川柳のようなもの | 日本のお姉さん

川柳のようなもの

友達の
ベイビーなぜか
我に似て


見るたびに
懐かしくなる
友達の子


ベイビーに
見とれて笑う
我ありき


赤んぼの
若き素肌に
目が移る


基礎化粧
きっとどこかに
合うモノが!


試供品
クリーム塗りて
鏡見て


白髪増え
染める勇気も
まだ持てず


人がみな
我より若く
見ゆる秋


年とった
思えば負けと
友の母


疲れたら
どっと老け顔
年相応


皇帝の
按摩師欲しい
肩凝りて


専用の
按摩師ひとり
居てほしい


胸凝った
金出してでも
揉ませたい


愛よりも
按摩してくれ
誰かさん


針灸医
手だけ欲しいと
患者言い


按摩機を
買いたい人の
気持ち知る


緑内障
わずらったよと
老いし友


遅刻魔の
我をうれいて
起こす友


朝7時
起こしてくれた
猫は逝く


その顔は
形状記憶?
エロい顔


油塗り
精油香りて
乙女顔


熟しきる
柿より柔(やわ)い
心在り


二人して
表歩けぬ
恋はイヤ


ウソみたい
8週間で
来年だ!

我を待つ
猫の住処(すみか)に
帰るなり


便座より
常在菌の
おすそ分け


オナラして
布団飛び出す
仔猫かな


人は皆
猫に好かれし
我知らぬ


恋しては
一生モノかと
勘違い


基準下げ
茶飲み友達
でもいいや


クリスチャン
清く正しく
たくましく!


道端の
轢(ひ)かれし猫の
よく肥えて


半野良の
母猫咳が
酷くなり


我こそは
愛らしき猫の
オーナーだ!


真夜中に
布団もぐって
猫団子


猫の毛を
指でかきわけ
名前呼ぶ


毛の質の
猫ごと違う
面白さ


手触りで
猫の見分けも
つきにけり