携帯の会社がメーカーにスマホを作れと要求しなかったからこうなった。 | 日本のお姉さん

携帯の会社がメーカーにスマホを作れと要求しなかったからこうなった。

携帯の会社の言う通りにしてきたから、メーカーはスマホの開発が遅れて、結局、撤退するはめになった。
この教訓を忘れないで。人の言いなりになっていたら、その人に見捨てられた時に、どうなるか。大事なお得意さんは、実は、一番危険な人なのかも。
ユダヤ人の商売方法に、気に入った会社を乗っ取る方法というのがある。
どんどん商品を注文して、その会社を安心させておく。
そして、一気に大きな注文を出して、いろんな準備をさせた後で、その注文を取り消す。そうなると、会社は設備投資や材料費で貧乏になっているので、困り果てる。そこで、我々の傘下に入らないかねと言って、取り込んじゃう。
せっかく自分の会社だったのに、子会社にならざるをえなくなる。チャンチャン。♪
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日の丸スマホ、苦境あらわ ガラケー開発戦略が裏目に…見えぬ反転攻勢
SankeiBiz 8月1日(木)6時0分配信
NTTドコモが販売しているNEC製スマホ「メディアスW Nー05E」(写真:フジサンケイビジネスアイ)
NECは31日、子会社のNECカシオモバイルコミュニケーションズ(川崎市)が手掛ける携帯電話事業について、採算が悪化していたスマートフォン(高機能携帯電話)の開発・製造から撤退すると発表した。中国のレノボグループとの携帯事業の統合交渉が決裂した。海外勢に国内市場も侵食された国内携帯電話メーカーの苦境ぶりが鮮明となった。
スマホの新規開発を31日付で中止した。現在販売中の機種で生産・販売を終了する。タブレット端末は継続し、従来型の携帯電話も需要が見込めるとして続ける。従来型携帯の生産は、グループのNEC埼玉(埼玉県神川町)で続ける。スマホの修理なども継続する。
NECカシオはスマホの販売台数が落ち込み、2013年4~6月期の営業損益は90億円前後の赤字だったという。約900人の従業員は、配置転換し約150人に縮小する。
米アップルや韓国サムスン電子といった2強に加え、中国メーカーも急速に台頭。NECは海外市場で存在感を示せなかったうえに、虎の子の国内市場でも競争力を失っていた。
「スマホへの対応が遅れ、魅力ある商品が開発できなかった」。NECの川島勇取締役は、商品開発の力不足を認めた。
撤退の直接のきっかけは、NTTドコモがサムスンなど人気の2モデルに販売費を集中させる「ツートップ戦略」をとり、主力から外れたNEC製端末の販売が激減したことだ。
NECや富士通、パナソニックなどの日本勢は「ガラケー」と呼ばれる従来型携帯で、ドコモをはじめとする国内通信事業者を軸に開発戦略をたててきた。その名の通り、世界から「ガラパゴス」と揶揄(やゆ)されていたが、国内市場だけで利益を確保することができた。
しかし、スマホの競争はグローバルとなった。ガラケーに比べ開発費が格段にかさむスマホは、開発費の回収や次の開発費の捻出のため、世界市場でシェアを確保し、販売台数を積み上げなければならない。「2強がシェアを拡大させるにつれ、日本勢は開発負担も重くなるという悪循環」(業界関係者)に陥った。頼みの綱だったドコモに引導を渡され、力尽きた。
苦境なのはNECだけではない。パナソニックは13年4~6月期決算会見で、携帯電話事業が54億円の営業赤字(前年同期は37億円の赤字)であることを明かし、「今後の事業保持については再検討を進めている」(河井英明常務)と表明した。
スマホ不振で4~6月期営業赤字だった富士通は「スマホの品質は改善している」(加藤和彦専務)と巻き返しを誓うが、厳しい環境が続く。今後も撤退を検討する社が出てくる可能性があるほか、海外勢も交えた再編の検討も進みそうだ。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130801-00000500-fsi-bus_all&1375316545