女性はアル中になりやすいという事実 | 日本のお姉さん

女性はアル中になりやすいという事実

TVで観た、15年前にアルコール中毒患者だった70代のおばさまの言葉。
「夏の暑い日に冷蔵庫を開けたら
ビールが2本あったんで、
軽い気持ちで飲んでみたんですよ。
おいしいとは思えなかったんですが
ふわ~っと体が軽くなったように感じたので
「ああ、これがストレス解消というものなのかな~」と思ったんです。
最初は、ビール1本だったんですよ。
それがいつのまにか2本になり、、、。
その内、弊害が出てきますでしょう、、、。
娘がピンポンしても開けられない。
寝てしまって。
締め出しちゃったんですよ。
家事もできなくて、、、。
家族が怒りますでしょう。
だから、隠すんですよ。
布団の中に1本、、、。
戸棚に1本、、、。」
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その内、家族にバレて施設に入れられ、
やっとアルコール中毒から脱出できたそうです。
「娘が外から帰ってきて鍵のかかっている玄関のチャイムを鳴らしているのに、
わたしは酔っぱらって寝てしまっているから気が付かず
娘を長い間外に締め出してしまったこともあります。
その内、昼間から酔っぱらっているので家事ができなくなってしまい、
家族に飲酒を控えるようにと注意されるようになりました。
飲酒をしたことが家族にばれると怒られるので、それからは
飲酒していることを隠すようになりました。
布団の中に1本、戸棚の奥に1本と、家のあちこちにビールを隠しては
家族がいなくなる昼間に飲んでは酔っ払うという日々でした。
今から思うとあの頃は、完全に自分自身を失っていました。」と
言わずに、日本語をはしょるところが70代のおばさまらしい。
女性は、体も肝臓も男性よりも小さいからアルコール中毒になりやすいのだそうです。 女性ホルモンがアルコールの分解を妨げることも原因だって。
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女性はアルコール依存症になりやすい!?
女だって、お酒を飲んで何もかも忘れてしまいたい夜はあります!
一晩、パーっと飲んで翌朝スッキリ☆
・・・と、気持ちの良いお酒を楽しめるうちは良いのですが、
それが“依存”に変わってしまったら要注意です。
近年、女性のアルコール依存症が急速に増加しているのだとか。
「アルコール依存症は男性に多い病気」と思われがちですが、体質的な違いから、女性は男性よりも依存症になる期間が短いことが分かっています。
女性の場合、男性に比べて約半分の期間でアルコール依存症になってしまうのだとか!
その上、男性よりも肝臓障害になりやすいというから注意が必要です。
実際、「週に1回以上の飲酒習慣があり、1日3合以上飲む」という女性は、20~50代の各世代で増加しているというデータもあるのだとか。
特に、30代や40代の女性でその傾向が顕著だといいますから、仕事や育児でストレスを抱える女性が増えていることの現れなのかもしれません。
女性はなぜアルコール依存症になりやすいの?
では、なぜ女性は男性よりもアルコール依存症になりやすいのでしょうか。
その原因としてよく挙げられるのが、身体のしくみの違いです。
女性の体は男性より体脂肪は多いため、水より油に溶けにくい性質を持つアルコールは女性の体内に浸透しにくく、それだけ血中のアルコール濃度が上がりやすいのです。
また、女性ホルモンがアルコールの分解を妨げることも原因の一つと言われています。
…これら“肉体的な素因”に加えて、
精神的な要因も無視することはできないでしょう。
女性は、失恋や離婚、夫の退職や離別、子供の自立など、喪失感や不安をきっかけに飲酒にのめり込むことが多いというデータがあります。
女性が男性と肩を並べて仕事をする時代になった昨今では、仕事上での悩みやストレスが深酒の原因になっているケースも少なくありません。
飲み方も、家の中で家族にもかくれて一人で飲酒する、いわゆる“キッチンドランカー”のタイプが多いため、アルコール依存症を発見しにくいことも問題なのです。
摂食障害とアルコール依存症の関係
女性のアルコール依存症を語る上で、どうしても無視できないのが“摂食障害”の問題。
女性の場合、アルコール依存症と摂食障害とを合併している方が非常に多いことが分かっているんです。
摂食障害とは、いわゆる“拒食症”や“過食症”の総称。
女性のアルコール依存症の患者には、「拒食や過食だったことがある」という人が非常に多いのだといいます。
20代、30代では、アルコール依存症の女性の実に7~8割以上の比率が摂食障害を持っているというほど!
いずれも「飲酒や飲食に対するコントロールを失った状態」であるわけですから、根本的には同じであると言っても過言ではないかもしれません。
女性向けのアルコール依存症テスト
アルコール依存症の診断テストとして有名なものといえば、やはり「新久里浜式アルコール症スクリーニングテスト」(KAST)でしょう。
このテストには男性版と女性版がありますが、このことからも女性と男性とでは
アルコール依存症のなりやすさや診断基準が違っていることが分かります。
あなたは大丈夫ですか??
<女性用>
1. 酒を飲まないと寝付けないことが多い
2. 医師からアルコールを控えるようにと言われたことがある
3. せめて今日だけは酒を飲むまいと思っていても、つい飲んでしまうことが多い
4. 酒の量を減らそうとしたり、酒を止めようと試みたことがある
5. 飲酒しながら、仕事、家事、育児をすることがある
6. 私のしていた仕事をまわりの人がするようになった
7. 酒を飲まなければいい人だとよく言われる
8. 自分の飲酒についてうしろめたさを感じたことがある
3つ以上:依存症の疑いあり
1~2つ:要注意(6番1点のみなら正常)
0:正常
どうでしょうか?
「自分はアルコール依存症になるはずがない」と思っている方でも、
依存症の危険領域に入っている可能性は十分あります。
「お酒を飲むと色々と失敗しがちだな」」という自覚がある方は、
これを機に自身の飲酒「習慣」と「量」を見直してみてはいかがでしょうか。
http://www.stopsake.com/category5/entry27.html
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アルコール依存症についての疑問あれこれ
アルコール依存症という病名は知っていても、
具体的にはどのような病気なのか知らない方がほとんどでしょう。
「どのくらいお酒を飲むとアルコール依存症になるの?」
「どんな症状が出るの?」
「アルコール依存症の患者数ってどのくらいなの?」
「患者数は減ってるの?増えているの?」
「男と女では、どっちが患者数が多いの?」
「アルコール依存症は完治するの?」
疑問は色々あると思いますが、特に重要なポイントは
「飲酒行動をコントロールできなくなる病気である」ということです。
中には、アルコールを飲んで暴力を振るったり、
仕事を失いまともな社会生活すら営めなくなってしまう方もいますが、
それは本人の意思でそのような状態になっているわけではないのです。
このようなコントロールできない状態を指して「依存」と呼ぶわけですが、
アルコール依存症の患者さんの中には、
世間から偏見や好奇の目で見られることが原因で
社会復帰できずにいる方もたくさんいるのです。
アルコール依存症の患者数は??
働きに出ている人もそうでない人も、
成人であれば年に何度かお酒を飲む機会は出てくるものです。
つまり、一歩間違えば誰にでもお酒におぼれる危険性はあるということ。
…にも関わらず、アルコール依存症になる人もいればならない人もいます。
そもそも、アルコール依存症の患者数ってどのくらいなのでしょうか?
2004年の厚生労働省の調査によれば、日本では、
アルコール依存症者は80万人いると推定されています。
このうち、実際にアルコール依存症として
入院・通院している患者数は2万人程度ということですから、
ほとんどのアルコール依存症者は
治療を受けずに過ごしているという現状が伺えます。
また、1997~2007年までの10年間に
全国11の専門治療病院で行った調査によれば、
アルコール依存症の患者数は全体で2119人⇒2614人と約23%増えたのだとか!
特に女性の患者数の増加が顕著で、
318人⇒486人と約53%も増加したのだそうです。
20~24歳の年代では、男性よりも女性の飲酒者の割合が顕著に多く、
女性の社会進出の増加や晩婚化の影響が強く現れた結果と言えそうです。
アルコール依存症患者数の増加と社会問題
アルコール依存症の患者数が増えるということは、それだけ、
家庭崩壊の危機に瀕する家庭も増える可能性があると言っても
過言ではありません。
なぜなら、アルコール依存症は、1人の人間の生活パターン、人間関係、
性格までも変えてしまう危険性を秘めた病気だからです。
アルコール依存症の親を持つ子供の心には、
大人になっても消えることのない深い心の傷が残ることが解明されつつあり、
「アダルトチルドレン」という言葉もあちらこちらで聞かれるようになりました。
また、アルコール依存症は、家族を巻き込むだけでなく
社会的にも様々な問題をひき起こす可能性があります。
飲酒運転、転落事故、暴力、虐待、セクハラ…等々。
アルコール依存症による経済的損失を試算した研究などもあり、
その損失は酒税収入を上回るという結果が示唆されているようです。
アルコール依存症の患者数を増やさないためにも、私たち1人1人が、
身近な人の変化を敏感に感じ取ることが大切なのかもしれませんね。
http://www.stopsake.com/category5/entry29.html
若い女性のアルコール依存症患者が増加傾向、厚労省研究班が報告
2010年5月31日 
(2010/5/30、神奈川新聞)
30代を中心とする若い女性のアルコール依存症患者が増加傾向にある。
厚生労働省研究班は、女性の新規患者が10年間で約5割増えたというデータを報告。
調査に携わった国立病院機構久里浜アルコール症センター(横須賀市野比)の樋口進副院長は「社会進出する女性が増え、家庭にいるときよりも飲酒の機会が増えたことなどが背景にある」と指摘している。
厚生労働省研究班によれば、若い女性のアルコール依存症患者が増加傾向にあるそうです。
以前も、女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすい。という記事で取り上げました。
20代前半では、飲酒する女性の割合が男性を上回ったそうです。
その理由としては、社会進出によりストレスが増えたことやお酒を入手しやすくなった、飲みやすいお酒が増えたなどがあげられるそうです。
女性が男性よりもお酒を飲む割合が増えている傾向にあるようです。
それにしても、アルコール依存症になる女性が増えているというのは心配ですね。
樋口副院長によると、女性の依存症患者は男性患者に比べ、うつ病や摂食障害など精神的に不安定な人の割合が高いのが特徴。
ストレスや悩みを抱えている人が一時的に楽になろうとアルコールに頼る傾向があるほか、食事と同様にアルコール摂取量もコントロールできなくなった過食症の患者も多く見られるという。
仕事でのストレスや人間関係のストレスを解消しようとアルコールに頼る傾向があるのかもしれません。
また、女性がアルコールを飲むことに関しては気になることが一つ。
女性は男性に比べ肝臓が小さいことなどからアルコールの血中濃度が高くなりやすく、肝臓障害が起きやすいと指摘されている。
お酒は適度(あくまで適量です。)であれば、健康によいのではないかという研究が進んでいるようですが、女性は男性より肝臓へのリスクなどアルコールの影響を受けやすいので、気をつけましょう。
http://hakuraidou.com/blog/?p=9357