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宗教団体専用の党のくせに

創価学会、「見解」独り歩きに困惑 集団的自衛権「あくまで慎重に」
産経新聞 5月20日(火)10時45分配信
集団的自衛権をめぐる公明支持層の反応(写真:産経新聞)
公明党の支持母体である創価学会が、広報室として発表した集団的自衛権の行使容認をめぐる見解の波紋に困惑している。「本来、憲法改正すべきだ」と一般論を示したつもりが、行使に向けた憲法解釈変更を目指す政府・自民党が「反対」と受け止め、敏感に反応。20日の与党協議への影響を懸念し、公明党への牽制(けんせい)発言が相次ぐ中、学会側は見解の「独り歩き」を懸念している。
事の発端は朝日新聞から見解を求められ、16日に発表したこと。行使容認に慎重な姿勢を示しながらも、政教分離の観点から与党協議を縛らないよう「本来、憲法改正手続きを経るべきだ」とあえて「本来」と前置きし、「広報室のコメント」にした。学会幹部は「何でも反対ではない。あくまで慎重」と語る。
もっとも、見解発表は異例なだけに、公明党に対し「与党協議で安易な妥協は許さない」と、クギを刺す意味合いがあった可能性も否定できない。
そんな思惑を感じ取った自民党の石破茂幹事長は18日にいち早く「公明党の判断に主体性がなくなることはないだろう」と反応。菅義偉官房長官は19日の記者会見で与党協議への影響について「ないと思う」と言い切った。
当の公明党は「コメントすることはない」(山口那津男代表)と多くを語らないが、漆原良夫国対委員長は19日、記者団に「一つの参考意見にはするが、党は党の立場で進める」と述べ、見解に縛られるものではないとの認識を示した。

【名言か迷言か】なぜ「『戦地に国民』へ道」なのか 思わず買ってしまった東京新聞
つい手が伸びた。
「『戦地に国民』へ道」
こう大見出しを掲げた16日付東京新聞の朝刊1面に、興味を持ったからだ。政府の有識者会議「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が報告書を提出し、安倍晋三首相が記者会見したことを報じたものだ。
「どういう論理で、国民が戦地に行かなくてはいけないのか」
安保法制懇を担当している身として、不勉強を恥じながら、勉強してみようと思って買ったのだが、「なるほど!」と理解できるような説明を見いだせず、結局よく分からなかった。17日付産経新聞朝刊の「産経抄」も「全く理解できなかった」ようだ。
産経新聞は「首相 行使容認へ強い決意」(東京本社発行16日付15版朝刊1面)を見出しに掲げ、いずれも東京で読むことができる主要他紙も「集団的自衛権行使へ転換」(朝日新聞)、「集団的自衛権 容認を指示」(毎日新聞)、「集団的自衛権 限定容認へ協議」(読売新聞)、「首相『憲法解釈の変更検討』」(日経新聞)との見出しで報じた。
やはり、「『戦地に国民』への道」は突出している。なぜ「『戦地に国民』への道」なのか。「集団的自衛権は、自国が攻撃されていないのに武力を行使する権利で、容認は海外の戦場に国民を向かわせることにつながる」では、分かりにくい。余計なお世話かもしれないが、そこはきちんと同じ記事で説明した方がよかった。これまで理由を報じてきたとしても、私みたいに混乱してしまう人がいるかもしれない。
ちなみに、安保法制懇のメンバーにも取材を重ねてきたが、私には誰一人として、国民を戦地に送り込んでやろうと思って議論し、報告書をまとめているとは感じられなかった。
南シナ海では中国による石油掘削作業を発端にベトナムとの対立が先鋭化している。中国の一方的な行為に、日本政府も「やりたい放題だ」(政府関係者)と非難を強める。
なぜ、中国がこの海域で衝突を繰り返し、力を背景に領有権を主張するのか。それは米国の抑止力が日米同盟のように働いていないからだ。
安保法制懇の報告書が出ただけで、政府がまだ憲法解釈の見直しすらしていないのに、中国は敏感に反応した。「中国を含むアジアと国際社会は日本の真の狙いに対し強く警戒している」と中国外務省報道官が牽制した。逆に、そんなに反発するだけの「中国の真の狙いとは何か」と聞きたいところだ。それと私が知る限りでは、日本の集団的自衛権行使には、中国と韓国以外の周辺国は理解していることは指摘しておきたい。
ただ米国だけの軍事力に頼り切って、黙って指をくわえて日本は何もせず、気付いたら米国も離れ、抑止力は弱まり、一方的な衝突に巻き込まれ、いつの間にか領域を侵されていた…。
それよりも、米国をはじめ友好国と集団的自衛権を行使できるという当たり前の関係を築き、日本に必要な抑止力を持ち、相手に隙を与えず、侵略や衝突を思いとどまらせる方が、よっぽど紛争を避けられる気がするのだが…。(峯匡孝)
◇…先週の永田町語録…◇
(12日)
▽解決されず
石破茂自民党幹事長 福島県では東日本大震災で亡くなった人も大勢いるが、震災関連死が上回る。他の被災県も問題を抱えているが、特にいろいろなことが抜本的に解決されることなく続いている。(記者会見で)
▽深刻に反省
海江田万里民主党代表 何としても党のバラバラ感を克服しなければいけない。地域で支えてくれた多くの皆さんに、大変大きな痛手を与えたと深刻に反省している。(党の政策研究会で)
(13日)
▽よく分からない
脇雅史自民党参院幹事長 内閣府と内閣官房の在り方として、外から見れば、何をしているのかよく分からないし、やたら会合が多すぎる。行政として、効率的な体制になっていないのではないか。(記者会見で)
▽長男として
松原仁民主党国対委員長 今後は、野党各党と幹事長、国対委員長の定例会談を開きたい。各党の立ち位置を踏まえながら、野党の長男としての矜持(きょうじ)を示したい。(党代議士会のあいさつで)
(14日)
▽全身全霊
石破茂自民党幹事長 選挙目当てに調子の良いことを言えば、国を誤らせる。自民、公明両党は農林漁業を守ることに全身全霊をかけている。いいかげんな環太平洋連携協定(TPP)交渉はしていない。(全国農業協同組合中央会の集会で)
▽ゲームの暇なし
榛葉賀津也民主党参院国対委員長 野党の中でどことくっつくとか、どことの距離がどうのこうのという牽制をし合うゲームをしている暇はない。(記者会見で)
(15日)
▽全員参加型社会
甘利明経済再生担当相 人手不足は経済成長を図る上で極めて重要な要素の一つだ。政府は全員参加型社会を提案しており、環境整備に取り組んでいる。(記者会見で)
▽あっという間
片山虎之助日本維新の会参院議員団会長 6月11日の党首討論には石原慎太郎共同代表が出る。時間が短いから、あっという間に終わる。あっという間だから(追及を受ける)与党にとってはいいのかもしれない。(記者会見で)
(16日)
▽自然な表情
菅義偉官房長官 (東京・台場の遊興施設にお目見えする安倍晋三首相の等身大ろう人形に関し)歓迎したい。ぜひ、首相に似た自然な表情のろう人形になるといいなと思う。(記者会見で)
▽法制局人
榛葉賀津也民主党参院国対委員長 横畠裕介・新内閣法制局長官は法制局の中の保守本流だ。小松一郎前長官の流れを踏襲して答弁するのか、「法制局人」としての気概を見せるのか。(記者会見で)
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/140518/plt14051812390005-n1.html