インドネシアの東ジャワのマラン県のバトゥに元日本兵が住んでいる!
昨日、テレ朝で世界の辺鄙な場所に住む日本人をタレントが訪ねるという番組があったので、観てみた!
インドネシアのバトゥに最後の残留日本兵が住んでいる。
お名前は忘れてしまったのだが、
日本が戦争に負けた後、インドネシアを再度植民地にしようと、オランダ軍が続々と戻ってきた時、日本人2000人がインドネシアの独立を助けるために、軍を離脱し、インドネシア軍に入って独立戦争を共に戦ったのだ。
4年間、インドネシア軍は、武器が少ないので突撃しかできなかったが、オランダ軍と戦ったのだそうだ。最後の生き残りの日本兵となった日本人は、インドネシアが独立できた時、帰国するチャンスがあったのだが、そのままインドネシアに残ったのだそうだ。
ゲリラ戦で負傷していて腕がなかったので、負けた日本に帰っても仕事も無いだろうし、一度インドネシアで死ぬと決めていたからだそうだ。
2000人の日本人は、ほとんど戦死したが400人ぐらいは生き残ったそうだ。その後、日本に帰ったのはほんのわずかで、340人ぐらいはインドネシアに生涯住んでそこで死んでいったのだそうだ。
日本軍がインドネシアにいたとき、インドネシア人はよく仕えてくれたのに、日本が独立させずに戦争が終わってしまったので、申し訳なく思ったそうだ。
日本も戦争に負けそうになってからインドネシアを独立させることに決めたのだが、戦争に負けてしまい、オランダ軍が戻ってきたので、本当にインドネシアには気の毒でかわいそうだと感じたのだそうだ。
インドネシア軍には、武器が無かったし、戦う術もしらなかったので、2000人の日本兵は自分ができることをしようと決めたのだと思う。
日本が負けてからのインドネシアでの生活は本当に苦しかったと言っていた。
その残留日本兵はもう92歳で、5年前から目も見えなくなっておられたが、しゃべり方はとてもしっかりとしておられた。
わたしは戦争のために教育をされた戦争の道具だったと自分で言っておられたが、戦争の犠牲者でもある。再度植民地にされそうなインドネシアのために戦って自分の左腕を失った。2000人の日本兵は、ゲリラ戦しか戦えなくて独立のお役に立ったのかどうか、成果は分からないのだが、インドネシア人が日本兵と一緒に努力し、命を捨てたことが無駄であるわけがない。
インドネシアの独立は、国連でオランダやイギリスは反対したらしいが、アメリカが強く勧めて達成できたようだ。アメリカも少しはいいところがあるではないか。
それがアメリカの国益だったからだけなのかもしれないけど、世界中の植民地が日本が戦争に負けてから急に独立することになっていった。
日本は、唯一、植民地にされなかったアジアの国で、言うなれば白人のお気に召さなかったので、戦争で潰された国だ。
でも、アジア・アフリカの国々の独立という実がとれたのでヨカッタ。
植民地状態から独立できたのは、日本のおかげだと言う国もある。
オランダでは、今でも日本を嫌っている人がいると聞く。植民地を奪われたんだもんね。アメリカは、戦後、日本が持っていた白人が植民地時代に現地で行った悪事の数々を書いた本を焚書にしたそうだ。だから、当時の白人たちの記録が全く無いんだね。読みたくても本が焼かれちゃってるんだもの。
インドネシアのバリの友人が「インドネシアは330年もオランダの植民地にされていて、脱出できなかった。」と言っていた。
インドネシア人に戦う勇気を与えたのは日本だ。それは、間違いない。
そして、2000人の日本兵が独立を手伝ったのだ。
白人に逆らわねば、国を奪われ奴隷になるという、大変な時代だったのだ。