★ロシア女性が、はじめて【奇跡の国日本】をみたら、なにを感じる???
ロシア政治経済ジャーナル No.983
2013/11/11
★ロシア女性が、はじめて【奇跡の国日本】をみたら、なにを感じ
る???
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは!
北野です。
今日は、「自虐史観脱却」に役に立つ話です。
(ひょっとすると以前も書いたかもしれません。)
ロシア女性が、日本を見ると、どんな感想をいだくのでしょうか?
▼●●●が町中にある!!!
私が案内したロシア女性Nさんが、まず驚いたこと。
それは、「自転車が町中にある!」ってことなんです。
え?
ロシアには自転車ないの?
もちろんあります。
でも、日本みたく、町のあちこちに駐輪していることはありません。
狭いアパート暮らしの人が自転車に乗っている。
その人は、アパートの建物の前に、駐輪しません。
自分のアパートの玄関前に駐輪しません。
狭くても、必ず自宅内に持ち込みます。
なぜだと思いますか?
そう、かなりの確率で「盗まれる」から。
だから、モスクワで路上駐輪を見かけることはメッタにないのです。
しかし、日本には自転車がウジャウジャしている。
みんな「メッタに盗まれない」と安心しているからですね。
(もちろん、たまには盗まれることもありますが。)
▼驚愕の高速バス
Nさんが、「高速バスに乗りたい」というので、乗ってみました。
そこで彼女は、運転手さんのある言葉を聞いて驚きました。
運転手さんは、こういったのです。
「終点松本バスターミナルには、○時32分到着予定です」
Nさんは、いいます。
「バスなのに、○時ばかりでなく、○分までいうの?
渋滞とかいろいろあるでしょうに」
私は、「ふぉふぉふぉ」と笑いました。
Nさんの驚きは、松本バスターミナルに実際○時32分ぴったりに
到着したときマックスになりました。
「なんでそんなことが可能なの!日本はありえない!」
私は、こころの中で「そうであろう、そうであろう」と笑いました。
▼なぜ松本城のお堀に●がうじゃうじゃいる???!!!
さて、私はNさんを、松本市の誇り【国宝】松本城に案内しました。
するとNさんは、お城のお堀を見て、意外なことに驚きます。
「鯉(コイ)が、なんでこんなにたくさんいるのよ!」
北野「・・・・・・・別に、いいのでは?」
Nさんは、こんなことをいいました。
「これがロシアだったら、夜中に男たちがこっそり来て、全部捕まえちゃうわ!
それで、1週間もしたら、お堀の鯉は全部いなくなっちゃうでしょう」
私もモスクワ暮らし長いですが、「そういうリアクションがあるか!」とびっくりし、
その後大笑いしました。
▼家の前の●●に驚愕
日本では、家の前にきれいな植木が並んでいることが多いです。
主婦のみなさんが、こころをこめて育て、きれいな花を咲かしていることがよくある。
Nさんは、美しい花が家の前に並んでいるのを見て、また驚愕。
「は~~~、きれいだわ、この花。
これが、家の前にあることがすごい!」
私はまたわけがわからず、「なんで?」と聞き返します。
「ロシアだったら、全部盗まれて、明日には別の街の青空市場で売られているわ!」
このリアクションにも、かなり驚きました。
▼あたたかい●●にびっくり
Nさんもそうですが、日本に来たロシア女性がたいてい驚くこと。
それは「トイレ」です。
もちろん「ウォシュレット」もそうです。
デカプリオも日本のウォシュレットに感動し、すぐ自宅に設置したとか。
それもそうですが、日本の便座は「あたたかい」でしょう?
いわゆる「ウォームレット」。
これが、ロシアにはないのです。
Nさんの親戚Kさんも、日本に来てウォームレットにはまってしまいました。
モスクワに帰り、冷たい便座に座ったとたん、哀愁がこみあげてきたといいます。
そのことをダンナ(日本には行っていない)に話すと、「僕が先に入って(便座を)温めてあげるよ!」 と優しくオファーしてくれたとか。
Nさんも、日本のトイレには驚っきぱなし。
最近は、入ったらフタが「うぃ~~ん」と自動的に開くのもありますね。
▼しかし、一番の驚きは
日本を初めてみて、いろいろ驚いたNさん。
しかし、もっとも驚いたのは、やはり人の礼儀正しさ、優しさだそうです。
どこにいっても人が優しい。
バックを忘れたら、ちゃんと「落し物届所」に届いている。
道を聞いたら、彼女が納得するまで丁寧に説明してくれる。
ちかいところなら、送ってくれる。
結局、「国の品格」とは、国民一人一人の意識にかかっています。
どんなに、物質的栄華を極めた国や場所でも、店員さんが横柄な態度なら、がっかりですね。
日本は、物質的にも、国民の親切度でも、おそらく世界トップレベル。
これは、私だけがいってるんじゃなくて、外国人も指摘しているのです。
たとえば、こちらをご一読してください。
日本が誇らしく思えることでしょう。
↓
●もし、日本という国がなかったら ロジャー・パルバース
(詳細は→ http://tinyurl.com/7vaukyh )
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「もしプーチンが日本の首相だったら、どうやって日本を自立させる???」
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<プーチン本はいろいろ出ているが、これが独特で面白い。>
(立花隆 「週刊文春」2012年7月12日号)
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★編集後記
新刊の表紙ができてきました。
表紙には3人の男が登場します。
一人は安倍総理。
二人目は、石原さん。
三人目は・・・・。
誰でしょう???
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