韓国、慰安婦にまた言及=「法的責任認めよ」と女性家族相-国連総会
韓国、慰安婦にまた言及=「法的責任認めよ」と女性家族相-国連総会
【ニューヨーク時事】韓国の趙允旋・女性家族相は11日、国連総会第3委員会(人権)での討論で従軍慰安婦問題を取り上げ、「責任を負うべき政府が法的責任を認め、被害者に受け入れ可能な適切な措置を取るべく要請する」と述べ、名指しを避けながらも、日本政府に謝罪を含めた対応を改めて求めた。
趙氏は「女性の地位向上」をテーマにした討論でスピーチのほとんどを慰安婦問題に割き、「彼女たちは事実上の囚人で、1日に10~30人の兵士の相手をさせられた」などと説明。「私には、この問題が起きたことを忘れたい人々が、慰安婦被害者が全員死ぬのをただ待っているように思える」と述べ、日本の対応が不十分だとの主張を展開した。
これに対し、日本の梅本和義次席国連大使は答弁権を使い、「慰安婦として悲惨な苦痛を経験したすべての人々を思うと、日本として深く心が痛む」と述べつつ、賠償請求権をめぐる問題は解決済みだとする日本の立場を強調。韓国側は「慰安婦問題は未解決だ」と反論し、双方が譲らなかった。(2013/10/12-09:28)
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2013101200100&j4