チュウゴク政府に文句を言う自由はチュウゴク人には無い。
環境保護、公害反対運動が軍と対立
「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成26(2014)年4月3日(木曜日)
通巻第4197号
<速報>
茂名暴動に戦車が出動、死者15名以上
環境保護、公害反対運動は軍と対立する暴動に発展した
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中国全土で繰り広げられる暴動、農民暴動から都市部へ移り、公害が焦点となって久しいが、ついに住民の反対運動で戦車が出動した。
広東省茂名市では化学工場廃止を求めて、
市民数万人の抗議デモが続いたが、4月2日未明、人民解放軍が本性をむき出しにして、とうとう戦車十数台を出動させ、まさに「人民弾圧軍」となった。
多維新聞(2014年4月3日)によれば死者がすくなくとも15名以上。続報を待つしかないが流血の巷と化しているのではないか。
生きとし生けるものの美しさを愛でてきた日本の自然観
ご先祖様いがい拝む習慣風俗儀式のない韓国は日本の生命尊重とは異なる
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呉善花『日本人はなぜ「小さないのち」に感動するのか』(ワック)
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本書は来日30年になる呉さんが、日本がいかにすばらしい国であるかをやさしくつづった一種回想録的日本文化論である。
「私は日本へやってきた自分を、なんと幸福なのかと感じています」と素朴な感動をつづり、日本人のもつ「自然に対する豊かな感受性」への意義を深く追求していることがわかる。
詳細は本書を読んでいただくことにして、評者(宮崎)がおやっと発見した箇所に次の文節がある。
日本人と韓国人がなぜ180度も感受性が異なるかの原点はその自然観、宗教観、人生観にあるのだが、具体的には何か? 拓殖大学で比較宗教学も講ずる呉女史ならではのユニークな分析が続く箇所である。
すなわち「韓国人にとっては、人間の先祖以外のものを拝むのは未開人です。日本人は自然の神様、つまり海の神、木の神、山の神、草の神さまなどに手を合わせて拝みます。そういう八百万の神さまがいるというのなら、それは未開の自然信仰ではないか、というとこなのです」
(なるほど、そうなんだ)
だから韓国の教科書は日本人が未開な民族と教えるわけだ。
「もう一つ、なぜ韓国の教科書が日本を野蛮だと言っているかというと、なんと言っても日本が長らく武士国家だったことが大きい(中略)。武士道が生き方の美学ともなっていますが、韓国では(武士道の美意識は)野蛮な精神性そのものと思われています」
なぜなら韓国李氏朝鮮の「政治権力は日本の武人とは正反対の文人だ」ったからである。
中国でも科挙というエリート制度は武を貴ぶ風習はなかった。だから武士道がわからない。ひたすら軍国主義だと攻撃する、ゆがんだ発想の原点は、そのあたりにありそうで、古代ローマには切腹が名誉だった。英国もフランスも騎士道があった。したがって欧州では日本の武士道は理解できるが中国と韓国ではなぜ理解不能であるかということが納得できた。
◆書評 ◇しょひょう
NHKはどこまで非国民売国路線を暴走するのか?
良識ある国民はNHK不払い運動で立ち上がっている
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小山和伸『これでも公共放送か、NHK!』(展転社)
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NHKが日本の国益を奉じて番組を作っているとはとても思えない、という批判をよく聞く。すでに十数年前から番組の偏向に対しての反対があって、NHKへの抗議行動が数千人規模で行われるようになったのは、台湾特別番組ででたらめな嘘放送を展開したことがきっかけだった。
他方、日本選手が五輪で勝って表彰式に立ち、「君が代」が演奏されると、その場面をカットし、韓国選手が表彰台にのぼると韓国国歌を最後まで放映するという売国的報道にくわえて、嘘で塗り固めた韓国ドラマを放送し続けた。
あまつさえ東日本大震災においての天皇陛下のお言葉を途中で削除した。
これら二つの実例をみただけでも、NHKが反天皇、反国家の左翼思想に取り付かれた異様な人々があつまる放送局であることがわかる。
しかも、この売国的放送局は国民の税金と受信料で成り立っている。朝日新聞は民営だから、どういう報道をしようが自由だが、NHKは公共放送なのである。しかも職員の平均収入が1750万円。
こういう状況がいつまでの許されるのだろうか?
本書はこうした実情を様々な実例を挙げて告発している。評者(宮崎)はテレビを観ない人間なので、まったく知らなかった偏向番組の過去の経緯を詳細に知って、驚き呆れた次第である。NHKの職員が一年に一度、拙宅にもくるが「お願いですから電波を送らないでください」と言っている。NHKは民営化するべし!
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(読者の声1)貴誌前号の(読者の声1)「STAP細胞事件で思うこ
と」。このご意見に賛成です。
日本のマスコミは異常ですね。このまま進むと、「STAP細胞」の存在自身が「虚偽」になりそうで心配しています。今、真っ先にやらなければならないのは、「STAP細胞」の存在を確認することです。
理研では小保方さんの論文の書き方に問題があって、「ねつ造」と言わざるを得ないと言っているわけで、「STAP細胞」の存在自体が虚偽だとは言っていない。
マスコミ報道を見ていると「STAP細胞」の存在自体が虚偽だと言わんばかりです。もっと冷静になれ言いたい。小保方さんがマスコミのくだらない取材に振り回されて、この偉大な発見の検証時間を奪われてしまうことが心配です。
米国などが存在を検証して特許を取ってしまうと日本の国益を失うことになる。(MH生)
(宮崎正弘のコメント)いつものことですが、日本の大手マスコミの不勉
強が究極的に日本の国益を損ねるという従来のパターンに似てきましたね。
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(読者の声2)貴誌前号の投書欄「一読者」様の「最後に、一つだけ懸念されることは、小保方女史の研究論文の主たる内容であるSTAP細胞の存在自体に言及していないことが大いに疑問であり、今後の成り行きに大きな懸念を抱かざるを得ない。
同氏のSTAP細胞の論文が真実に迫る研究であったならば、その検証実験が急がれる。女史が論文を取り下げても取り下げなくても、日本国内ではなく、潤沢な研究費を与えられる欧米の研究機関で研究を重ね、立証実験に成功した暁には、日本は大きな国益を失うことになる。
小保方女史が反論している限りは、日本国内で研究を継続する環境を維持し続けることが不可欠の要素であると考えますが、主宰者様や読者の方々はどのようにお考えでしょうか」
への感想です。
私は海外在住でxxx女史の研究が真実かどうかはわかりません。しかし、STAP細胞の有無の方がそれよりもずっと大事だろうことは認識しています。
また、「一読者」様の文章を読んで、日本社会の硬直性についてまったく同感します。日本企業は「進取の気性」の点で欧米企業に劣ると思っています。
また、「一読者」様の発明を横取りするなんて汚いことを平気でやる体質もさもありなんと思っています。私自身も学歴査証で詐欺の天才的な人物に遭遇した経験があります。しかし、これは日本だけではなく、世界中どこでもそうではないかと思います。
ある一定の割合で、「天才的な詐欺師」というものはいるものです。特に日本の場合は、村社会ですから、一見の客を重視しない風がある一方で、村社会ゆえに相手を信じすぎるという一面があると思います。
例えば、先週、私はヤフオクでセイコーのダイバーズを落札しましたが、相手方は私の銀行振り込み前に商品を送付してきました。私を信用しすぎで無防備に過ぎます。
もし、私が平均的シナ人であったならば、商品受領後は行方をくらましたでしょう。
相手方は日本人の若者と思われますが、村のなかでならばOKですが、こういう無闇に人を信じるのは海外に出たときに危険だなと感じました。日本の教育は知識ばかり詰め込んで、こうしたリスク管理教育やオカネの管理など知恵の教育が遅れているのではないでしょうか。
ま・・こうした知恵は自分で見つけるべきものなのかもしれません。シナ人は原則として、胡とか馬とか毛とか遊牧民系で略奪民族ですべて相手方は一見の客ですから、相手を信用することなんてないはずです。いわゆる売り逃げ文化です。日本人はうぶなんです。
しかしこれからの世界はうぶなだけではなくて、遊牧民の文化にいかに適応できるかが重要だと思います。
相手を見て文化を器用に使い分けるようにできれば最高なわけです(R生、ハノイ)
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(読者の声3)いつも大変貴重なご意見、情報をありがとうございます。
貴誌の「読者の声」の卓見にも目が離せません。
そこで小さなお願いになりますが、投稿者のお名前、ニックネームを文の最後ではなく、最初の(読者の声)と並べて載せて頂くと、読む上で何かと大変参考になります。お願い旁々。(菊千代)
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(読者の声4)ウクライナ情勢、トルコ・シリア情勢など日本の新聞・テレビ報道では事件の表面をなぞるだけで背景がまったく見えません。そんななか、ロシアによる情報のリークを取り上げたブログがあります。
http://ytaka2011.blog105.fc2.com/blog-entry-301.html
まず、トルコ政府がトルコ国内での YouTubeとツイッターのアクセスを禁止した件について、日本の報道では首相や閣僚らの汚職疑惑・贈収賄に関する投稿を遮断するためとなっています。
ところがロシアの報道によると、エルドアン政権はシリア領内アレッポ東方にあるトルコの飛び地「スレイマン・シャー廟」への攻撃をでっち上げ、シリアからの攻撃を口実にシリアとの戦争を画策していたのだという。RT(ロシア・トゥデイ)によるニュース映像はこちら。 http://rt.com/news/turkey-syria-phone-leak-861/
かつてはクリミアもシリアもエジプトもアラビアもオスマン・トルコ帝国領。しかしスレイマン・シャーはオスマン帝国の開祖オスマン1世の祖父ですから北シリアは重要度が違うのでしょうか。
100年前の大国が経済発展とともに失地回復を図る、といえば中国が思い浮かびますが、トルコも地域の不安定要因にならないとも限りません。
次にウクライナのリーク。ウクライナの国家安全保障防衛委員会の前副長官であったネスター・シュフィリッチ氏と、ウクライナの元首相、ユリア・ティモシェンコ氏が現地時間の3月18日、23時17分に電話で交わした会話とされるもの。ティモシェンコ氏の発言は「ぶっ殺す」「糞食らえ」などかなり下品なので上記ブログをお読みください。
ウクライナに関する本やブログを読んでいるとEUに加盟できる国とは到底思えません。ソ連崩壊の棚ぼたによる独立、選挙は行われていても政治は政治家・官僚への賄賂次第。
経済は旧ソ連の遺産である武器技術などを中国に切り売り、もともと農業国で第一次大戦以前は商業・金融はユダヤ人が(中間で)支配していた。民主政治の経験もなく、ロシア人からは田舎者と見下され、ポーランド人か
らは農奴扱い。
西ウクライナ(ガリシア)の民族主義者などネオナチの中心ですが、劣等感の裏返しと見れば納得です。
政治の腐敗と極度の民族主義、なにやらお困りの国、韓国とダブって見えます。
(宮崎正弘のコメント)いずれ詳しく書きたいと思っているのですが、小生いまほかの原稿に追われていてクリミア、ウクライナ問題を分析する時間がありません。もっか、一番の関心は台湾国会を占拠している新しい台湾の学生運動でしょう。
さてウクライナ経済はマフィアが手中に納めている側面が強く、このウクライナ・マフィアの密航ルートを経由して、夥しい中国人がEU諸国に入っています。大問題です。
エルドアン政権への批判と陰謀に関してはトルコの英字新聞で完全にカバーされていました。言論の自由があり、そのうえイスラム運動がエルドアンを見限ったのです。
しかしそれでも野党が2%程度しか票を伸ばせず、与党は6%票を伸ばして大勝したのです。この現実こそ、もっと重要でしょう。つまりシリアからの難民が百万人、当方ではクルドの武装ゲリラとの戦闘でクルド難民が百五十万。これだけの難民を養いつつ、高度経済成長をつづけるトルコ国民は「安定と秩序」をイスラム的価値観より優先させたというのが現時点での小生の分析です。