格安スマホ、関電系ケイ・オプティコムも参入 今夏にも発売へ
関電系「ケイ・オプティコム」格安スマホ参入へ
読売新聞 4月16日(水)3時0分配信
関西電力系の通信会社ケイ・オプティコム(大阪市)が、早ければ今夏にも、格安のスマートフォンの販売に乗り出すことが分かった。
利用料金は端末代金込みで月額3000円程度と、大手携帯電話会社と比べて半額以下を想定している。スマホ端末は、インターネットなどで全国への販売を検討している。
既存の携帯電話会社から通信回線を借りるMVNO(仮想移動体通信事業者)の方式を採用する。従来のMVNO業者はNTTドコモの回線を借りる場合が多かったが、ケイ・オプティコムはKDDIの回線を使う方向で調整している。
ケイ・オプティコムは関西の2府4県で光回線サービスを提供し、戸建て向けでは5割近い市場占有率を握る。ただ、市場の伸びが鈍化しているため、格安スマホ事業へ参入し、収益源の確保を狙う。
最終更新:4月16日(水)3時0分
格安スマホ、関電系ケイ・オプティコムも参入 今夏にも発売へ
産経新聞 4月16日(水)11時2分配信
関西電力系の通信会社、ケイ・オプティコムが、携帯電話大手の半額程度となる格安料金で、通信サービスとセットにしたスマートフォン(高機能携帯電話)を発売することが15日、分かった。既存の携帯会社から回線を借りる「仮想移動体通信事業者」(MVNO)として、携帯電話事業に新規参入する。今年夏にも発売する。
消費税増税などで家計負担も膨らむ中、同社は通信費を少しでも減らしたい消費者らに購入してもらえると判断。自社ブランドで携帯電話事業を展開することにした。近く発表する。
同様の事業は流通大手のイオンなども今月から始めており、異業種の参入が目立っている。
ケイ・オプティコムはスマホに参入することで、関西での固定通信サービスから、通信事業を全国向けに本格展開することになる。今後、回線使用契約や料金体系の詳細を詰める。「050」から始まる同社のIP電話「ララコール」も無料で利用できるようにするとみられる。
携帯電話大手の通信網に、ケイ・オプティコムのインターネット設備を接続して、スマホを販売。利用者は携帯電話用ICカード「SIMカード」と端末を受け取って使う。
関西2府4県の光ファイバー回線の世帯普及率は、平成25年9月末時点で50・0%。全国平均の45・5%と比べても高く、新規顧客の獲得が難しくなっている。このため、同社はスマホ事業をもう一つの収益の柱に育てる考えだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140416-00000511-san-bus_all