「有機」や「オー ガニック」と表示するには、「有機JASマーク」の貼付が必要
ドイツの会社がまた儲かっちゃうなあ。
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農産物や農産物加工食品に「有機」や「オー ガニック」と表示するには、「有機JASマーク」の貼付が必要
テュフズードジャパン、有機JAS認証の登録認定機関であるオーガニック認定機構(OCO)と業務提携
2013年7月 9日
テュフズードジャパン株式会社
有機JAS認証の登録認定機関であるオーガニック認定機構(OCO)と業務提携
国際的な第三者認証機関であるテュフズードの日本法人テュフズードジャパン株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役社長:アンドレアス・シュタンゲ、以下、テュフズードジャパン) は、農林水産省が管轄する有機食 品の検査認証制度における登録認定機関である、株式会社オーガニック認定機構(本社:福岡県福岡市、代表取締役:東端 國夫、以下、OCO) と、グローバルG.A.P.と有機JAS規格の認 証取得における共同審査を行うための業務提携を行います。
今回の提携 により、両認証取得を希望する同一の お客様に対しては、申請窓口の一元化による手続きの簡素化や、共同審査による監査日程の効率化などのメリットを提供できるよ うになります。
食品安全に対する意識が年々高まる中、農作物の安全性に対して、国内外を問わずより一層高い基準が求められています。たと えば農作物のサプライヤー選定の際、農業者が日々の農場運
営の中で実施すべき農産物の安全性や労働安全の向上を含めた、持続 可能性の高い環境保全型農業を実践しているかを判断する明確な物差しがこれまで以上に求められています。そのチェック項目を 定めたグローバルG.A.P.
は、ヨーロッパを中心に世界110カ国以上で実践されている適正農業規範の世界標準です。世界 の農作物市場、特に欧州の大手小売業者においては、グローバルG.A.P.認 証の取得が農業生産者に対する取引条件となっており、その傾向は日本国内の大手小売業者においても受け入れられ始めています。
また、農薬や化学肥料を使わない有機食品についても、食品安全を強く求める消費者の間でニーズが高まっていますが、その一 方で、「有機」と称する野菜が市場に氾濫し、「有機」の
定義があいまいになっていることで、有機農産物への信頼性が損なわれ ています。これを受けて定められた有機JAS規格は、品位、成分、性能等の品質を規定するJAS規格に基づき、有機農産物、 有機加工食品、有機飼料及び有
機畜産物の4品目を対象に定められた規格です。有機農産物や農産物加工食品に「有機」や「オー ガニック」と表示するには、「有機JASマーク」の貼付が必要となり、正規の 基準を満たす有機農作物や加工食品などを手に入れたい消費者の需要に応えることができます。
今回の業務提携により、生産者は、GFSI承認規格の一つであるグローバルG.A.P.認証による「安全」と、JAS規格 の一つである有機JAS規格による「品質」の認証審査を同時に受けられ るようになります。OCOは、欧州委員会規則における 「第三国リスト」において日本の認定機関として認められており、OCOで有機JAS認定を取得している事業者の場合、新たに EU認定を取得する事なく、EU域内へ有機 製品として輸出する事ができます。 輸出する際にはOCOが発行するEU向けの検 査証明書が必要となります。
OCO代表取締役、東端 國男氏は、今回のテュフズードジャパンとの業務提供に至った経緯と、今後の展望について次のように述べています。
「グローバルG.A.P認証の食品安全、 有機JAS認定の市場での優位性のコラボレーションが、今後TPP参加や輸出促進といった大きな変化に直面される生産者の皆 さんにとって重要なメリットとなることを確 信しています。ぜひ両規格での認証取得をご検討いただきたいと思います。」
テュフズードジャパン株式会社 マネジメントサービス部、西浦 正佳部長は次のように述べています。
「今回、有機JASとグローバルG.A.Pという、国内でも認められた農産物規格の認証業務提携により、両規格の認証を取 得される顧客の利便性を図るとともに、安全性と品質を兼ね備え た農産物への市場や消費者のニーズに応えるための一翼を担えれ ばと思います。」
TU"V SU"D Japan Ltd. : テュフズードジャパン株式会社
ドイツに本社を置く第三者認証機関テュフズードグループの日本法人。テュフズードは、現在世界800以上の拠点にて(アジ ア・パシフィック地域は80以上)、18,800人に上る専門家を擁して おり、認証、試験、コンサルティング、トレーニング (CTCT)ビジネスを展開しております。専門性の高いエンジニアによるきめ細かなサポートを通じて、各企業、団体のニーズ に合わせた付加価値の高いサービ スを提供しています。テュフズードジャパンでは、現在、次の8つの部門において事業を展開しています。
1)電気・電子機器、2)鉄道、3)機能安全、4)EMC/テレコム、5)マネジメントシステム & 食品安全、6)オートモーティブ、7)スマートカード、8)医療機器。
また、各種セミナー、トレーニングも多数実施しております。詳細はこちらをご覧ください。 http://www.tuv-sud.jp
http://www.nikkan.co.jp/newrls/rls20130709o-13.html