「家庭より、職場の方が、ストレスがない?」――。
「職場より家庭がストレス?」 最新研究の驚くべき結果
働き方だけでなく、新しい家族のあり方も考えたい
河合 薫
2014年6月10日(火)
「家庭より、職場の方が、ストレスがない?」――。
こんな衝撃的な研究結果が、先日、米ペンシルベニア州立大学の研究チームにより明らかにされた。ストレスホルモンと呼ばれる“コルチゾール”が、家庭にいる時の方が恒常的にかなり多く分泌されていたのである。しかも、この傾向は、
・性別
・婚姻の有無
・子どもの有無
・職務満足感の高低
に関係なく認められ、さらに、より多くの女性が、「家庭にいるときより、職場にいるときのほうが、ハッピーな気持ちだわぁ~」と答えたのだ。
「マジ?」と、疑いたくなるこの論文は、タイム誌でも取り上げられ、アメリカで議論を巻き起こしている。
ちなみに、論文が掲載されたのは、Social Science & MedicineのArticles in
Press(すでに受理され、校正が終わり次第掲載されるもの。ジャーナルのHPで閲覧可能)。Social Science & Medicineとは、1967年創設の学術誌で、人類学、経済学、地理、
心理学、社会学、疫学の視点から、健康の社会科学研究、社会の政策、社会学と医療業務、政策などを扱う世界的にも権威ある国際ジャーナル。私も大学院の頃からずっと、多くの知見をこのジャーナルから学ばせてもらっている。
「それってアメリカ人だけの話なんじゃない? 僕は断然、会社の方がストレス」と、真っ向から異を唱えた人もいれば、
「わかるわぁ~!! だって家に帰ると、あれやって、これやって、ひっきりなしに女房に言われて、正直、疲れる」
「ダンナが家事を手伝ってくれないと、確かに、ストレス溜まるよね~」
「っていうか、仕事は論理的に考えれば、なんとか解決できるけど、家庭の問題って、なかなか思うようにいかないからなぁ……」
「でも、結婚していない人でも、家庭のほうがストレスってどういうこと? あ~、でも、うん、なんかちょっとだけ分かる気がするわ~。1人でテレビ見ながらコンビニ弁当食べてるときなんて、異常に虚しくなるし~」
などなど、「なんとなく分かる~~」派も多かったに違いない。
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ストレスと血液の汚れ
「病は気から」「病気の原因は酸素不足」「ストレスが病気の原因」
「活性酸素犯人説」などと病気をどのように捉えるか、様々な考え方が
あります。
すべて間違いではないのですが、結局同じことを別々に表現しているに
過ぎない事が分ります。
人はストレスを感じている時は呼吸が非常に浅くなるので、吸入する酸素が
どうしても少なくなります。
また、ストレスを感じると感情が高ぶったり、あるいは逆に抑圧させて
いるので交感神経が過度に働くか、生命活動が非常に低下しているかの
いずれかの状態になっているはずです。
ストレスや疲労を感じる時は血中の疲労物質である乳酸は増え、
活性酸素も急激に増加すると言います。
★体内で酸素が消費される過程でその副産物として活性酸素が産生される。
活性酸素は体に必要不可欠なものですが、一定のレベルを超えると組織に
損傷を与えて病気の原因になると言われています。
通常範囲の活性酸素は 組織の抗酸化酵素により分解解毒されている。
このような時、人の血液は劣化して汚れていくと言います。
具体的には、血漿は汚れて酸化し、赤血球は変型して内溶液が外部に漏出し、
白血球はその遊走能力が低下して本来の働きをしなくなります。
体内の毒素は肝臓で解毒されて恒常性を保っていますが、血液が劣化すると
解毒が間に合わず恒常性を保てなくなり病気の原因になります。
通常の血液検査ではこの血液の様子は分りません。
一般の血液検査は数のバランスを見るだけなので、血液の動態、振る舞いまで
把握しないからです。
実はここに現代医療の限界の原因があるかも知れません。
最初にあげた病気の要因は直接的に実感しにくいですが、最後には
「血液の汚れ」という目に見える形となって我々は自分自身で病気の実態を
確認できるのです。
しかし、ほとんどの医療機関はこのような血液の動態まで検査することは
ありません。ほんの一部の医師や治療家が実践しているだけです。
病気の本質は、血流障害と血液の障害であると言える。
体のあらゆる不調を戻すのは患者自身の血液の状態に左右されている。
造血と食養の関係、白血球と代謝、赤血球とエネルギー代謝の関係、
ストレスと骨盤変位の関係を理解する。
下の画像が患者の生きた血液の写真です。
(画像出典元・大沼四廊氏の著書「自然治癒力を科学する」から借用)
●白血球の動態の変化の様子(施術前)
(左側の写真)リウマチ患者の抹消血で白血球の動きを確かめたもの 。
赤血球は変性し、白血球は全く動かない。
(右側の写真)同日1分後の映像で、1分後も白血球は全く動く状態ではなかった。
「免疫不全」と診断される所以である。
●白血球の動態の変化の様子(施術後)
(左側の写真)上の32分後の画像である。
NRT細胞活性療法施術を試みた結果、赤血球の改善が認められる。
(右側の写真)左図から1分後の映像で、白血球が活性型に回復したことが確認された。
「自己免疫疾患」は自然治癒されるのである。
●赤血球が変化する様子
(左側の写真)変性が多くくっついたいた赤血球。
(右側の写真)NRT細胞活性療法施術を試みた結果、赤血球の改善が認められる。
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なぜ血液が汚れるのか、また、血液がきれいになると健康を取り戻すのか、
生化学者・大沼四廊氏の著書「自然治癒力を科学する」を参考にその理由を
考えてみます。
A 血液が汚れる原因は
①激しい運動をした後に出来る乳酸は血漿(血球を運ぶ液体)を汚し、その汚れが一定レベルを超えると、白血球不活性になり肝臓で解毒ができない状態となる。
②赤血球は活性酸素によるストレスを受けると、変型、変成する。
③栄養学に基づく食事は、体液が酸性に片寄る傾向がある。
そのため、腸内細菌叢のバランスが崩れ白血球が不活性になったり、赤血球が変成しがち。
④薬剤は血液を汚す。
痛み止めや風邪薬の服用時にも、白血球はそれを異物として捕らえ、薬の成分を吸収し、その結果、動きを止められる。
⑤食品添加物、着色料、農薬、化学肥料、ダイオキシン、飲料水、太陽光線、
抗生物質やホルモン剤、抗癌剤などの化学薬剤、放射線などすべて白血球を
不活性にし、血液を汚す。
⑥一定の水準を超えるストレスは、過剰な乳酸を産生、また、腸管の収縮により腸内容物が未消化のまま腐敗して、悪玉菌の産生するアンモニアにより血液は汚れる。
善玉菌は減少し、大腸菌などは増加して、PHは体液の恒常性を下回り異常を
きたす。これが白血球を不活性にする。
⑦五感を伝って感じる不快な情報、激しいスポーツ、過労、不眠や飢餓が限度を超えたときにも交感神経が高まる。つまり、このようなストレスも血液を汚す。
B 血液が汚れると何が起こるのか
①過剰な乳酸は血液も体液も酸性に片寄る。乳酸の毒素により白血球の
働きは妨げられ、ガス交換が低下し、活性酸素も残存することで、
代謝異常、細胞機能低下、体力減少、回復力が弱まり、悪循環となり
様々な病気の誘発や進行に至る。
②赤血球の連結形は血流の循環障害となり、エネルギー代謝やガス交感に影響を及ぼす。
③体液の酸性化と白血球の不活性、赤血球の劣化等という劣悪な環境が
遺伝子や染色体などの変位を起こす。
④ゴーストセル(角質変性に陥った細胞)が発生するのは、腸内容物の腐敗によるウエルシユ菌などが増加して、赤血球の細胞膜が破壊されて細胞内容液が放出するために透き通るようになり、赤血球の能力が減衰する。
⑤白血球は血管内を遊走してパトロールして異物(薬剤も)を食菌する。
薬剤成分を吸収した白血球は不活性型となり抗原抗体反応は中止される。
そのため、症状に変化はでるが、これを現代医学は薬効と見なしている。しかし、それにより、白血球の食菌作用や解毒作用は弱まり、
免疫応答反応や炎症反応、造血反応も障害される。血液が汚れると
白血球は動きが悪くなり本来の働きをしなくなるのである。
⑥腸管造血説に則ると、赤血球の劣化は障害された遺伝子を持つ体細胞を
生み出すことになる。
C 血液が綺麗になると何が変わるのか
①血液がきれいに改善されると、白血球が働きだし食菌作用、免疫応答反応、
炎症部の炎症反応も治まり出す。
②遺伝子は環境や条件により変化する。白血球の動態を改善することで、
遺伝子は修復、回復する
③赤血球が正常になると生体エネルギー代謝やガス交換、酵素反応など細胞機能が活性化される。
④活性化した白血球は、血液中の解毒の他、血管内皮細胞に沈着した疲労物質をも除去するので、血管の浸透率が向上するので、体細胞の機能が回復する。
そのため、損傷した遺伝子が修復される。
D 血液を綺麗にするためには
①過度の精神的ストレス、肉体的ストレス、環境的ストレスを取り除く、
あるいは退避する。
②腸の働きを正し、消化や発酵を促し、腹部を暖める手当てをするだけでも
白血球は活性化される。
腸の働きが高まれば、免疫系、造血系が高まる。
③不活性型の白血球は免疫強化食品を接食により活性型に変化する。
④白血球が活性化されるような食材を選ぶ。
⑤抗酸化食品によるPHの改善で血流は正常になる。
⑥骨格の歪みを改善して神経や血管の圧迫を改善する。
⑦腸管の長い日本人には肉食主体の食事は不適当。味噌、醤油、酢、梅干し
納豆などの発酵食品いわゆる伝統食を常食すると良い。
腸内細菌叢のバランスを保つことが大事である。
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考えさせらるのは、先天性の病気いわゆる生まれながらの遺伝子疾患も、妊娠中の母親の血液が劣化することで生じるとしている事である。
しかし、よくよく考えると当然だと言えます。胎児が成長するのはすべて母親の
血液から供給されているからです。供給される材料が劣悪であれば、どこかに欠陥が生じるのは自然の理ともいえるのです。
妊娠中はストレスを受けない、与えない、また、血液を汚すような食事を避ける
などの細心の注意が必要です。
しかし、遺伝子に障害を与えるのは劣化した血液が原因だとしても、血液をきれいにすれば障害を受けた遺伝子は修復されるである。
http://www12.plala.or.jp/space_za6/kenkou/kenkou61.html