日米、防衛指針14年末までに改定 中国念頭に協力強化ー外務・防衛相会議で合意
日米、防衛指針14年末までに改定 中国念頭に協力強化
外務・防衛相会議で合意
2013/10/3 14:39
日米両政府は3日、都内で外務、防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)を開き、日米防衛協力のための指針(ガイドライン)を2014年末までに見直すことで合意した。共同文書に盛り込み、発表した。軍事力を高める中国など日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることが背景にある。宇宙やサイバー空間など新しい分野の課題にも対応できるようにする。
基地の集中する沖縄の負担軽減策では、米海兵隊のグアムへの移転を2020年代前半に開始することでも一致し、共同文書に明記した。
米海兵隊が普天間基地に配備した垂直離着陸輸送機オスプレイについては「沖縄における駐留および訓練の時間を削減する」と共同文書で指摘。普天間基地の名護市辺野古への移設を巡っては「普天間飛行場の継続的な使用を回避するための唯一の解決策である」と盛り込んだ。
委員会には日本側から岸田文雄外相、小野寺五典防衛相、米側からケリー国務長官とヘーゲル国防長官が出席。4閣僚が東京に集まって開く2プラス2は初めて。