今年4~6月の3カ月間に新規HIV感染者報告数は過去2位、新規エイズ患者報告数は過去1位 | 日本のお姉さん

今年4~6月の3カ月間に新規HIV感染者報告数は過去2位、新規エイズ患者報告数は過去1位

歴史的な発見。サンゴがHIV感染を防ぐ―アメリカがん研究所
2014年05月09日 22時10分 提供:マイナビウーマン
アジアの貧しい国を中心に、世界中で拡大しつつあるHIVウィルス。エイズの発症を遅らせることはできても根本的な治療法は発見されていないのが現状です。しかしこの長い暗闇に光を投げかけるような歴史的な発見がアメリカでありました。
アメリカのがん研究所は、オーストラリア北部で採取したサンゴに含まれるタンパク質がHIVウィルスの感染を防ぐと発表しました。
研究者の説明によるとサンゴのタンパク質が体内のT細胞に侵入しようとしているHIVウィルスにしっかりと絡み付いて、中に入るのを阻止してくれるそうです。
研究者たちはサンゴから発見されたタンパク質を大量に複製することにより、さらに実験を重ねて実用に向けて全力を尽くすと述べています。
アメリカがん研究所は、HIVウィルスを自然の力でブロックすることを念頭に長年研究を重ねて来ていました。今まで何千もの物質を試した中で、やっとその努力が実り、サンゴにたどりついたのです。
HIVウィルスは今も人類を脅かす恐ろしい存在として人々を恐怖に陥れています。この研究がさらに進み、実用化されることを世界中が待ち望んでいます。
HIVウィルスの感染経路は、血液感染、性行為による感染、そして母子感染が主なものです。
行きずりの人とのセックスや安易に血液などに触れることによって、ウィルスに感染することがあり得ます。
普段から「自分は大丈夫」などと過信せずに、十分予防対策をするのも大切です。
Coral Reefs Produce HIV-Blocking Proteins, Offering Potential Barriers For Use In Lubricants And Gels
http://www.medicaldaily.com/coral-reefs-produce-hiv-blocking-proteins-offering-potential-barriers-use-lubricants-and-gels-279662
http://news.ameba.jp/20140509-672/
本当に風邪?「HIV感染」しているかもしれない12個の症状
: 2013.08.27
風邪や身体の痛みが慢性的に続き薬を飲んでも治らない方は、HIV感染の疑いがあるかもしれません。日本は発展途上国でないにも関わらず、HIV感染者は年々増加、あるいは横ばい傾向であり、自分は感染している可能性がないとは言いきれません。
HIV感染の症状はとても風邪とよく似ているので、風邪だと思い放置しておくと、気付いた時には症状が進行し手遅れになる可能性があります。逆に言えば、初期段階で、感染している事に気づけば、治療方法が沢山あります。
風邪とHIV感染の見分け方を含めて、HIV感染の症状をアメリカの健康情報サイト『Activebeat』をもとに12個、紹介します。
■HIV感染の症状12個とは
(1)熱がある
薬を飲んでも下がらない微熱が続きます。また、血中にウイルスが入ってきた事により、夜中に熱によって汗がでる症状があります。
(2)喉の痛みがある
HIV感染の初期状態で、喉の痛みがでてきます。慢性的に喉の痛みがある人は、口腔カンジダ症や口腔内潰瘍なども引き起こしている可能性もあります。
(3)身体の痛み
身体の筋肉に痛みがでてきます。HIVウイルスがリンパ節に侵入し腫れあがる事や、リウマチの炎症により、このような症状がでてきます。関節炎を引き起こす場合もあります。
(4)乾燥した咳が続く
乾燥した咳が続く事もHIV感染の初期症状です。風邪との違いは、抗生物質や咳止めの薬を飲んでも効果がないという事です。症状が悪化すると肺炎にまでなるので、咳が続く場合は病院へ行きましょう。
(5)リンパ節の腫れ
HIV感染者の67%がリンパ節の腫れを初期症状で経験しています。主な箇所は、首、脇の下、曾けい部です。普通ではないほど腫れあがるのが特徴です。
(6)頭痛
慢性的な頭痛がするのも特徴です。HIV感染者の2人に1人は頭痛を経験しています。
(7)体重が減る
体重減少はHIV感染者の特徴であり”AIDS wasting”と呼ばれています。この体重減少の特徴は、吐き気、下痢、嘔吐による体重の減少で、自分の体重の10%以上も減少してしまいます。
(8)疲労感がある
休息をいくらとっても全く緩和しないほどの慢性的な疲労感がある人が多いですが、HIVが進行してからこの症状がでてくる人もいます。
(9)皮膚発疹がある
発疹はHIV感染の一般的な症状のひとつで、”HIV rash”と呼ばれており、感染者の85%にみられる症状です。発疹は赤く腫れあがり、かゆみみがあったり、皮がむけたりします。特に、生器や顔などの温かく湿った部位では、水ぶくれとなる事もあります。
(10)夜に汗をかく
眠っている最中、大幅に体温が上がったり下がったりします。体温調節をするため、汗を大量にかき、起きた時にはびしょぬれ状態になっています。
(11)口にヘルペスができる
HIV感染をしていなくても、ヘルペスはできる方も多いと思いますが、HIVに感染した場合は頻繁にできやすくなります。
(12)何の症状も全くない
一番危険な状況は全く、これらの症状がない人です。自覚も関心もない人達が一番感染の危険が高く、知らないうちにHIVを拡げてゆきます。
いかがでしたか? 当てはまった症状が多い方は一度検査をしてみて下さいね。初期の段階で気付く事ができれば、病状を悪化させずに、通院しながら普通に生活する事ができます。
※ 13 Signs You may have HIV ‐ Activebeat
http://woman.mynavi.jp/article/130827-077/?gaibu=/2378206/43/
3カ月間の新規報告数は440件で過去1位、HIV/エイズがいまだ増加中
2013.09.30
認識しているつもりでも、どこかひとごとのように思っている人が多いHIV/エイズ。しかし、エイズ予防財団が運営するサイト「エイズ予防情報ネット」によると、今年4~6月の3カ月間に新規HIV感染者報告数は過去2位(294件)、新規エイズ患者報告数は過去1位(146件)、HIV感染者とエイズ患者を合わせた新規報告件数は過去1位(440件)と、増加を続けています。一方で、治療法の開発が進み、HIVに感染していてもエイズという状態に進行するのを防ぎ、長く生きていくことが期待できるようになっています。つまり、HIVを抱えて生きている人は、毎年増えており、身近な話になりつつあるのです。
■検査を受けた理由は「実際に心配なことがあった」「新しい恋人ができた」
HIVやエイズを身近に感じるきっかけになるのがHIV抗体検査。厚生労働省動向委員会の報告によると今年だけでもすでに4万6000人以上の人が受検しています。エイズ予防財団で実施したイベント即日検査で聞いた受検した理由は「実際に心配なことがあったから」「念のため」「気になる症状があるから」「身近に感染した人がいたから」「新しい恋人(パートナー)ができた」「近く結婚や子どもをつくることを考えたから」など。まだ受検したことがない人も、なにかひとつは自分にもあてはまる気はしませんか?
ちなみに検査は、採血での血液検査。保健所や病院、クリニックで受けられ、保健所であれば名前や住所を知らせずに無料で検査できます。ただし、予約が必要な場合もあるので、事前に電話で確認をしておきましょう。早期発見は早期治療につながるだけでなく、感染の拡大防止に結びつきます。HIVは、感染していても自覚症状がない場合が多く、自分は大丈夫だと思っていると、ほかの人へと感染させてしまう可能性があります。自分のためにも、パートナーのためにも、思いたったらまずは検査を受けてみましょう。
■「世界エイズデー」で楽しみながら理解を深める
また、そんなHIV/エイズについての正しい知識を深められるのが、12月1日を中心とした日程で行われる「世界エイズデー」。世界各地でさまざまなイベントが企画されており、日本でも行われています。ちなみに今年のキャンペーンテーマは「恋愛の数だけHIVを語ろう」。新規HIV感染者・エイズ患者の8割以上は、性行為による感染であり、恋愛の数ほどたくさんエイズについて語ろうという意味が込められています。
ちなみに今までに行われていたのは、渋谷ハチ公前での街頭キャンペーンやHIV(エイズ)即日検査。昨年は「“AIDS”GOES ON… ~エイズは続いている~」というテーマで豪華アーティストによる無料啓発ライブなども行われました。積極的に参加して、楽しみながら理解を深めることでHIV/エイズが今より身近に感じられそうです。
(浜田彩)
http://woman.mynavi.jp/article/130930-050/?gaibu=/2378206/43/