『冬のお風呂の入り方 』について | 日本のお姉さん

『冬のお風呂の入り方 』について

冬場の寒い浴室に注意!! 発行日:2/5
●○第15回は
『冬のお風呂の入り方 』について○●

日本で入浴中の事故が多い理由は
私もそうですが「熱いお湯に肩までつかる」とか
「熱いお湯でないと入った気がしない」という方
また冬の入浴時には、大きな温度変化にあり、
暖かい部屋から暖房の効いていない脱衣室に入り
そこで裸になり体が冷えて、暖まっていない浴室
に入ると、体温を逃がさないように血管は収縮し、
血圧が上昇します。
次に熱いお湯の中に入ると、さらに血圧は上昇し
そして、お湯の中に落ち着いて体が温まり出すと
今度は血圧が急激に下がります。
脳への血流が少なくなってめまいやふらつきで
意識がなくなると、浴槽内で溺れたり洗い場で
転倒するなど事故の危険が高まります。
また、熱いお湯に長い時間つかっていると、
発汗により血液の水分が減るため血液が固まり
やすくなり、脳梗塞や心筋梗塞などを起こす
可能性もあります。
42℃以上の熱いお湯は皮膚表面の血流量が大幅に
増え血圧変動や心臓への負担がかかるため、
中高年や血圧が高い方は注意が必要です。
特に入浴中の事故は、自宅で一人で入浴していた
高齢者が多いそうです。
そこで安全に冬の入浴を楽しむために以下の
ことに気を配ってください。
1.脱衣室、浴室を暖めておく
脱衣室、浴室を暖房する。または浴槽のふたを
開けておき、浴室を湯気で暖めておきましょう。
2.熱いお湯にいきなり入らない
お風呂のお湯の温度は38~41℃が適温ですが、
入る時はお湯を手足からかけ、次に体にもかけて
お湯の熱さに体が慣れてから、湯船にゆっくりと
入るようにしましょう。
また肩までどっぷりつかるより、みぞおちくらい
までの半身浴にしておくと、水圧による心臓への
負担を軽くなります。
3.入浴前後の水分補給
発汗すると血液中の水分が減って粘っこくなり
ますので、入浴の前後にコップ1杯の水を飲んで
水分補給をしておくと安心です。
4.飲酒や、食事の直後には入浴しない
アルコールによる血管拡張や利尿作用で、
血圧の下がり過ぎたり脱水症状が起こりやすく
なります。
食後すぐの入浴は、胃腸に回るはずの血液が、
温熱によって体表全身に血流が回ってしまうため
食物の消化や吸収の妨げになります。
以上のように、冬の入浴は危険があることを認識
しておくことが大切です!!
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来週の医食同源は、うどん(小麦粉)を使って
郷土料理の『小田巻蒸し』をご紹介します☆
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