部族の刺青はOK? | 日本のお姉さん

部族の刺青はOK?

<温泉施設>伝統の入れ墨、マオリ女性の入浴拒否…北海道
毎日新聞 9月12日(木)21時50分配信
ニュージーランドの先住民族マオリの女性が北海道恵庭市の温泉施設を訪れた際、顔の入れ墨を理由に入浴を断られていたことが12日、分かった。女性側は「尊厳を傷つける人種差別だ」と批判する一方、施設側は一律の対応であることを強調している。
◇施設側「一律の対応」
女性はエラナ・ブレワートンさん(60)。マオリの言語指導者で、唇とあごに家系や社会的地位を示す「モコ」と呼ばれる入れ墨がある。アイヌ語復興をめざす講習会の講師として来日。8日、札幌市内で開かれた行事に参加した後、関係者約10人とともに入浴と食事のため施設を訪れた。
ブレワートンさん側は「反社会的な入れ墨とは異なる伝統文化であり、差別ではないか」と抗議したが、施設側は「入れ墨に威圧感や恐怖感を覚える人がいる。入れ墨が見えれば一律で断っている」と説明した。
ブレワートンさん側の関係者は「先住民族の証しや誇りが認められないのは残念」。施設の支配人は「本来は幅広い客層に楽しんでもらいたいが、入れ墨のさまざまな背景までは判断できず、一線を引かないと信頼を失う」と話している。
公衆浴場法では、入れ墨の有無に関する利用規定はなく、「経営者の判断に任せるしかない」(道食品衛生課)のが実情。銭湯経営者に対する道の意識調査(2011年度)によると「(ファッションとしての)タトゥーとの見分けがつかない」「看板は掲示しているが断れない」と対応に苦慮する回答が寄せられた。【森健太郎】
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130912-00000094-mai-soci
マオリ族、入れ墨女性の入浴拒否は主催者側の不備。なぜ事前に確認を取らないのか?
篠原 修司 | ブロガー
2013年9月13日 8時11分
ニュージーランドの先住民、マオリ族の女性が、北海道の温泉施設で部族の文化である顔の入れ墨を理由に入浴を拒否されたことが一部で騒ぎになってますが、こんなもん文化の違いではなく単純に主催者側の不備ですよ。
先住民族マオリ女性の入浴拒否 北海道・石狩管内の温泉、顔の入れ墨理由に-北海道新聞(2013/09/12)
マオリ族の文化も大事です。しかし、日本にも墨を背負っている人間は温泉施設に入れないという文化があります。異なる文化がぶつかった場合、大抵は現地の文化が優先されます。
ドバイにおいて公共の場でキスをしたら宗教警察に逮捕されるようなものです。「郷に入っては郷に従え」、ですね。
なぜ温泉施設に相談しなかったのか?
問題なのは、主催者側が入れ墨禁止の温泉施設にこの女性をいきなり連れて行ったことです。なぜ、事前に施設に連絡して確認を取らなかったのでしょうか。
「マオリ族の女性を連れて行きたいが、部族の伝統として入れ墨を入れている。そちらの温泉に思い入れがあるのでぜひ入浴させてあげたい。なんとかならないか?」と先に相談しておけば、なんとかなったかもしれません。
それでもダメだった場合は、入れ墨OKの施設を探すのが「お・も・て・な・し」でしょう。最近ではほかの人の目に触れない家族湯であれば入れ墨を許している場所もありますし、実際にべつの温泉施設で入浴できたようです。
また「別の温泉施設では、日本人からとても親切にしてもらった」と述べた
出典:顔に入れ墨で入浴拒否のマオリ女性「異なる伝統思いやって」 - MSN産経ニュース
ゲストに悲しい思いをさせてしまったことは残念ですが、その責任を温泉施設に被せるのはおかしいですよ。これはあきらかに主催者側の不備です。
それにしても事前に連絡せずにお店に行き、そのせいで入店を断られたことをメディアにぶちまける。どこかで聞いたようなお話ですね。
篠原 修司
ブロガー
1983年生まれ。2007年からフリーランスのライター兼ブロガーとして福岡県で活動しています。現在「デジタルマガジン」と「猫ねこ動画」の2ブログを運営。執筆ジャンルはネット、IT、iPhoneアプリ、時事など。あと猫大好きです。
http://bylines.news.yahoo.co.jp/shinoharashuji/20130913-00028073/