者の選出法や属性は発表
されていない。
「世論と社会による監督を強化」「一般人からの通報は告発のパイプを広
げる」ことが、党紀律の厳格な執行を促すとの考えを示した人は63.4%
だった。文章には明記されていないが、文脈からは、「監督強化」「告発
拡大」の意見の合計が63.4%だったと読み取れる。
「自分の周囲で、党員幹部組織がたるみ、紀律が緩んでいる現象がひど
い」と回答した人は74.1%とかなり高い数値だった。中国当局が、自らに
とって「都合の悪い」調査結果を発表することは、そう多くはない。
不正を知った際には「関連部門や指導者に訴える」「紀律監査部門に通報
する」は13.3%、「メディアに伝える」は5.4%だった。
不正を目にしても、告発など積極的に行動する気持ちが薄いことについて
は、「紀律粛清は掛け声ばかり。(自分が積極的に動いて)人の感情を害
するのはいやだから」「紀律違反と戦う気概はない。なごやかにやりた
い」などの回答を選んだ人は8割程度にのぼった。
◆解説◆
中国では、不正行為や不正行為をした人物を当局に通報することを「挙報
(ヂューバオ)」という。いわゆる「密告だ」。
中国共産党は“人民”の力を重視するという伝統もあり、これまでも「挙
報」の手法を多く使ってきた。しかし、この手法は社会に大きなひずみを
発生させた。
例えば、1960年代半ばから70年代半ばごろまで続いた文化大革命時期など
には、職場などで「反革命勢力」あるいは「敵のスパイ」を告発すること
が特に奨励された。次第に「積極的に告発しない者は、その者がスパイ
だ」などという雰囲気が発生。
身に覚えのない罪で陥れられることを恐れた人々は、上司や同僚の
「ちょっとした不審点」を針小棒大に報告したり、場合によってはまった
くのでっち上げで「反革命勢力」「敵のスパイ」だと告発した。
もはや「革命運動」とは関係なく、目障りな者、邪魔な者を排除すること
だけが目的で、「反革命勢力」「敵のスパイ」とのレッテルを貼ろうとす
る事例が続出したとされる。
その結果、人と人の間では根深い不信感が発生し、人間関係が破壊される
という「愚かしくも悲惨な社会状況」が発生した。その影響は、現在も続
いているとされる。
中国の現行政権が、腐敗や不正で多くの摘発を続けているのは事実だ。そ
して、一般人からの「挙報」を強く求めていることも、上記アンケートか
ら明らかだ。ただし、当局側の思惑が強く反映されていると考えられる上
記文章でも、回答者側の「積極的に不正を告発しよう」という気持ちは、
それほど強く表れていない。
「自分が動いてもこの状況は変わらない」という気持ちが反映されたと解
釈できるが、「密告政治の恐ろしさ」を回避しようという、庶民の知恵が
働いているとも理解できる。(編集担当:如月隼人)>(以上)
・・・
文革時代は子が親を密告することも奨励された。その後遺症から人々は立
ち直ってはいない。何清漣氏のサイトから――
<張芸謀監督の映画「帰来」を観ました。映画の中で、娘が大八車で荷物
を家に運びながら、遂に父親にかつて父親を告発したのは自分だったと打
ち明けます。娘の心はこれを打ち明けるまでに様々な苦悩と曲折があった
はずですが、それを聞かされた主人公はただ淡々と一言「わかってたよ。
奴らにそう言われたから」と答えます。
主演の陳道明は「これは1人の知識人の過去の歴史に対する大きな寛大」
と理解しています。しかし私はこの「寛大」の背後に潜む山の様な苦悩と
心の傷跡がわかります。なぜなら、文革中に親兄弟が密告し家庭が破綻し
たケースを山ほど見てきましたし、今に至るまで互いに許せない人々も
知っているからです。
主人公のある種の平静さは心の痛みを訴える事ができないから平静なので
す。なぜなら訴えた所で痛みは減りはしないからです>
中共というまったく非人間的なシステム。1日でも早く屠ることは天下の大義だ。燃え尽きよ、レッドドラゴン! 撃ちてし止やまむ!
・・・
注)ゴーストップ事件:1933年(昭和8年)に大阪市北区の天六交叉点で起きた陸軍兵と巡査の喧嘩、およびそれに端を発する陸軍と警察の大規模な対立。「ゴーストップ」とは信号機を指す。(2014/6/26)