隣の国が勝手に日本の空を奪おうとしている今、平和だとTVで言う人はおばかさん | 日本のお姉さん

隣の国が勝手に日本の空を奪おうとしている今、平和だとTVで言う人はおばかさん

TVで「今の日本は平和だ。」と言った人がいたけど、平和なもんか。
隣の国が日本の空を奪おうとしてJALがチュウゴクに航空機の飛行計画書を提出しようとしていたのに、、、。
そんなことをしたら「奪われた」ことと同じ。
アメリカがいなかったら、日本は自分で自分の国の空を守れていたのだろうか?
アメリカが日本に怒って「JALに航空機の飛行計画書をチュウゴクに提出させるな!」と言ったから日本政府も強気でJALに命令を下したのではないだろうか?やはり、軍隊が無くて、こちらから攻撃できないような法律になっている日本は「アカン」な。隣の「家」が3階建ての家を建てて、3階部分が自宅の敷地内に張り出してきたら、誰でも怒るでしょう?
ガンガン抗議して、3階部分がこちらの敷地内に入らないよう、工事のし直しを求めるでしょう?「まあ、いいじゃないか。相手も本気じゃないんだから。」なんて言ってるなら、お人よしを通り越して、家族を守れない弱い親父だってこと。
敷地内の空を奪われたら、その下も入り辛くなるじゃん。
しかも相手は、その下も自分の土地だと勝手にご近所に言いまくっているウソつきなんだから。
「平和だ。」と言っている場合なんかじゃないよ。
アメリカだけに頼っている時代でもないんだよ。自前の軍隊と敵を攻撃できる用意をするべき時なんだよ。自分の土地が脅かされているのに、みすみす指をくわえて奪われるのを見ているだけでいいのか。敷地の一部を奪われたら、他も奪われるに決まっている。それぐらいずうずうしいお隣さんなんだから。お隣さんの性格を考えてみてよ。昔から人口が膨れ上がったら他国を奪うことしか考えていないんだから。

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2013.11.26 10:45
中国防空識別圏 日系2社に中国への飛行計画書提出中止を要求 外相
中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)上空に防空識別圏を設定した問題について、岸田文雄外相は26日午前の記者会見で、政府が日本航空と全日空に対し、付近を通過する航空機の飛行計画書を中国側に提出しないよう求めたことを明らかにした。
岸田氏によると、国土交通省が25日、航空2社に対し「中国側の措置はなんらわが国に効力を有さず、付近を通る航空機もこれまで通りのルール通りの運用を行う」との政府方針を伝達。政府と歩調を合わせるよう求めた。
両社はすでに中国側に飛行計画書の提出を始めているが、岸田氏は「中国の対応にしっかり意志を示すためにも、官民の連携は重要だ」と述べた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/131126/plt13112610470015-n1.html
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2013.11.26 10:53
中国防空識別圏「不審機にはミサイル攻撃も」中国の軍事専門家
【北京=矢板明夫】中国が東シナ海に設定した防空識別圏について、中国の軍事専門家は26日までに、外国機の圏内侵入に対しては、中国軍の防空ミサイル網が警戒態勢を取ると警告した。また、空軍当局者は、23日に防空識別圏を初めて哨戒飛行した中国の偵察機2機が、戦闘機などで支援されていたことを明らかにした。
中国国防大学の孟祥青教授(上級大佐)は、中国中央テレビ(CCTV)に対し、「外国の飛行機がわが国の防空識別圏に入れば、私たちの防空ミサイル部隊も警戒状態に入る」と語った。
また、中国空軍の申進科報道官(大佐)は、23日に東シナ海上空を哨戒飛行した大型偵察機TU154など中国軍の2機に対し、複数の戦闘機と空中で監視や管制にあたる早期警戒機(AEW)を支援にあてていたことを確認した。
同報道官は、「中国人民解放軍は防空識別圏をコントロールする能力がある。安全を保障するため脅威に応じて適切な措置を取る」と述べた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131126/wor13112610540011-n1.html
2013.11.25 12:46
「中国の決意見くびるな」防衛識別圏設置で軍機関紙、日米に警告
中国軍機関紙、解放軍報は25日、日米両国が中国の防空識別圏設定を強く批判したことについて「国家主権を守ろうとする中国軍の決意を見くびってはいけない」と警告する社論を掲載した。
防空識別圏の設定にはどの国の許可もいらず「大国の顔色をうかがう必要はない」と強調。「日本が1969年に防空識別圏を設定した行為こそが非常に危険で一方的な行為だ」と反論した。
中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報も25日、もし日本の戦闘機が中国の防空識別圏内で中国機の飛行を妨害するなら、中国の戦闘機も断固として日本の戦闘機の飛行を阻むべきだと主張した。(共同)
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131125/wor13112512480017-n1.html
2013.11.27 09:24
中国防空識別圏 米軍爆撃機2機が飛行 事前通報なし 中国スクランブルなし
米国防総省が、米軍のB52爆撃機2機が、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏内を飛行。同省が強調した通り、経路の事前通報などに一切応じなかった。
【ワシントン=青木伸行】米国防総省によると、米軍のB52爆撃機2機が日本時間26日(米東部時間25日夜)、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏内を事前通報なしに飛行した。中国側から2機に対する呼びかけや戦闘機の緊急発進(スクランブル)はなかった。
2機はグアムのアンダーセン空軍基地を離陸し、防空識別圏内に入った。尖閣諸島(沖縄県石垣市)の上空周辺を飛行し、圏内での飛行時間は1時間未満。爆弾などは搭載しておらず、護衛機も伴っていなかった。
爆撃機はその後、アンダーセン基地に帰還した。国防総省は以前から予定されていた飛行訓練としている。
米政府はこれまで、(1)防空識別圏を認めない(2)飛行経路の事前通報や無線の開放など、中国が要求する措置には応じない(3)米国の軍事作戦遂行に一切変更はない-との立場を明確にしている。
爆撃機の飛行は、こうした米国の姿勢と日米同盟の強固さを誇示する明確な示威行動であり、中国を強く牽制(けんせい)するものだ。同時に米軍機が防空識別圏に侵入し飛行した際の中国側の出方を探る狙いもある。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131127/wor13112709260003-n1.html
中国防空識別圏 韓台ASEANと撤回要求へ 韓国、岩礁めぐり拡大議論
産経新聞 11月27日(水)7時55分配信
日本政府は26日、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海上空に防空識別圏を設定し中国軍による「防御的緊急措置」も実施する方針に対し、韓国や台湾、東南アジア諸国連合(ASEAN)と共同で措置の撤回や中国軍の自制を要求する方針を固めた。ただ、韓国内では、中国が識別圏に設定した海中岩礁の離於島(イオド)(中国名・蘇岩礁)が日本の識別圏内にあることが議論になりつつある。
中国の防空識別圏設定をめぐり、岸田文雄外相とケリー米国務長官は26日夜、電話で会談し、識別圏設定に対する強い懸念を共有し、日米が緊密に連携していくことで一致した。ケリー氏は「日本の冷静かつ毅然(きぜん)とした態度を評価し、引き続き日本の立場を支持する」とも述べた。
菅義偉(すが・よしひで)官房長官も26日、官邸でメデイロス米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長と会談。来月2日に来日するバイデン副大統領と安倍晋三首相との会談でも、公海上の飛行自由を妨げる措置の撤回を求めることで一致する方針だ。
中国が設定した空域は、沖縄県内の基地を拠点とする米軍機などが頻繁に飛行するため、「米国にとっても大きな問題」(日米外交筋)となっている。
また日本政府は、近く韓国や台湾などと共同要求に向けた協議入りを呼びかける。協議では公海上の空における紛争防止を目的とした「行動規範」(COC)の提案も視野に入れる。
12月13~15日に東京で開く日・ASEAN特別首脳会議で、発表文書に「国際法の順守」や「海洋安全保障」を盛り込む予定だ。連動する形で、衝突回避に向けて「空の秩序」について中国を牽制(けんせい)する文言の明記も検討している。
台湾は韓国と同様に防空識別圏が中国の設定と重なる。ASEANを加えるのは、中国が南シナ海でも識別圏を設定すると想定されるためだ。
一方、韓国の金寛鎮(キム・グァンジン)国防相は26日、国会答弁で、韓国の防空識別圏を離於島まで拡張する可能性について「外交安保上、複合的な影響を与える。国防省で一方的にできるか慎重に検討しなければならない」と述べた。中韓は同島の管轄権を争っている。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131127-00000076-san-pol
2013.11.27 03:10
【主張】防空識別圏 国際連携で中国に対抗を
中国が、尖閣諸島の上空を含む東シナ海に、防空識別圏を一方的に設定したことに対して各国が批判を強めている。
しかし、中国は、日本や米国の抗議にも「道理がない」と強硬姿勢を貫く構えだ。南沙諸島の領有権問題が存在する南シナ海など他の地域にも、中国は「適切な時期に設定する」と、防空識別圏の拡大を公言している。
中国が、真に「平和的台頭」を標榜(ひょうぼう)すると言うなら、このような暴挙は直ちにやめるべきだ。
安倍晋三首相は25日、参院で「領海、領空を断固守り抜く」と言明し、中国に「一切の措置の撤回」を要求した。小野寺五典防衛相は「厳正な対領空侵犯措置をとりたい」と述べた。航空自衛隊は退くことなく、引き続き緊急発進(スクランブル)などの任務を粛々と遂行してほしい。
中国は、民間航空会社が防空識別圏内の飛行計画の提出を拒めば緊急措置を取るとしている。国際法に基づく公海上空の飛行の自由への侵害で、受け入れがたい。
飛行計画の提出は、中国の防空識別圏設定を容認することになる。政府が日本航空と全日本空輸に対し、提出中止を求めたのは当然である。航空会社との連絡を密にし、政府は飛行の安全確保に万全を期してほしい。
中国の一方的な設定については、米国や韓国なども懸念を強めている。米政府は、中国の防空識別圏の発表後、直ちに非難する声明を出した。
ヘーゲル米国防長官は、尖閣を日米安保条約第5条(対日防衛義務)の適用対象だと再確認した。
アーネスト米大統領副報道官も25日、「不必要に挑発的だ」と中国を批判した。
同じく中国と防空識別圏が重なることになった韓国も24日、中国の識別圏内の韓国機飛行は通報しない方針を明らかにしている。
中国による防空識別圏の設定は、尖閣問題で対日圧力を強めるとともに、東シナ海における米軍や自衛隊の行動を牽制(けんせい)し、制海権、制空権を握るねらいがある。
東アジアの国際秩序への挑戦であり、断じて許されない。
力ずくで現状変更を図ろうとする中国の動きに、岸田文雄外相は26日、米国、韓国などと連携して行動する考えを示した。
南シナ海でも防空識別圏を拡大するなら緊張はさらに高まる。
東南アジアの関係国との協調も重要だ。
http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/131127/clm13112703110003-n2.html
2013.11.26 23:36
中国防空識別圏 米、中国の要求一蹴 「経路通報など措置取らぬ」
【ワシントン=青木伸行】米国防総省のウォレン報道部長は25日、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)を含む東シナ海上空に設定した防空識別圏を認めず、中国側の要求には応じないとの方針を強調した。譲歩すれば、尖閣諸島などへの中国空軍の浸透を許すことになるためだ。米国内では、厳しい対中政策を求める論調も出ている。
ウォレン氏は中国側が、米軍などの航空機が飛行する際、経路の通報など4点を要求していると指摘した。そのうえで「われわれは識別圏を飛行する際、(中国に)飛行計画を提出せず、無線周波数などを認識させることもしない。米軍機は(中国が求める)措置を一切取ることなく飛行できる」と強調した。
さらに「米軍は(日本などの)同盟国との軍事行動も含め、行動を変更するつもりはない。われわれは常に自衛能力を保持している」と警告した。
一方、アーネスト米大統領副報道官も大統領専用機内で記者団に、防空識別圏の設定は「不必要に挑発的なものだ」と重ねて批判した。そのうえで「地域での争いは外交的に解決されなくてはならない」と、中国に自制を求めた。
23日にはケリー国務長官らが、中国を批判する声明を出している。だが、国務省の中国担当だったジョン・カシック氏は、ケリー長官が中国の新たな措置に対し、「反対する」ではなく「支持しない」としたことを「穏やかな非難で、中国はこの反応を(米国の)『弱さ』だと受け止めるだろう」と批判している。
米軍事専門紙「ディフェンス・ニュース」のウェンデル・ミニック記者は「中国は、米国が友好的なときに新たな措置を実施する傾向がある。防空識別圏の設定は米国の気の緩みを、明らかに計算してのことだ」との見解を示している。
一方、防空識別圏の設定は、安倍晋三政権にとり、防衛力を強化する上では「追い風」になるとの見方も出ている。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131126/wor13112623380032-n2.html
2013.11.25 21:47
中国防空識別圏 首相は撤回を要求 中国「日本こそ撤回せよ」
中国は日本の求める防空識別圏撤回を頑なに拒否する構えで、両国関係は安倍政権発足後、最悪の状況に。早期の首脳会談も事実上不可能とみられる。
安倍晋三首相は25日の参院決算委員会で、中国が尖閣諸島(沖縄県石垣市)の上空に防空識別圏を設定したことについて「わが国固有の領土である尖閣諸島の領空があたかも中国の領空であるかのごとき表示をしており、全く受け入れることはできない」と述べ、撤回を要求した。しかし中国側は拒否する方針を明らかにしており、日中関係は昨年末の第2次安倍政権発足以来最も緊張した状況となった。政府関係者は、懸案の日中首脳会談の年内開催は事実上不可能となったとの見方を示した。
首相は決算委で防空識別圏の設定について「現状を一方的に変更し、事態をエスカレートさせ、不測の事態を招きかねず非常に危険だ」と強い懸念を表明。中国の識別圏設定は日本に効力を持たないと指摘した上で「中国による力を背景とした現状変更の試みには、わが国の領海領空を断固として守り抜く決意で対応する」と述べた。
岸田文雄外相は25日、ケネディ米駐日大使と電話で対応を協議。ケネディ氏は「中国の一方的行為に対する日本の迅速な対応を称賛する」と述べた。小野寺五典(いつのり)防衛相は同日の参院国家安全保障特別委員会で、中国による領空侵犯が発生した場合は「国際法、自衛隊法に従い、厳正な対領空侵犯措置を実施したい」と述べた。
これを受け、斎木昭隆外務次官は25日、外務省に程永華駐日中国大使を呼んで抗議するとともに、防空識別圏設定の撤回を要求。しかし程氏は「むしろ日本側の理にかなわない要求を撤回すべきだ」と拒否した。
程氏は面会後、記者団に「(識別圏設定は)国際的に新しいものではなく、特定の国に対するものでない」と強調した。
日中関係は、19日に日中経済協会による大規模な訪中団(団長・張富士夫トヨタ自動車名誉会長)が北京で汪洋(おうよう)副首相と面会するなど、雪解けムードも漂っていただけに、日本側の落胆は大きい。政府関係者は「政治レベルでは対立関係を続けるとの強い意志と考えざるを得ず、早期の首脳会談は難しくなった」と述べた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/politics/news/131125/plt13112521510026-n1.html
2013.11.25 13:25
「南シナ海にも設定する」防空識別圏で中国少将、テレビ番組で強調
中国共産党機関紙、人民日報のウェブサイト「人民網」によると、中国海軍の諮問委員会で主任を務める尹卓少将は、25日までに、中央テレビの番組に出演し「(政府は)今後、黄海、南シナ海のような関連海域の上空にも防空識別圏を設定するだろう」と述べた。
尹氏は、中国が別の識別圏を設定する可能性について「必ずある」と強調。東シナ海上空に設定したのは、将来の別海域での設定を見据えた措置だと指摘した。(共同)
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131125/wor13112513260018-n1.html
2013.11.25 10:46
中国国防省、防空識別圏設定で日本の抗議を拒絶「あれこれ言う権利はない」
【北京=矢板明夫】尖閣諸島(沖縄県石垣市)諸島上空に中国が防空識別圏を設定した問題で、中国国防省の楊宇軍報道官は、日本政府の抗議について、「何らの道理もなく、まったく受け入れることはできない」と拒絶するコメントを発表した。25日の新華社通信が伝えた。
楊報道官は、日本側の防空識別圏設定が60年代末にさかのぼることを理由として、「中国の防空識別圏設定にあれこれ言う権利は日本側にない」と指摘。東シナ海上空での中国軍機の「正常な訓練や巡回飛行」に対し、空自機が監視行動を取っていることを「航行の自由を妨げ事故を招きかねない」と非難した。
一方、米国が中国の防空識別圏の設定に懸念を表明したことについては、「米国がこの問題で不当な言動を控え、日本の冒険的性質を助長する誤ったシグナルを送らないよう望む」と語った。
楊報道官は、北京駐在の日米両国武官(防衛駐在官)に対し、抗議したことを明らかにした。
この問題では、中国外務省の秦剛報道官も、中国の防空識別圏設定は「国連憲章などの国際ルールに合致している」として、日本の抗議をはねつけた。
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131125/wor13112510480008-n1.html
2013.11.25 17:51
「開戦か」書き込み相次ぐ 在日中国人に登録呼びかけ 防空識別圏設定と関連か
在日中国大使館は25日までに、日本に滞在している中国人に対し、緊急事態に備えて連絡先を登録するよう呼び掛ける通知を出した。通知は8日付だが、同大使館のホームページに掲載されたのは24日という。
国防省が23日に防空識別圏設定を発表したことから、中国人からは日本側との摩擦拡大に備えた予防措置と指摘する声も上がっている。
通知は「重大な緊急事態が発生した際に在日中国人に対する協力や救助を速やかに実施するため」と説明。一部中国メディアも報道した。
中国の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」には「日本に手を出すための準備か」「開戦の前兆みたいだ」「(このような通知を見たら)誰が日本車を購入するというのか」などの書き込みが相次いだ。(共同)
http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/131125/wor13112517520022-n1.html
2013.11.24 03:31
【主張】防空識別圏 中国は挑発の責任負うか
日本の領土である尖閣諸島の上空を含む東シナ海に、中国が防空識別圏を設定した。もとより、尖閣上空は日本の領空である。そこに中国が識別圏を設定する権利はいささかもない。
中国の行為は、軍事力によって現状変更を図ろうとするもので、決して容認できない。強く撤回を求めたい。日本政府が抗議したのは当然である。
防空識別圏は領空侵犯を阻止するため、戦闘機が緊急発進(スクランブル)を行う際の基準となる。日本はすでに、尖閣上空を含めて防空識別圏を設定し、中国機の侵入に対して航空自衛隊がスクランブルを重ねてきた。
中国国防省が出した公告は、識別圏内を飛ぶ各国の航空機に、国防省の指令に従うことや飛行計画の提出を求めている。従わない航空機には「防御的緊急措置を講じる」として、スクランブルを行う方針も示した。
中国は、空の守りを固めてきた日本の実効支配を突き崩したいのだろう。識別圏が重なることで、両国のスクランブル機が接近しかねない。不測の事態が起きた場合の責任は、すべて中国が負わなければならない。
中国は昨年12月、国家海洋局所属の航空機が尖閣近辺の領空を侵犯した。
今年9月には尖閣付近に無人機を飛来させた。
空自機が中国機にスクランブルした回数は、今年7~9月の3カ月だけでも80回にのぼる。日本はスクランブルの態勢を一層、堅持しなければならない。
海でも中国は挑発を強める。尖閣周辺の日本の排他的経済水域(EEZ)では21日、中国海警局の船の乗組員が中国漁船に乗り移って立ち入り検査を行った。
EEZは領海とは異なるが、国連海洋法条約によって、沿岸国(この場合は日本)だけに天然資源の探査、開発の権利や、海洋環境の保全のため管轄権を行使することが認められている。
海警などの中国公船は、これまでも尖閣周辺のEEZで中国漁船への立ち入り検査を行ってきた。「法執行」の事例を重ねる巧妙な手口だが、日本が管轄権を持つ海域での法執行は国際法違反だ。
尖閣奪取を図ろうとする中国の意図は露骨だ。
自衛隊や海上保安庁をはじめ政府一体で、領土や領海、領空を守り抜く態勢の整備と覚悟が求められている。
http://www.iza.ne.jp/kiji/column/news/131124/clm13112403310002-n1.html