人間もダイエットやストレスで脂肪肝になってしまうことがあるらしい。 | 日本のお姉さん

人間もダイエットやストレスで脂肪肝になってしまうことがあるらしい。

わたしの猫ちゃんが風邪をひいて食欲不振となり、
三日間ぐらい何も食べられない状態が続いた。
注射で風邪は治ったが、耳の付け根が黄色くなってきたので変だと思い、
病院に連れて行ったら、脂肪肝で命が危ない状態だと言われた。
猫ちゃんは入院させ、毎日血管から点滴をし、
看護婦さんが無理やりご飯を口に詰め込んで食べさせてくれたので
やっともとにもどった。
猫は、絶食すると直ぐに脂肪肝になり、そのまま死んでしまうらしい。
風邪だと思って軽くみていると大変なことになる。
人間もダイエットやストレスで脂肪肝になってしまうことがあるらしい。
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Q
中性脂肪は低いのに脂肪肝。健康的な食事をしているのになぜ? (30代/女性)
会社の定期健診でCT検査を受けたところ、脂肪肝と診断されました。体重は標準より若干オーバーしているものの、中性脂肪値とコレステロール値は基準値より低値です。中性脂肪値が高ければ脂肪肝になるのはわかりますが、低い私が脂肪肝になった原因がわかりません。ふだんの食事は魚や野菜が中心で、肉や脂っこいものは週に1度食べるか食べないかです。
アルコールも飲まず、自分では健康的な食生活だと思っていたので、がっくりきました。病院ではカロリー制限を指導され、脂っこいものは減らしました。週に3日ほどウォーキングを15分くらい行っていますが、2カ月後の現在も変化がありません。もっと運動を増やすべきでしょうか。
A
(カット)
ストレスが長期化すれば、皮下の脂肪はどんどん血液中に溶かされるので高脂血症も発症し、肝臓に脂肪が溜まり続けて脂肪肝になるというわけです。脂肪肝を発症させるストレスには、次のようなものがあります。
(カット)
脂肪肝はストレスから身を守る反応です。
一般に脂肪肝の目安とされるのは、肝臓内の中性脂肪が5%を超えた場合です。肝臓の重要な働きの一つに、糖質、脂質、タンパク質などの栄養素の代謝があります。食事に含まれる脂質は腸で吸収されたあと肝臓に送られて中性脂肪に合成され、一部は肝細胞(肝臓を構成する細胞)の中に蓄えられます。肝細胞中に脂肪が過剰に蓄えられた状態が脂肪肝です。
原因はアルコールの飲み過ぎや、脂ものを過剰にとるなど食生活の偏りで起こるとされています。肝臓に脂肪が溜まったからといって、すぐ生命に危険がおよぶわけではありません。しかし、放置しておくと肝臓がはれて肝機能に障害が生じ、疲れやすくなるなどの弊害が生じるようになります。脂肪肝の治療は食事療法と運動療法が中心で、効果がないときは補助的に薬物療法も併用します。
あなたのようにアルコールも飲まず肥満もしていないのに、脂肪肝になる人は少なくありません。このような非アルコール性脂肪肝の発症原因は不明とされていました。
長時間労働は脂肪肝に直結
① 断食による飢餓状態
断食をはじめると、100%脂肪肝になります。食物を断てば糖質が得られなくなるので、ミトコンドリアは生き延びるために、皮下にためておいた脂肪を肝臓に戻します。行き過ぎたダイエットでも脂肪肝が起こります。
② 長時間労働
朝から夜遅くまで長時間働くという状況では、ミトコンドリア系の持久力のエネルギーを使います。毎日残業が続くような場合、食物から得た糖だけでは足りなくなり、肝臓に脂肪を戻して溜め置き、エネルギー源にします。働き盛りの人に脂肪肝が多いのは、長時間労働というストレスが原因なのです。
③ 精神的なストレス
人間関係や経済問題で悩んでいるとき、職場でいじめにあうなどして恐怖感があるときは、交感神経が緊張して興奮モードにスイッチが入ります。この状態が持続する場合、多くのエネルギーが必要となり脂肪肝になります。
④ 肥満
小太り程度なら問題はありませんが、少し歩いただけで息が切れるほど肥満が進んだ場合は、循環器系に負荷がかかり、交感神経緊張状態になります。自分の体重がストレスになって、脂肪肝になるのです。
⑤ 薬の飲み過ぎ
痛み止めなど現代薬の多くは交感神経を緊張させる作用があり、長期に服用すると脂肪肝を誘発します。
⑥ アルコール
アルコールを適度に飲んでいる分には脂肪肝にはなりません。しかし、毎日二日酔いになるくらい飲み過ぎると交感神経緊張状態になり、興奮モードを支えるために大量のエネルギーが必要になり、「アルコール性脂肪肝」が発症します。
脂肪肝は悪者扱いされがちですが、実はストレスを乗りきるために生じている適応現象であることがわかります。したがって、根治させるには、ストレスから逃れて体をいたわることが先決です。もし、薬を常用しているのならやめましょう。ウォーキングを増やすのはかまいませんが、それがストレスになるのなら無理をすることはありません。高脂血症の場合も、同様の対処で治っていきます。