正直にミスを認めて怒られたらよかったのに
「遠足中止を」生徒装い手紙=JTB社員、手配ミス発覚恐れ―岐阜
時事通信 4月29日(火)13時48分配信
JTB中部(名古屋市)多治見支店の営業担当の男性社員(30)が、岐阜県立東濃高校(同県御嵩町)の遠足バスを手配し忘れ、ミスを隠すため、生徒を装い遠足中止を求める内容の手紙を学校に届けていたことが29日、同校などへの取材で分かった。遠足当日バスが来なかったため手配ミスが発覚、遠足は延期された。
同社は男性社員を処分する方針。東濃高校の早野稔教頭は「遠足は何とか実施したいので、日程を調整している」と話した。
同校によると、遠足は全校生徒317人が対象。各学年ごとに名古屋市の東山動物園、三重県桑名市のナガシマスパーランドなどに行く予定で、男性社員に大型バス11台の手配を依頼していた。
男性社員は遠足前日の24日夕、「学校の郵便受け近くに落ちていた」と言って、同校事務室に手紙を届けた。匿名で生徒を装い「(遠足に)行くのは死ぬよりつらい」などという内容だったという。このため同校は電話で、全校生徒の安否を確認。該当者がいなかったため遠足実施を決めた。
しかし25日朝、全校生徒が集まる中、バスは来ず手配ミスが発覚。JTB側がその後、全校集会で謝罪した。同社の調査で手紙は男性社員が書いたことが判明したという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140429-00000045-jij-soci
JTB中部社員、泣きながら「申し訳ない」
日本テレビ系(NNN) 4月30日(水)1時47分配信
遠足のバスを手配し忘れた大手旅行会社JTBの30代の男性社員がミスを隠すため、自殺をほのめかす内容の手紙を学校に送り、遠足を中止させようとしていたことが分かった。JTB中部は29日午後、会見を開き謝罪した。
JTB中部・松本博社長「関係者のみなさまに大変なご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」
24日、全校での遠足を翌日に控えた岐阜県立東濃高校に生徒が差出人となった手紙が届いた。封筒の表には「先生」、裏側には「生徒」と新聞の切り抜きが貼られていたという。早野稔教頭は「(手紙の)内容が『明日の遠足を中止してほしい』と。自殺という言葉はありませんでしたが、それをにおわすような言葉がありました」と話す。学校は全校生徒の安否を確認し、該当する生徒がいなかったため遠足の実施を決めた。
25日朝、300人を超える生徒が集合したが、予約した大型バス11台は出発時間になっても来なかった。JTB中部によると、JTB中部の男性社員はバスの手配を任されていたが、遠足前日の24日午後、手配できていないことに気づいた。社員はそのミスを隠すため生徒を装った手紙を書き、打ち合わせで学校を訪れた際、「ポスト付近で拾った」と偽って届けたという。
JTBは25日に学校側に謝罪。また28日に行われた全校集会では、生徒に謝罪したという。社員は事の重大さに気づき泣きながら申し訳ないと話していたという。JTB中部は、この社員を厳重に処分する方針。
また高校は、延期となった遠足をできれば来週に実施したいとしている。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20140430-00000000-nnn-soci
生徒装い「自殺する」 JTB社員がミス発覚恐れ手紙
2014年04月29日10:21
◆遠足バス手配できず…
岐阜県可児郡御嵩町の東濃高校が25日に予定していた遠足が旅行会社JTB中部(名古屋市)の手配ミスでバスが用意できずに延期となり、ミスに気付いた社員が責任を逃れるため、生徒を装って遠足を中止しなければ自殺するという内容の手紙を学校に届けていたことが28日、分かった。
同校によると、遠足前日の24日夕にJTB社員から、学校のポスト付近に落ちていたとして手紙が学校に届けられた。手紙に「あしたの遠足に行きたくない。中止しなければ自殺する」と書かれていたため、学校はその日のうちに全生徒の安否を確認、遠足の実施を決めた。
ところが当日の25日午前8時、JTBが手配する大型バス11台が用意できてないことが判明し、遠足は延期となった。全校生徒317人は、学年ごとにバスで東山動物園やナガシマスパーランドなどに行く予定だったが、帰宅した。
その後、JTBの調査で、バスの手配ミスに気付いた社員が、自身の責任を回避するため生徒を装った偽の手紙を自ら作成し、学校に届け出ていたことが分かった。
JTBは28日、おわびと説明の文書を保護者に配布。「事実関係の十分な調査をした上で、このような行為を犯した社員を厳重に処分するとともに、再発防止に向けた管理体制を徹底する」と謝罪した。
http://e.mag2.com/1kclH6N ≪岐阜新聞Web≫