「解放軍報」が繰り返し、繰り返し「国軍化議論を封じ込める」 | 日本のお姉さん

「解放軍報」が繰り返し、繰り返し「国軍化議論を封じ込める」

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成25(2013)年11月12日(火曜日)
通巻第4062号
「解放軍報」が繰り返し、繰り返し「国軍化議論を封じ込める」
むしろ軍内部で何か異変が起きているのかも知れないゾ
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中国人民解放軍の機関紙「解放軍報」は11月10日付け、まさしく三中全会直前に「国軍化」は政治観点からみても「錯誤的」であり、中国にふさわしくないとする論説を掲げた。
「人民解放軍は共産党指導の下、人民のための武装集団であり、党と軍は絶対的に党主導関係にある。これは科学的にもただしく証明されており、不断の勝利にむけて、その戦略性が機能している。党の指導から離れるというのは『改革』に値せず、党主導は永遠に変わることのない原則である」
と大書された。
『軍隊の国軍化』は議論しないという見解は7月31日にも、解放軍総政治部弁公室政治研究室副主任の王永勝が国務院の新聞記者会見で発表し、軍高層部は「党への絶対的忠誠を誓っている」とした。
遡って5月15日付けの「解放軍報」は「国軍化などという議論は外国の謀略であり、背後に外国の干渉がある」などと、人民解放軍内部に存在する国軍化議論の封じ込めに躍起となった。
むしろ、繰り返し繰り返し国軍化議論への反対声明が軍からなされることは、逆に軍のなかで、そうした議論が潜在化しているのではないのか。
(読者の声1)貴誌前号のアジアの虫料理ですが、昆虫美食情報は遠い昔を思い出させてくれました。
戦後、子供の頃疎開先の郷里で食べたものに、木虫があります。山で木を伐採すると木の幹に穴があり、そこから大人が白い芋虫をとりだしました。そして醤油で付け焼きにしたものを私にくれました。味はコクがあり食糧事情の悪い当時、美味しかった記憶があります。これはカミキリの幼虫だと思います。
またイナゴは醤油で煮付けたと思います。稲におとなしく止まっているのをありがたくゲットしました。これは子供のおやつで今ならスナック菓子でしょうか。
昭和30年代の後半、仙台駅前で小型トラック(オート三輪?)の荷台に大量に積まれたイナゴ(醤油で煮たものか)を見た記憶にあります。
そのほか、子供ながら食用かえるを沼で捕らえて母に脚を調理して貰いましたが、美味しかった記憶があります。
そんな幼児体験から人間いざとなれば何でも食べるものと思っています。したがって現代日本人の虫キライは偏食に過ぎないなのです。今でもハチの子は信州名産です。
昆虫は地球上最大のタンパク質資源と言われています。養殖も容易に見えます。人口爆発の時代、すでに注目している人がいるのではないでしょうか。
(東海子)
(読者の声2) 【西村幸祐トークライブ with 長谷川三千子】のお知らせです。「戦後体制は、どう克服されるのか?」
――長谷川三千子著『神やぶれたまはず』を巡って。
とき 11月24日(日) 14:30入場 15:00開演~17:30
ところ JazzBarサムライ Tel.03-3341-0383(宮崎)
新宿区新宿3丁目35-5 守ビル5F
ゲスト 長谷川三千子(哲学者・埼玉大学名誉教授)
参加者とのティーチ・イン、ワークセッションあり
参加費 2000円(1drink付) <前売り:1500円>
憂国忌の前日、11月24日にトークライブを行います。今回は哲学者の長谷川三千子さんをお迎えします。この夏、長谷川さんが上梓された『神やぶれたまはず』をめぐって、〈昭和20年8月15日正午〉の意味、そして戦後体制への根源的な反撃の拠点をどこに置くかを考えます。
『神やぶれたまはず』は本格的な「『英霊の声』論」としても読み解かれる著作で、これまで多くの文芸評論家が立ち入ることができなかった領域に長谷川さんが勇猛果敢に分け入り、作品刊行後47年目にして成された一つの成果です。
今回のトークライブでは、さらに桶谷秀昭氏の『昭和精神史』、磯田光一氏の『戦後史の空間』などを通して、私たちの「現在」が日本人の歴史とどう繋がっているのかなどを考えてみたいと思っています。
重厚なテーマですが、堅苦しくなく、気楽な感じでトークライブをできればと思いますので、一人でも多くの方のご参加をお待ちしています。
https://www.facebook.com/events/656051237768317/
ツイッターでの告知
https://twitter.com/kohyu1952/status/399280397181136896
西村事務所 公式サイト http://kohyu.jpn.com/
西村幸祐放送局 http://broadcast.kohyu.jpn.com/
(西村幸祐)
(宮崎正弘のコメント)長谷川さんの当該書籍、未読ですが、この機会に拝読したいと思います。しかし会場がJAzBARとはまことに洒落ていますね。
宮崎正弘の最新刊
18日発売
『取り戻せ 日本の正気』(並木書房、1575円)
宮崎正弘の新刊 売り切れ店続出
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『中国を動かす百人』(双葉社 1575円)
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『中国が世界経済を破綻させる』(清流出版、1680円)
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『増長し無限に乱れる欲望大国、中国のいま』(石平氏との第二弾 ワック、945円)
『絶望の大国 中国の真実』(石平氏との対談シリーズ第壱弾。ワック、933円)
『日米安保、五十年』(西部邁氏との対談。海竜社、1680円)
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