市役所はなりすましに注意してよ。
<逗子ストーカー事件1年>被害者夢つづる 夫の元へ手紙
毎日新聞 11月6日(水)2時31分配信
三好梨絵さんが1年後の自分宛てに書いた手紙。事件翌日、自宅のポストに届いた=横浜市中区で、高木香奈撮影(画像を一部処理しています)
神奈川県逗子市で昨年11月、ワークショップコーディネーターの三好梨絵(りえ)さん(当時33歳)が、以前交際していた元教員の男(同40歳)に殺害された事件から、6日で1年。梨絵さんの夫(43)が初めて毎日新聞などの取材に応じ「妻はストーカーにおびえていただけではなく、それ以上に毎日を生き生きと楽しんでいたことを伝えたい」と語った。
【図表でわかりやすく】ストーカーから身を守るために
夫は今、梨絵さんを弔う仏壇の横に、梨絵さんが自分自身に宛てた手紙を立てかけている。消印は事件翌日の昨年11月7日で、その日に自宅ポストに届いた。後日、夫は梨絵さんの友人から、梨絵さんが2011年11月に横浜市で開かれたイベントで、1年後の自分に届くように手紙を投函(とうかん)したことを聞いた。
<忙しいですか? 知りあいが知り合いを呼んでステキな人に囲まれてますか?>
手紙は自らにそう問いかける。投函当時、梨絵さんはワークショップの会社の設立準備を進めており、12年秋から冬のオープンを目指していた。希望にあふれた文面に夫は「友達が多く、人が好きで、いろいろな人と出会うのが楽しくて仕方ない様子だった。妻らしい手紙だと思った」と語る。
男の嫌がらせは06年ごろから始まり、梨絵さんと夫は居場所を知られないように努めた。男は11年9月、メールでの脅迫罪で保護観察付き執行猶予判決を受けたが、昨春には20日間で1400通以上のメールを送り付けてきた。警察に被害を相談し、梨絵さんはペンネームで活動した。
昨年11月6日朝、梨絵さんはフェイスブックに、新しい名刺が完成したことを「嬉(うれ)しいな、嬉しいな」と書き込んだ。その日の午後、命を奪われた。
夫は語る。「安心して2人で日々を楽しんでいた。数あるストーカー被害者のうちの一人だと思っていて、殺されるかも、というのは僕も妻も頭になかった」
一方で自責の念にかられてきた。「妻は人に迷惑をかけたくない気持ちが、人一倍強かった。この1年、一番そばにいたのに、という負い目を背負っていた」。10月末、親族が集まって一周忌を営み「短い人生を幸せに生きた」としのんだ。
事件を機にストーカー規制法が改正され、大量のメール送信も規制対象に。しかし、ストーカーによる事件は後を絶たない。夫は「相手の殺意をなくさなければ再発は防げない。殺意に気付く方法は、たぶんない。加害者が二度と被害者に近づかないようにする何かを警察と関係機関が考えないといけない」と訴える。
夫は、もし梨絵さんが生き返ったらどんな言葉をかけようか考える。「『ごめんね』と言うかもしれないけれど、向こうも『ごめんね』と言ってきそうで。その後は言葉が見つからない」【高木香奈】
◇ことば【逗子ストーカー殺人事件】
神奈川県逗子市で昨年11月6日、三好梨絵さんが自宅に来た元教員の男に刺殺され、男は直後に自殺した。昨春の大量メール送信は事件化されず、ストーカー規制法改正につながった。県警が前年の2011年に脅迫容疑で男を逮捕した際、逮捕状に記した梨絵さんの結婚後の姓や住所を読み上げており、警察庁は昨年12月、被害者情報を加害者に知られない配慮をするよう都道府県警に通達した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131106-00000012-mai-soci
情報不正取得容疑、探偵を逮捕 逗子ストーカーに関与か
朝日新聞デジタル 11月6日(水)13時30分配信
ガス会社の契約者情報を不正に取得し、転売した疑いが強まったとして、愛知県警は6日、東京都目黒区に事務所を構える探偵業者の男を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)の疑いで逮捕した。この業者は、昨秋に起きた「逗子ストーカー殺人事件」で、元交際相手の男からの依頼をもとに被害女性の住所を割り出し、教えていた疑いもある。県警は、個人情報ビジネスが犯罪を助長しているとみて、情報売買の実態を調べる。
捜査2課は6日午前、探偵事務所を家宅捜索した。
この業者は携帯電話の番号や車両ナンバーなどをもとに、氏名や住所、家族構成などを調べ、1件数万円で売買するのを専門にしている。http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131106-00000030-asahi-soci
<逗子ストーカー>市役所から住所入手か…調査会社の幹部
毎日新聞 11月7日(木)2時30分配信
逗子ストーカー殺人事件で、元教員が被害者の住所を知った経緯
個人情報を不正に入手したとして、愛知県警捜査2課は6日、東京都目黒区の調査会社の幹部2人を不正競争防止法違反(営業秘密侵害)容疑で逮捕した。捜査関係者によると、幹部は神奈川県逗子市で2012年11月に起きた逗子ストーカー殺人事件で、逗子市役所の職員から被害女性の住所を入手していた疑いもあるという。【石山絵歩、川崎桂吾】
【個人の情報、丸裸に】逗子ストーカー事件:業者間で安易に情報売買
◇調査会社側から電話の形跡
ガス会社の顧客を装って別の個人情報を引き出したとして逮捕されたのは、調査会社「アスク・ミー」の実質的経営者、小浜博敏(59)=東京都品川区平塚=と、同社役員、菊嶋毅(42)=世田谷区玉川=の2容疑者。捜査関係者によると、事件が起きた12年11月ごろ、同社側から逗子市役所に電話をした形跡があったという。
逮捕容疑は今年6月上旬、千葉県内のガス会社のコールセンターに同県市川市の集合住宅に住む40代の男性会社員を装って電話。担当者に契約者本人からの正当な問い合わせと思わせ、氏名と集合住宅の部屋番号を回答させたとしている。男性がこの住宅に実際に住んでいるかを確認しようとしたとみられる。
◇逗子ストーカー殺人事件◇
神奈川県逗子市で2012年11月、ワークショップコーディネーターの三好梨絵さん(当時33歳)が、以前交際していた元教員の男(同40歳)に刺殺され、男は自殺した。男が11年6月、三好さんに対する脅迫容疑で逮捕された際、県警が三好さんの結婚後の姓や住所の一部を読み上げた。男はこの情報を基に探偵に依頼し、住所を割り出したとみられる。
<逗子ストーカー>事件前日、女性の納税記録を職員が照会
毎日新聞 11月7日(木)12時19分配信
神奈川県逗子市の小田鈴子副市長は7日、記者会見を開き、ストーカー殺人事件の前日に、納税課の職員が被害女性の納税記録を閲覧した記録が残っていたことを明らかにした。閲覧した職員を特定できておらず、外部への情報流出があったかは確認できていないという。
納税記録が閲覧されたのは12年11月5日午前11時から約3分間。記録には氏名、住所のほか税額や滞納額などが示されている。被害女性の情報閲覧に使われたパソコンの担当職員は市の調査に「当時のことは記憶にない」と答えているという。
納税課には当時、9人の職員が在籍。うち正規職員8人はパソコンとパスワードを持ち、ログインするが、作業の迅速化のため、別の職員がそのパソコンを使うこともあるという。
納税記録の開示は、原則として本人が来庁しなければできないが、本人確認などができれば、必要に応じて電話でも可能という。
小田副市長は「個人情報の適切な管理を改めて徹底したい。捜査には最大限協力する」と話した。【三上剛輝、松永東久】
わりと簡単に本人の関係者になりすませるといのがまず、
市役所に改善してもらいたいことです。
以前、近所のオバチャンが勝手に自分の家に来るピアノの先生の関係者になりすまして市役所で、先生の個人情報を手に入れていた。
そのオバチャンは行動的な人で、近所の自分の家が金持ちだと自慢する人の個人情報も市役所で手に入れて、「部落の出身やった。」とみんなに言っていた。「やけに自慢するから変やな、思ってん。」と言っていた。
それを小耳にはさんだわたしは「犯罪ちゃうか?」と思ったのだが、そのオバチャンが怖くて何も言えなかった。今ではわたしがオバチャン。その人はオバアチャンになっているが、今でもパワフルだ。