中国:大気汚染「最悪」
中国:大気汚染「最悪」 連休ラッシュを直撃
毎日新聞 2013年10月07日 07時00分
【北京・石原聖】中国・北京市を中心に6日、大気汚染が6段階で最悪の「厳重汚染」となり、視界不良のため北京国際空港の発着便に欠航・遅延が出る事態となった。建国記念日「国慶節」の大型連休のUターンラッシュが始まったが、北京と各地を結ぶ高速道路が霧やもやのため一時通行止めとなり、北京市環境当局は外出を控えるよう呼び掛けた。
大気汚染の原因となる微小粒子状物質「PM2・5」による厳重汚染は北京、天津市のほか、吉林、河北、遼寧、山東、山西などの北東部から陝西、湖南などの内陸部にかけて広がった。
北京の世界遺産・頤和園(いわえん)の昆明湖(こんめいこ)には、大型連休前から黄色いビニール製の巨大アヒル「ラバーダック」が浮かべられているが、「霧でかすみ、色が灰色に変わったようだ」と中国メディアが話題にしている。大型連休が終了する7日ごろまで深刻な汚染が続きそうだと予測している。
http://mainichi.jp/feature/news/20131007k0000m030105000c.html