川柳のようなもの
隣国の
悪しき粉塵(ふんじん)
飛来しぬ
マスクでは
防げぬ粉塵
疎ましき
雨降って
久しく見えぬ
山の峰々
温泉の
炭酸の泡の
懐かしき
今日もまた
もやし売り場の
もやし無し
スーパーの
トイレにペーパー
いつも無し
ホテルでは
金持ち騙し
偽メニュー
半野良の
母猫子連れで
居候(いそうろう)
気が付けば
シミシワタルミに
乗っ取られ
右手だけ
日焼けで劣化
ドライバー
お隣は
日の丸かかげ
明治節
文化の日
昔は違うと
母の言い
(友の母が昔は明治天皇の誕生日で
天長節と言ったのよと、教えてくれた。)
近隣の
団地のカラス
移り来て
中庭の
カラスの声で
朝明けぬ
スーパーに
東北野菜が
氾濫し
茨城の
サンマは回遊
してたかな
圧力で
炊きし手羽先
ほろほろと
知らぬ間に
中国野菜
食べるなり
知らぬ間に
福島の梨
食べるなり
手羽先は
福島産かも
安すぎる
レントゲン
CTスキャン
受けまくり
他人(ひと)よりも
被爆(ひばく)してるよ
怪我人は
後ろから
追突されて
早や六月(むつき)
柿食えば
種が無いのが
普通なり
柿もまた
無理やり種を
消されしか
(放射線で種が
できないようにするとか)
放射能
受けて育った
大人たち
放射線
受けて育てよ
子供たち
レントゲン
毎年かかさず
被爆しぬ
健康を
診断せんとて
被爆して
放射線
癌を消すにも
役立てり
福島の
下請け人夫の
無知の罪
漏れ出でし
放射能水
地下へ行き
ごめんなさい
海空大地よ
福島よ
原発は
要らねど電力
他に無し
人類は
ゴミ出しながら
発展し
人類は
地球潰して
増え続け
灼熱の
夏過ぎ行きて
ほっとしぬ
冬真近
フカフカ毛皮の
猫布団
バイク来て
事故で飛んでく
夢を見た
賠償金
そんなにやれぬと
保険員
痛い目に
見合わぬ額か
賠償金
猫たちの
仕事は飯を
ねだること
猫たちの
おねだりの声
ほほえまし
飯欲しい
子猫の片手
招き猫
台風で
南の島の
大惨事
日本人
南の人に
何できる?