コーヒーは食後30分後、一日3杯まで!
コーヒーを1日4杯以上飲む人は死亡率上昇するとの仰天データ
9月02日16時01分提供:NEWSポストセブン
これまでコーヒーは、おいしいだけでなく健康にもいいとされてきた。
「国立がん研究センターの調査で、コーヒーに含まれるポリフェノールにがん抑制効果があることがわかっています。
同様にコーヒーの成分のひとつであるクロロゲン酸は糖尿病の予防にも効果的です」(医学博士の狭間研至さん)
他にもアルツハイマー病や胆石の発生リスクを減らすという研究結果もあり、病気予防のためにも飲んだほうがいいとされてきたのだが、ここにきて、ひとつの衝撃的なデータが発表された。
8月15日、米・サウスカロライナ大学の心臓専門医らが、20~87才の男女約4万人の健康状態を16年にわたって追跡調査した結果を発表したのだが、そこで55才未満でコーヒーを1週間に28杯(コップ1杯240mlの計算。1日平均4杯)以上飲む人は、飲まない人と比べて死亡率が男性で1.5倍、女性で2.1倍まで上ることが判明したのだ。
研究チームによれば、<コーヒーに含まれるカフェインが、インスリンの活動を抑制し、また動脈硬化を引き起こす血中アミノ酸の分泌量を増やしている可能性がある>と推測しているが、早死にに至る詳しい理由は不明だという。
この結果を受けて、研究チームは「若い人はコーヒーを1日3杯までにして」と注意を呼びかけているという。
全日本コーヒー協会によれば、日本人はコーヒーを週平均で10.7杯(1日1.5杯程度)飲んでおり、この消費量は世界12位と結構上位。束の間のコーヒーブレイクも、ガブ飲みしていると寿命が縮んでしまうかも…。
※女性セブン2013年9月12日号
http://news.ameba.jp/20130902-399/
コーヒーを1日4~5杯飲む男性 死亡リスクが12%低下と判明
2012.08.26 07:01
澤卓二氏は1958年生まれ。順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。アンチエイジングの第一人者として著書やテレビ出演も多い白澤氏が、コーヒーの摂取量と死亡リスクとの関係について解説する。
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米国国立がん研究所のニール・フリードマン博士らは、50~71歳の40万2260人の成人男女(男性22万9119人、女性17万3141人)を1995年から2008年まで追跡調査し、コーヒーの摂取量と死亡率との関係を解析した。対象は、国立公衆衛生研究所の食事健康調査研究に登録した成人で、そのうちの9割がコーヒーを愛用していたという。
追跡期間中に男性3万3731人、女性1万8784人が死亡。博士は、対象者をコーヒーの摂取量で6グループに分けて効果を比較した結果、摂取量が増加すると総死亡リスクが低下することが分かった。
フリードマン博士によると、コーヒーを全く飲まない男性に比べ、コーヒーの摂取が1日当たり1杯未満の男性の死亡リスクは1%低下し、1杯の男性は6%、2~3杯の男性は10%、4~5杯の男性は12%、6杯以上の男性も10%低下することが分かったという。
コーヒー摂取の増加による総死亡リスクの低下は、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患、負傷や事故による死亡、糖尿病および伝染病などの病気の死亡率低下によるところが大きかった。
これらの傾向はカフェイン抜きのコーヒーでも同様に観察されたことから、カフェイン以外の抗酸化物質やフィトケミカル(植物由来の栄養素)が重要な役割を果たしていることを示唆している。
※週刊ポスト2012年8月31日号
http://www.news-postseven.com/archives/20120826_138406.html
コーヒーは食後30分過ぎて飲むべし アルツハイマー病予防も
2012.07.11 16:00
長寿に関し造詣の深い順天堂大学の白澤卓二教授は、どうすれば長く生きられるかを研究してきた。
その結果、「百寿」を目指す上で最も重要なのは「食事」だと気づいた。
何歳からでも遅くはない、今日から始められる、ボケないための食習慣を公開する。以下は【昼食・間食編】だ。
【立ち食いはうどんよりそばを食べろ】
昼食は立ち食いで軽く済ませる人も多いだろう。
食事で急激に血糖値を上げないためには、上昇速度が低い食品を食べるべき。
上昇速度を表わす指標がGI値で、主食のなかで高いのは、白米や食パン、うどんなどで、低いのは玄米やスパゲティ、そばなど。
立ち食いでは、うどんよりそばがいいということ。
【食後すぐにコーヒーを飲んではいけない】
日本の貧血症でもっとも多いのは鉄欠乏性貧血症だが、この症状のある人は、食後すぐにコーヒーを飲むのはやめたほうがいい。
コーヒーに含まれるタンニンが鉄分の吸収を阻害するからで、食後30分以上経ってから飲むようにしよう。
コーヒーにはアルツハイマー病の予防効果があり、1日3~5杯で発症リスクが70%下がるといわれているので、飲み方に注意すれば健康にもいい。
※週刊ポスト2012年7月20・27日号
http://www.news-postseven.com/archives/20120711_127534.html