中国政府は露骨な侵略行為に近づいている。 | 日本のお姉さん

中国政府は露骨な侵略行為に近づいている。

他国の領土を奪おうとすること事態が
戦争行為じゃんか。
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自衛隊機、通告せず防空識別圏を飛行 中国側、反応なし
朝日新聞デジタル 11月28日(木)13時28分配信
中国が尖閣諸島(沖縄県)を含む空域に防空識別圏を設定し、飛行の事前通告を求めた問題で、自衛隊機と海上保安庁の航空機が、この空域を中国への通告なしで飛行したことが28日わかった。緊急発進(スクランブル)など中国側の反応はなかったという。
中国国防省は、防空識別圏に関する指示に従わない航空機には、中国軍などが緊急措置を取る方針を23日に発表していた。海保は飛行した日時や機数は「運用上支障がある」として明らかにしていないが、同日以降に通常業務の一環として東シナ海を飛行した。
また、防衛省関係者によると、自衛隊機も従来通りの哨戒活動などを変えておらず、28日までに中国が設定した防空識別圏内を飛行した。
中国、新防空識別圏で対策を修正―米軍機の飛行で
ウォール・ストリート・ジャーナル 11月28日(木)12時57分配信
【北京】中国が新たに設定した東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)を米軍のB52爆撃機が飛行し、中国側による何の反応も受けずに帰還したことは、力を誇示しようとする中国の努力に対する挑戦だった。これを受けて、中国政府は指示に従わないで同識別圏を飛行する航空機への対応策を修正している。
中国国防省は27日、米軍のB52爆撃機が東シナ海上空の防空識別圏を26日に飛行したことを監視していたし、米軍機と特定もしていたと述べた。また同国外務省は、防空識別圏のルールの適用は状況によって変化すると述べた。同省の秦剛報道局長は「われわれはさまざまに異なった状況に応じて対策を講じていく」と語った。
アナリストの一部には、中国が米軍機に対抗行動をとらなかったことは、中国のルールに従わず防空識別圏を飛行する米国と日本の軍用機を追い払う措置は当分の間講じないことを示唆する、とみる向きもある。中国が行動しなかったことは、23日の中国政府の警告とは食い違っている。中国政府は同日、日中両国の係争水域である尖閣諸島を含む水域の上空を防空識別圏に設定すると発表したが、国防省はその際、自らの正体を明かさず中国当局の指示に従わない外国航空機には「防衛的な緊急措置」を講じると述べていた。ただし緊急措置の具体的内容は明かさなかった。
米国がB52爆撃機を派遣したことについて中国軍部は、中国から最も遠い識別圏の端を飛んだにすぎないと述べている。しかし、それは、米政府が同盟国日本に味方し、係争中の尖閣諸島への脅威をめぐっても日本側の言い分を支持するとの明確なメッセージを送ったことになる。
小野寺五典防衛相は記者団に対し、「米軍が今まで飛行していたところを飛んでいるということで(これまでと)何ら変わることはない」と述べ、「国の防空識別圏は一方的な設定で、米国も同じスタンスで対応している」と語った。
中国政府は、今回は米軍爆撃機の飛行を妨害しなかった。だが、米空軍や日本の航空自衛隊の派遣する飛行機を中国がインターセプト(阻止)する見通しは存在し、あらゆる関係国にとってリスクが高まっている。衝突ないし誤算の公算が強まり、もっと広範囲な軍事危機に直ちにエスカレートしかねないためだ。こうした緊張激化のなかで、米国のバイデン副大統領は来週、中国、日本、そして韓国を訪問する。
ある米政府高官は「バイデン副大統領は、同盟諸国に対するコミットメントは確固として揺るぎないと再確認するだろう」と述べ、「米国はまた、この水域における緊張の緩和が米国の利益になると信じている」と語った。
別の米高官によれば、バイデン副大統領はまた、防空識別圏を設定した中国の真意を見極めようとし、そうした行動は中国の利益にならないと説得するだろうという。そして、そうした中国の行動が近隣諸国を「不安にさせる行動パターン」の一部になったと主張する見通しだ。同高官は、関係国すべての協議が「緊張を緩和する」のに役立つだろうとも述べた。
専門家たちは、中国政府は譲歩する公算はほとんどなく、これまで以上に頻繁にジェット戦闘機をスクランブル(緊急発進)させて防空識別圏上空の米国機や日本機をエスコート(護送)するだろうとみている。ただし、これら日米機を強制着陸させたり強制退去させることはしないだろうという。
上海の復旦大学の沈丁立(Shen Dingli)教授(国際関係論、中国外交・国防政策)は「中国のルールに従わないまま米国が航空機を派遣し続ければ、われわれは軍用機を派遣し、それらを放逐しないがエスコートするだろう」と述べた。
同教授は「中国はいかなる状況下でも、自国の領空外で航空機を放逐する権利を持っていない」としながらも、「応報があることを示すため、中国は彼らをエスコートするだろう。米国が1機派遣すれば、われわれは2機派遣する。われわれは1000機待機させている」と述べた。
沈教授や他の専門家は、中国がB52爆撃機の飛行を阻止しなかったのは、恐らく強大な米軍との直接対決を回避しようとしたためで、防空識別圏に関する意見の相違を米当局者との協議で解決する意思があることを示そうとしたためでもあるとみている。
尖閣諸島(中国名は釣魚島)をめぐる日本とのあつれきのなかで、中国は空軍力と熟練パイロットに乏しく、技術面でもっと高度で訓練された米軍や日本の航空自衛隊に対して日々挑むことができない、と軍事専門家たちはこれまで述べてきた。
過去には偶発的な事故が緊張を激化させたことがある。2001年、中国南部の海南島沖の空域で中国の戦闘機が米海軍のEP-3偵察機と衝突。米軍機は海南島に緊急着陸した。このため、中国当局は米側が謝罪するまでこの偵察機と搭乗員を拘束した。

2013年 11月 27日 15:51 JST.【社説】米国が中国に示したB52爆撃機という返答 .
オバマ政権は、米国の決意をはっきり示すことで知られてはいないが、米国は26日に中国が設けた東シナ海上空の防空識別圏(ADIZ)にB52爆撃機2機を送り込むことで、アジアの同盟国と国際安全保障という大義のために貢献した。
グアムの米軍基地を離陸した2機は中国政府に事前通告せずに、意図的に防空識別圏に進入した。中国は23日、沖縄県・尖閣諸島を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定したと発表した。この発表は世界にメッセージを送る一方で日本を威嚇する目的だったことは明白だ。軍事衝突の危険をはらみつつ、中国が東シナ海や南シナ海で繰り広げている、ますます挑発的な軍事行動のパターンと一致している。
日米をはじめとする他の諸国も、航空機がそれぞれの領空に進入する際に自らを明らかにすることを義務付ける防空識別圏を設けているが、これとは重要な違いがある。航空機が中国の防空識別圏に意図的に侵入するのか、あるいは単に通過しているのかにかかわらず、中国はこうした航空機に武力で対応する意図を示し、防空識別圏内では中国側の指示に従うことを要求している。
これは世界的航法の通常のルールに干渉するとともに、西太平洋の広大な地域に対する中国の事実上の支配を主張する試みだ。ジョン・ケリー米国務長官とチャック・ヘーゲル米国防長官は中国のこの動きについて、直ちに尖閣諸島をめぐる現状を力ずくで変えようとするものだとして非難した。ケリー長官はさらに、航法の自由を脅かすものだとの見方を示した。これに対し、中国は米国に口出しをしないよう伝えたことから、米国は中国の宣言を容認しないことを明確に示すために、B52を防空識別圏に飛ばすことが必要だった。
中国政府の瀬戸際政策は、国際水域での米海軍艦艇への頻繁な嫌がらせや、2001年に衝突事故を起こした米海軍のEP3偵察機に対する中国の戦闘機による妨害などを思い起こさせるものだ。中国政府は排他的経済水域を外国の軍艦や軍用機が侵入できない領域にしようと試みている。これは国際法に対する深刻な違反で、米国の安全保障やオバマ大統領のアジアへの「軸足」が信ぴょう性を持つためには、抵抗する必要がある。
中国は現在、こうした状況をエスカレートさせる可能性もあるが、米国が同盟国や世界の規範を守る意志を示す場合には、中国がそうする公算は低い。中国政府は1996年にミサイル演習を実施して台湾に対して同じような威嚇を行った。当時のクリントン政権が当初気をもんでいた。しかし、クリントン元大統領が同地域に空母戦闘群を派遣した後、危機的状況が緩和した。
中国政府は、敵に投降か衝突かのいずれかの選択を迫る立場に追い込むような、脅しと虚勢戦略の達人だ。しかし、今回、中国は行き過ぎた感もある。今回の防空識別圏設定は、米国と日本が反応せざるを得なかったためだ。米国は条約で、日本が攻撃される場合には防衛の義務があり、その必要性を回避する最善の方法は中国政府に対し、米国がこの条約を真剣に受け止めていることを明確に示すことだ。
尖閣諸島の支配権を力ずくで獲得しようとすることによって、中国政府は露骨な侵略行為に近づいている。そのような脅しは成功しないことを示す必要がある。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303735804579223192684635568.html
2013年 11月 27日 20:19 JST
.中国のブロガー、米爆撃機の防空識別圏進入で中国政府の弱腰を非難 .
By CHUIN-WEI YAP AND YANG JIE
米国のB52爆撃機2機が、中国が領有権を主張する尖閣諸島上空付近を飛行したとの報道を受け、中国の人々は中国版ツイッター(マイクロブログ)の「新浪微博」を通じ、怒りをぶちまけている。だが、最も痛烈な批判は、米国の行為よりも、それに自国の軍隊が反応できずにいることに向けられている。
米空軍のKC135ストラトタンカーから燃料補給を受けるB52爆撃機の資料写真
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小説家で脚本家でもある北村氏は新浪微博のブログで、「中国が防空識別圏の設定を発表したところ、米国のB52爆撃機が中国の発表を無視してまっすぐ突入してきた」と指摘。「これは中国にとって非常に恥ずべきことだ。しかし、中国はどうするのだろうか。私の思うところ、『まじめに抗議し、交渉を試みる』のだろう」と記した。
米国は26日午前、中国が新たに設けた沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を含む東シナ海上空の防空識別圏にB52爆撃機2機を送り込んだ。米当局者は、中国が一方的に設けた規定を無視し、この飛行について中国政府に事前通報しなかったことを明らかにした。
米当局者の1人によると、中国軍がB52爆撃機と接触しようとする試みはなかったもよう。国営テレビの27日の報道によると、中国国防省の報道官は、中国には領土を守る能力があると述べた。
公の意見表明が厳しく規制されているなかで発言の場となっている中国の複数のブログサイトでは、至る所に憤りがあふれた。あるブロガーは「仕返しに、彼らの防空識別圏に飛行機を送り込むべきだ!」と書き込んだ。
しかし、米国に対する怒りは、中国政府の無力さに対する不満を裏付けるものともなった。
別のブロガーは「問題は、地上や空域のわが国の防衛に不備があるということだ」とした上で、「われわれは(軍隊)育成のために相当額の税金を支払っている。彼らは国内にいるだけではならない」と続けた。
中国議会の諮問機関メンバーである樊建川氏は「この種の非常識な行為は日本の支援になるとともに、米国が面子を保つことにもつながる」と指摘。「人民解放軍は強く反応しているようには見えない。こうした状況にどのように対処すべきだろうか。賢明さと勇気が必要だ」と述べた。彼は「勇気」と言うに当たり、「血」という文字を含む言葉を使った。
軍事問題の著名コラムニストでもある趙楚(実名:潘家柱)氏は「(米国からの)言葉と行動による即座の反応は、防空識別圏をめぐる中国の決断は冒険主義に基づくもので、その結果、受身で恥ずべき結果が生じている」と批判した。
芸術と文化批評家の呉福来氏は「軍の強硬派がこの状況を生み出し、ちっぽけな日本と戯れることができると考えて、飛行禁止区域を設けた。その結果、米国の爆撃機が飛んできて、強硬派に平手打ちを食らわした」と記した。「こうした強硬派たちのスポークスマンはどこにいるのか?この事態をどのように収拾するのか」
政治的に微妙なコメントなどについてブログを定期的に検閲している中国政府は、27日午前の時点では、そうしたコメントや海外の報道にまだ干渉していないようだ。
http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304471504579223561734306566.html?mod=trending_now_2