中国経済は氷山にぶつかる直前のタイタニック号だ
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26(2014)年5月29日(木曜日)弐
通巻第4254号
中国経済は「氷山にぶつかる直前のタイタニック号だ」と不動産王
「黄金時代は終わった」と万科集団CEOも発言
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中国最大デベロッパーのひとつ「SOHO」集団の播石吃(創設者兼会長)は5月23日に行われた内輪のセミナーで「中国の不動産業界はタイタニック号が氷山にぶつかる直前のごとし」と述べていたことが分かった。ウォールストリートジャーナル(5月26日号)が伝えた。
理由は「第一にことし第一四半期の中国における不動産価格は9・9%下降したが、新しい建築着工はすでに25%落ち込んでいる。第二に不動産価格が20-30%下落するとなれば、業界のみならず金融セクターに悪影響がでるだろう」
播会長は、新聞記者がいないという会合と聞いていたのでつい本音を漏らしたらしい(ちなみに第二四半期の統計は来月末速報される予定だが、30%下落予測である)。
ついで5月28日の香港各紙が報道した。
中国最大の不動産開発企業「VANKE(万科集団)の郁亮総裁は「中国の不動産業界の『黄金時代』はおわった」と発言してことが分かった。
SOHOはすでに海外での投資を増やしておりNY,ロンドンでめぼしいビルを次々と買収してきた。後者の『万科』は、低所得者向けマンションなども着実に手がけてきており、高級別荘や豪邸ばかりか、幅広い投資を拡大してきたことで知られるが、同会長は「いずれにしても「中国に85000社もの不動産会社は不要だ」と不良企業の淘汰と業界の再編を予測しているという。
(注 播石吃の「播」はさんずい、「吃」は山偏)
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(読者の声1)期待の「維新の会」が分裂したようですが、保守の期待外れ。せっかく保守の跳躍に繋がるかと思われたのですが?
(JJセブン)
(宮崎正弘のコメント)結いの会と連携するなど、イデオロギーが疑わしく、分裂は当然でしょう。これで次の選挙では田母神新党と太陽の党との合流も可能性が出てきたのでは?
橋下氏の歴史感覚は以前から申し上げているように疑問だらけです。大阪都構想が、そもそもの間違い、「都」とは天皇陛下の皇居がある首都を意味しますから。
ですから分裂はすっきりして良いこと。橋下さんのグループは、おそらく次の選挙で惨敗でしょう。議席一桁になるかも知れませんね。
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(読者の声2)ぼくがよく見るブログから注目記事の紹介です。まずはベトナムから。「中国企業ハイアール姑息!ベトナムでの反中暴動時に日本国旗を掲揚!中国人にも成りすましが多いね!」
『ハイアールのベトナム工場の入り口には日本とベトナムの国旗が掲げられ、中国の国旗はなかった。日和見的で裏表があるのが中華民族の“伝統的な美徳”か? 内側では反日を叫び、外側には日本人のふ
りをして自分を守る。典型的な人格分裂だ』
http://ameblo.jp/fuuko-protector/entry-11864112418.html
ついでタイのコメ問題の続報、「汚職制圧委、コメ質入れ制度の巨額損失を捜査へ」『財務省の担当者によれば、預かったコメのうち280万トンが帳簿に記載があるものの実際には存在しないことが判明しているとのことだ。』
http://ameblo.jp/bangkokoyaji/entry-11864098490.html
最後に仏罰としか思えないほど災害続きの韓国から、「大型スーパーで車両爆発、地下鉄でシンナー放火。共に人命被害無し」
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11863888334.html
セウォル号事件の続報「セウォル号、貨物積載の詳細について」ではコンテナ固定設備のないフロアにコンテナを直置き、ロープでしばっただけ。コンテナ105個を積んでも「コンテナ無し」として申告。
http://ameblo.jp/sincerelee/entry-11863316281.html
救いようのない国民ですね。
ところで、貴誌「編集後記」でポーランドのヤルゼルスキーが敬虔なキリスト教徒だったとありました。ドナルド・キーン氏の著書に民主化要求が盛んだった頃のポーランドの様子が描かれています。
集会への参加を呼びかけるポスターに「教会のミサの後で」と書かれていたことからポーランドでのカトリック教会の役割の重要性を認識しています。
ポーランド人にとってのカトリック教会は日本人にとっての神社と同じくらいあたりまえのものなのでしょう。靖国神社の池に放尿し、大鳥居にハングルで落書きをする半島人には「神聖」なる概念がないようです。哀れな民族ですね。
http://getnews.jp/archives/349432
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140528/dms1405281820011-n1.htm
(PB生、千葉)
(宮崎正弘のコメント)当時、『TIME』の表紙を飾ったワレサに同誌記者がインタビューしたところ、「わたしが教会に行くのは魂と会話するためだ」と言っていた台詞を思い出しまいた。
(天安門事件25周年 東京集会 掲示板) 6月4日まで毎日内容が変わります
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ウアルカイシ(吾爾開希)氏が来日予定!
「天下圍城」日本呼びかけ人が中国大使館前で抗議デモを行い、抗議文を投函します。
「天下圍城」は世界中の中国大使館や領事館を取り囲む「人間の鎖」のアクションですが、日本では警察が決めたルールがあるため、中国大使館前で5人ずつ抗議を行います。
●集合場所 麻布税務署わきの路上
地図 http://goo.gl/maps/0EDLe
時間 6月4日、13時30分集合 抗議デモは14時から15時
この呼びかけ人主催の抗議時間は警察との取り決めで1時間です。人数が多く時間をオーバーする場合でも15時で終了します。それ以降、抗議を続ける場合は現場での判断になります。
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「天安門事件25周年『天下圍城』」日本呼びかけ人 古川郁絵、王進忠
「天安門事件25 周年世界同時アクション『天下圍城』」日本語公式サイトが開設されました。
http://tiananmen1989.net
1989年6月4日、中国北京で起きた天安門事件から25 年。人権状況が改善されるどころか悪化し続ける中国。当時の学生リーダーの一人である王丹氏を中心に中国政府に対する“全世界同時抗議”が呼びかけられました。日本でも中国の民主活動家と日本人サポーターがホームページを立ち上げました。
<日本語公式サイトの内容>
天安門の学生リーダー王丹氏から日本語の直筆メッセージ
写真集「記録 1989年 東京」
天安門事件当時、日本の中国人留学生と支援者による抗議活動の写真を公開。日本からの寄付金の受取人、劉暁波氏(2010 年にノーベル平和賞受賞)や学生リーダー、ウーアルカイシ氏
のサインなど当時の資料も公開しています。
海外スケジュール:世界各地の民主活動家の抗議行動や行事のスケジュールを掲載(中国語・英語)。
天安門事件25周年 天下圍城 日本
http://tiananmen1989.net
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6・4「天安門事件25周年 東京集会」のお知らせ
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この集会は世界でもめずらしい日本人の保守陣営が中国の民主活動家、亡命作家、そして中国の抑圧される少数民族団体と連携し、さらに領海問題で中国に侵略されているベトナム、フィリピンの代表らをまねいての画期的なイベントになります。
当日は「天安門事件25周年」のバッジを頒布します。また石平、黄文雄、陳破空、宮崎正弘らの中国批判書籍頒布会もあります
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あの衝撃の天安門事件〔1989年6月4日〕から四半世紀。ことしは世界各地で中国共産党の凶暴な独裁政治を糾弾し、中国に「自由・民主・法治・人権」をもとめる集会が開催され、東京では各派が大同団結、世界でもユニークな集いになります。どなたでも参加できます。
記
とき 6月4日〔水〕午後6時~8時15分(午後5時半開場)
ところ アルカディア市ヶ谷 三階大ホール(JR・メトロ「市ヶ谷」徒歩三分)
http://www.jstc.jp/map/kenshu-mapARCADIA.html
入場(会場分担金) おひとり1000円 (外国人留学生と学生は無料。ID提示)
<どなたでも、予約なしでご参加いただけます!>
主催 「天安門事件二十五周年 東京集会」実行委員会」
呼びかけ人 黄文雄、石平、相林、ペマ・ギャルポ、宮崎正弘 水島総
共催 「アジア自由民主連帯協議会」(ペマ・ギャルポ代表)
「頑張れ日本! 全国行動委員会」(田母神俊雄 代表)
「国防問題研究会」(玉川博己 代表幹事)
プログラム 天安門事件のフィルム上映
開会の辞(水島総)、犠牲者に黙祷 (司会 古川郁絵)
基調講演 石平「私は天安門事件で中国を捨てた」
ゲスト 陳破空(在米、亡命作家。通訳があります)
発言 ペマ・ギャルポ(チベット)、イリハム・マハムディ(ウィグル)
相林(中国)、オルホノド・ダイチン(蒙古)、王明理(台湾)、ベトナム
フィリピン、ミャンマー代表ほか藤井厳喜、西村幸祐、黄文雄から挨拶。
ならびに国会議員挨拶など・
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賛同者(五十音順、敬称略)
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浅野和生、阿羅健一、荒木和博、一色正春、井尻千男、井上和彦、伊原吉之助、入江隆則
植田剛彦、潮匡人、梅原克彦、呉 善花、大高美貴、大原康男、岡田英弘、岡崎久彦
小田村四郎、小山和伸、加瀬英明、加地伸行、鍛冶俊樹、門田隆将、加藤康男
川口マーン恵美、河添恵子、川村純彦、北村良和、工藤美代子、小林 節、小堀桂一郎
酒井信彦 佐々木良昭、佐藤雅美、佐藤 守、澤 英武、新保裕司、杉原志啓、関岡英之
高池勝彦 高森明勅、高山正之、高田純、田久保忠衛、竹本忠雄、田中秀雄、田母神俊雄、塚本三郎、堤 堯、頭山興助、富岡幸一郎、中西輝政、中村彰彦、永山英樹、西尾幹二
西村幸祐、花田紀凱、板東忠信、日暮高則、福井雄三、?田 逸、藤井厳喜、馬渕睦夫
三浦小太郎、三橋貴明、宮脇淳子、三輪和雄、宗像隆幸、村松英子、室谷克実、鳴
霞
茂木弘道、 山内健生 山際澄夫、山口洋一、山田吉彦、山田恵久、山村明義、柚原正敬
渡部昇一、渡辺惣樹 劉 燕子、林 建良
後援 日本ウィグル協会 チベット百人委員会 モンゴル自由連盟党
台湾独立建国連盟日本本部、日本ベトナム島嶼会議 日比連絡会議準備会
協賛 史実を世界に発信する会、日本文化チャンネル桜 日本李登輝友の会、呉竹会
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『2014年の中国を予測する―中国大陸から次々と逃げ出すヒトとカネ』(ワック)
石平氏との対談第五弾
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『2013年後期の中国を予測する』(石平氏との対談第4弾 ワック)
『2013年の中国を予測する』(石平氏との対談第3弾 ワック)
『増長し無限に乱れる欲望大国、中国のいま』(石平氏との第2弾 ワック)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第1弾。ワック)
『猛毒国家に囲まれた日本』(佐藤優氏との対談。海竜社)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社)
『世界が仰天する中国人の野蛮』(黄文雄氏との対談。徳間書店)
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