「昼寝が不可欠な裏には、睡眠障害が原因である場合がある」
毎日昼寝をしている人は死亡率が高まると判明!英米調査
さえきそうすけ
公開日時:2014年04月17日 10時00分 更新日時:2014年04月17日 10時00分
http://irorio.jp/sousuke/20140417/128279/
年齢を問わず「毎日の昼寝は欠かせない!」という人もいるだろう。昼間寝ることで頭がスッキリするし、リフレッシュできる。が、いくら気分は爽快でも、それは体からの警告かもしれないので注意が必要だという。
毎日昼寝をしている人は死亡率がアップ!
米マウントサイナイ医療センターの睡眠センター長、Steven Feinsilver博士らは昼寝の習慣のない英国で、被験者16,374人に対し13年間追跡調査を実施した。
調査期間中約3,000人の被験者が亡くなったが、死亡者について昼寝の習慣や全身の健康状態、死亡原因を検証したところ、以下の事柄が明らかに。
毎日の昼寝が1時間以内の人は死亡率が14%アップ
毎日1時間以上昼寝をしている人は死亡率が32%アップ
死亡率は気管支炎や肺気腫、肺炎など肺の疾患に伴い上昇している
昼寝と死亡率の因果関係は不明、睡眠障害が隠れている可能性あり
但し、昼寝が直接この様な疾患や死亡率に関係しているかは不明で、今回の調査だけでは両者の因果関係は確認できていない。
「昼寝が不可欠な裏には、睡眠障害が原因である場合がある」と博士。例えば睡眠時無呼吸症候群のせいで、昼間眠くて仕方ないなど…。そして睡眠時無呼吸症候群は心疾患や脳卒中、死亡のリスクを高める。
博士の「昼寝自体が健康を脅かすことはないだろう」との言葉に一安心。しかし、“昼寝をする理由”に睡眠障害や体調の変化が隠れていないかご注意いただきたい。
出典元:Study Suggests Naps Could Be Hazardous To Your Health - CBS(4/14)
出典元:Why taking an afternoon nap 'raises risk of an EAR - Mail
Online(4/12)
出典元:Naps Could be Harmful, Study Finds - Counsel & Heal(4/16)