FIFA副会長に選出された鄭夢準大韓サッカー協会会長の主導で | 日本のお姉さん

FIFA副会長に選出された鄭夢準大韓サッカー協会会長の主導で

コラム:開催地決定の話
W杯は欧・米で交互に開催していたが、1986年にFIFAのアヴェランジェ会長がW杯初のアジア・アフリカ開催を提案。日本サッカー協会は1989年に招致の意思表示をおこない、1991年に「2002年W杯招致委員会」を発足。1992年には議員連盟―W杯招致議連(W杯国会議員招致委員会)も発足。
1993年になると、日本に強い対抗意識を燃やした韓国が立候補を表明し、1994年の初めに韓国も招致委員会を発足。ここからFIFA副会長に選出された鄭夢準大韓サッカー協会会長の主導で、なりふり構わない招致活動が始まります。(ちなみにフィギュアスケートのキム・ヨナ問題も、この鄭夢準がスポンサーになってからでした)
FIFAに対する韓国政財界の露骨な介入ばかりか、FIFA会長選挙というFIFA内部の政治闘争が絡まってきたことで、開催国決定という話が、おかしな話になってしまいました。
W杯の開催国はFIFAの21人の理事による投票で決まりますが、日本単独開催を支持するアヴェランジェ会長派に対抗し、反会長派が日韓共同開催案をぶつけて対抗してきました。ここに韓国の政財界からのねじ込みがあったことは、ヘーゲレの証言からも確かでしょう。
結果、開催地決定投票の前に、過半数以上の理事を採りこんだ反会長派が優勢になってしまい、アヴェランジェ会長としては日本の単独開催を推しても投票で負けるのは明らかな趨勢になりました。
1996年には、アヴェランジェ会長から日本サッカー協会の招致委員会に、日韓共催の打診があり、招致委員会は悩んだようです。そこに、宮澤喜一招致議連会長が「日韓共催は政治にとって悪くない選択だ」と発言し、日本サッカー協会は共同開催案受け入れることにしました。
その後、理事会でアヴェランジェ会長がしれっと日韓両国による共同開催案を提案し、満場一致の賛成決議にいたるわけです。
結局、投票を待たずして日韓共催が決定しました。ちなみにマーティン・ヘーゲレは、こうした事態を予期し、日本側に注意するよう促してくれていたそうですが、サッカー協会は、当時その価値が判らなかったようで、政治闘争では完全に敗北し、日韓共催になってしまったのです。
参考記事多数
『中田英寿・洪明甫 TOGETHER ― 2002ワールドカップBook』講談社,(2001)が一番役にたった。
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コラム:スタジアム建設費の話
この話にはデマと事実とが入り乱れていますので注意しましょう。
1997年のアジア通貨危機によってIMFの管理下に入った韓国は、スタジアム建設費が捻出できなくなり、スタジアム建設費として300億円程度の融資を日本に要望してきました。
この件については、朝鮮日報や読売が報じています。
「 日本政府は2002年サッカー・ワールドカップ韓日共催で、韓国側にスタジアム建設費用として2億ドルを融資する方針を決めた。融資対象は京畿道水原市に建設されるスタジアム。経済危機下で融資を求めてきた韓国側の要請に応えたもので、日本輸出入銀行が融資。昨年10月に日本側が表明した30億ドルの輸銀融資とは別枠だという。」朝鮮日報の記事
このように、日本は政府判断で快諾しましたが、その後、うまい具合に韓国経済がV字回復すると、敵国日本からの融資など不要という世論もあり、融資を断ってきました。
「 日韓両国が共催する2002年サッカーワールドカップ(W杯)会場となる韓国内のスタジアム建設について、国際協力銀行(旧日本輸出入銀 行)が計画していた二億ドルの融資を韓国政府が断り、中止になったことが三日、明らかになった。」と読売の続報があります。
その後、スタジアム建設費を要請した当事者の京畿道知事が逮捕されてしまい、この話はやや足踏みし情報が入り難い状況でした。ひとまず私が調べて判ったことは、旧輸銀に文書で「条件面を検討した結果、輸銀融資はお断りする」と通告したということです。融資が不要になったということは結構なことですが、少しは感謝したらどうかと思いますが。
では、日本は融資していないのかというと、そんなことはありません。
一度は回復した韓国経済でしたが、対米輸出の依存度が高い韓国は2001年9・11の影響で、あっという間に不況に陥ってしまいました。
その結果、結局、日本の融資が必要となり莫大な融資を受けています。
もちろん、この融資がなければW杯の開催はできなかったでしょう。このときの融資額は23億ドルという巨額で「新宮澤構想」のアンタイドローン(使途に制限がない)が相当します。
ただし、こうした融資は、韓国のためだけでなく、いくつかのレイヤーで、日本の国益にも繋がっていますので、ことさら恩着せがましくする話ではありませんが、感謝どころか逆に理不尽な「日本国内でも韓日表記を使え」という要求をしてくる精神性はどうかと思います。
ちなみに新宮澤構想での融資額についても「返済していない」という話が流布していますが、2012年時点での融資残高を見つけたので確認したところ残り233億円とあります。これらの融資は3000億円規模でしたから、返済はきちんと進んでいるようです。
つまり、日本の融資で韓国はW杯を開催できたけれど、スタジアム建設費300億円は、そもそも貸していないため、それが未返済だというのはデマです。デマを鵜呑みにして批判をしている人々は、説得力を失うので、そこを間違えないようにせねばなりません。
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記事例
「 ドイツvs韓国、ナチスの横断幕を撤去ソウルのワールドカップ競技場で開催されているW杯準決勝のドイツvs韓国戦で、試合前にスタンドに掲げられたナチスのカギ十字マークの入った横断幕が警備担当者によって撤去されていたことが明らかになった。横断幕は韓国サポーター"レッド・デビルス"によって準備されたものと見られ、ドイツの選手たちがグラウンドに現れる前に撤去された。FIFA(国際サッカー連盟)はスタジアムでの一切の政治的、民族的、宗教的プロパガンダを禁止している。」
2002.6.25AP通信
「 韓国の通信社、聯合ニュースは25日、東京発で、ワールドカップ(W杯)のドイツ-韓国戦を東京の国立競技場で日韓サポーターが共同応援した際、ドイツを応援する日本のサポーターもいたことを批判的に報じた。 同ニュース
は「約1000人の日本人サポーターがドイツを熱狂的に応援し(日韓)共同応援という行事の意図を台無しにした」と伝えた。同ニュースはさらに「日本で試合を生中継した番組に出演した男性タレントがドイツ代表のユニホームを着ていたため、ひんしゅくを買った」とも報道した。」
2002.6.25.時事通信
「 伊放送協会、法的措置を検討と 対韓戦の審判問題で
サッカーのワールドカップ(W杯)本大会決勝トーナメントでイタリアが韓国に敗れたことに関し、国営イタリア放送協会(RAI)は20日、国際サッカー連盟(FIFA)に対して、敗因としての未熟な審判技術の責任を法的に問えるかどうかの検討を行っていることを明らかにした。 試合では、大黒柱のMFトッティが退場処分を受けるなどイタリアの不満が根強い。RAIはイタリア出場の試合で好調な視聴率や広告収入を得ていたこともあり、敗退でこれらのビジネス利点が消えたことへの反発もあるとみられる。 RAIは声明文で、「(同試合での)審判のエラーは国際的にも認められているもの。これらの不正が堂々と行われたことについては、深刻な詐欺とも形容されかねない」と糾弾している。RAIの法務部門でFIFAの責任を指摘出来るか検討中という。 この問題に関し、FIFAのブラッター会長がイタリア紙の会見に応じ、「今大会の唯一の問題は審判。オフサイドでの判定が特にひどい」と認めたものの、「イタリアは悪しき敗者になることを止めるべきだ」とも諭(さと)していた。 一方、トッティは試合を振り返り、「スキャンダル。我々の敗退は仕組まれていた。誰がやったのかは知らないが、彼らはイタリアを追い出したかった」と怒りをぶちまけている。」
2002.06.21 Web posted at: 18:25 JST - CNN/REUTERS/AP ローマ
「 イタリア記者を激怒させたスタンドの「白文字」 前日練習のため、イタリア代表の関係者とイタリア人記者が韓国・大田スタジアムに入った途端、顔を紅潮させ、激怒した。
理由は韓国側のゴール裏の赤い席のなかに白い席で描かれた「メッセージ」だった。
客席が2段式になっている同スタジアムの上段には「AGAIN」。下段には「1966」の文字。つまり、この「メッセージ」は、1966年イングランド大会でイタリアが1次リーグで格下の北朝鮮に敗れて敗退した際、サポーターから腐ったトマトで盛大な「歓迎」を受けたあの屈辱の再現を、という意味。
あっけにとられたイタリア人記者の「FIFAはこれを許したのか!」との疑問の声をよそに、イングランド人記者だけは「これでいいんだ。われわれはこの大会で優勝したのだから」。涼しい顔だった。」
「ワールドカップを”ビデオで”振り返る
6月10日の韓国-アメリカ戦で、安貞桓が同点ゴールを決めた後の、あのパフォーマンスをどう思いましたか?」と、私は聞いた。
「ああ、あれなら見ていた。でも、彼が何をやっているのか、わからなかった。あれはいったい、どういう意味なんだ?」私はびっくりした。アメリカのテレビ局の重役があの場面を見ていながら、私と話をする日まで、安がショートトラックの真似をしていたことに気づかなかったというのだ。
ソルトレークシティー冬季オリンピックの男子1500メートルで、韓国の金東聖が失格となり、アメリカのアポロ・オーノが金メダルを獲得したことに抗議するパフォーマンスではないか。「へえ、彼はそんなことをしていたのかい?」カルウォスキは私の説明に驚いた。
「みんな意味がわからなかったんだ。ずいぶん、おかしなことをしたものだ。あれから何カ月も経って、しかもワールドカップでそんなことをするとは。ちっともふさわしくない」
MSNジャーナル 2002年6月27日 マーティ・キーナート(翻訳:矢羽野薫)
韓国ワールドカップ観戦記#3 岩崎龍一 msnスポーツ(アーカイブより発掘)
6月14日(金)
「 日本対チュニジア戦があるので、早めにスタジアム内にあるプレスセンターに行った。そこで、結構気分の悪いことがあった。
韓国人の記者たちが日本戦の結果が気にならないはずはないだろう。試合はベルギー対ロシアと同時進行で行われたが、ベルギー人記者が自国のチームの得点に喜ぶと周りの韓国人記者やボランティアの人たちは、そのベルギー人記者に拍手を送るのに、日本が得点しても韓国人の記者たちは完全な無視。喜んでいるのは少数の日本人記者だけだった。
こちらは純粋に韓国にも頑張ってもらいたいと思っていたから、なにか悲しかった。
やはり韓国の人々というのは基本的には日本に対して、いい印象を抱いていないのだろう。某大新聞のソウル支社の人もいっていた。「韓国人は本音は日本に負けて欲しいと思っている」本音と建前というものがあるが、なにか少しずつ見えてきた気がした。能天気なのは日本人だけなのかもしれない
…略…
私が見た限りでは明らかにこの日のアルゼンチン人の主審サンチェスは韓国寄りの笛を吹いた。それも露骨に。確かにジョアン・ピントの一発退場は取る主審によっては取るだろう。
しかし、2枚目のイエローをもらい、退場になったベトの場合はどうだろう。明らかな操作のあったことを立証する証拠はなにもない。しかし、それが一番わかるのはプレーしている選手であり、チームの人たちだ。
そしてこの試合は客観的に見ていた我々日本人にとっても不可解としかいいようのないものだった。確かに朴智星のゴールはファンタスティックなものだった。
しかし、純粋にワールドカップの好試合を見たいと願っていた僕にとっては、残念でならなかった。帰り道、友人の記者がぽつりとつぶやいた。「ワールドカップの権威もこれでなくなってしまったな」と。深夜まで狂乱するソウルの町が、なにか虚しく見えた。」
6月18日(火)
「 この日をもって韓国のワールドカップは終わったといっていいだろう。これはワールドカップではなく鄭夢準(チョン・モンジュン)カップ、もしくは現代(ヒュンデ)財閥カップだ。
ベスト16を最大の目標としていただけに、グループリーグならまだしも、決勝トーナメントでやってしまった。第3者が冷静な目で見れば、こんなあからさまな操作はない。
ポルトガル戦のアルゼンチン人主審サンチェスは、ジョアン・ピントを一発退場させたときは目が泳いでいて、まだ良心の呵責を感じているようなそぶりが見えた。しかし、この日のエクアドル人主審モレノはイタリアの選手がハーフタイムに質問に訪れても白を切り続けた。
本当にしたたかな奴である。いまや韓国の試合には、必ずPKと退場者がついてくる。この期に及んでの操作は、もう明らかだと私は思う。やはり来た。
開始直後のPKと、トッティの退場。トッティがシミュレーションと見なされて2枚目のイエローカードを出され退場となった瞬間、イタリアのトラパットーニ監督はベンチ裏のFIFAの関係者に詰め寄っていた。
それだけでも異常な判定だった。試合後、トラパットーニ監督は「いいゲームだったが、イタリアが勝つべきだった」と暗に韓国寄りの判定を批判するコメントを残して会見場を後にした。イタリアが敗れた。
それも不条理な判定で。もう韓国の試合は見たくないし、日本に帰りたいと本気で思った。
今回のワールドカップは史上最低のワールドカップであることは間違いないだろう。確かにホームタウン・デシジョンというものはどの大会にもある。しかし、ここまで露骨なものを見せられると、裏で金が動いていると思うのもしょうがないだ。 」
以上一部紹介。
他にもたくさんありましたが、きりがないのと古いPCに埋もれたものも多いためこのくらいで。
参考
『中田英寿・洪明甫 TOGETHER ― 2002ワールドカップBook』
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4061793519/ref=as_li_ss_tl?ie=UTF8&camp=247&creative=7399&creativeASIN=4061793519&linkCode=as2&tag=skepticprayer-22
講談社, 2001
誤審の検証は「知らされなかった韓国サッカーの“裏側”」
報道関係は「韓国人に汚された2002年W杯を僕たちは決して忘れない」
『WORLD SOCCER DIGEST』05/08/04発売号等のサッカー雑誌のバックンバー
ONE KOREA NEWS(消滅のためアーカイブ、貴重な資料が得られます)
2002WC騒動には、大会当日からリアルタイムの情報があり資料となります。
スポ日、朝日新聞、読売新聞、ロイター、BBC、時事、朝鮮日報、韓国日報、大韓毎日、京郷新聞、東亜日報、中央日報、他多数

ワールドカップがほとんど、日本で開催されることが決まっていたときに、韓国が横から札束を使ってねじ込んできて、異例の二国間にまたがる開催となったことは絶対に許せない。
韓国がねじこんできたせいで日本での試合が減って、多くの日本人が試合を見ることができなくなった。しかも、韓国での試合はどの試合もガラガラ状態で本当にむかついた。どうして、そんなバカげたことになったのか今回上の記事を読んでなんとなくわかった。