中小企業だからあなたが戻るのを待っていられないんですよ。 | 日本のお姉さん

中小企業だからあなたが戻るのを待っていられないんですよ。

一番多いのは、「うちは、中小企業だからあなたが戻るのを待っていられないんですよ。直ぐに使える女子を補充しないと。引き継ぎよろしくね。」ですよね。
他には、「ボランティアやってるんじゃないんだから。」という言葉もよく聞く。
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弁護士が警告!赤ちゃんにも悪影響な「マタハラ」発言5つ
8月06日15時00分提供:WooRis
世間ではセクハラやパワハラなどと問題にされていても、現場では「そんなことを言ったら何も言えない」と軽くあしらい、開き直る人も数多くいますよね。しかしこの問題は、発言者が思っている以上に深刻です。
最近取り上げられているのが、セクハラより多いと言われる“マタハラ”。これも「妊娠・出産を理由に解雇や雇止め、降格や減給などの不利益な扱いをすることは、男女雇用機会均等法9条により禁止されています」とアディーレ弁護士事務所の島田さくら弁護士は指摘します。
今回はマタハラになる発言を島田弁護士にお伺いしました。
マタハラになる定義について、島田弁護士は「マタニティ・ハラスメント(マタハラ)とは、働く女性が妊娠・出産を理由に解雇どの不当な扱いを受けることや、職場で受ける精神的・肉体的なハラスメントのことをいいます」と説明します。では具体的に、どのようなケースがあるのでしょうか?
■1:「妊娠したんだから、もちろん仕事は辞めるんだよね?」
妊娠を理由に退職を促しています。妊娠したら辞める時代はとっくに過ぎ、今は女性が働く時代。また、ライフプランも個人が自由に決める権利があります。
■2:「うちの会社では、妊娠したら女性はみんな辞めているよ」
一見ふせているようですが、こちらも遠まわしに退職を促している発言になります。
■3:「さぼっているだけじゃないのか」
妊娠中は「お腹が大きいのだけが大変」と思われがち。実際は月数ごとにつわり、貧血、ひどい便秘や痔、腰の痛み、肌のかゆみなど、目に見えにくい心身の不調が次々と出てきます。さぼっているのではなく、本当に体調が悪いのです。
むしろ女性が働くのも当たり前の現代だからこそ、「産休・育休をとるからしっかり仕事をしよう」と責任感を持ち無理までする女性も多いですよ。
■4:「妊娠は病気じゃないんだから、ちゃんと働け」
妊娠はたしかに病気ではありません。しかし医療は発達すれど、出産の痛みは古代から変わらないのと同じで、妊娠・出産共に命がけの出来事です。そこは同じ人間なら、わきまえておくべきでしょう。
また職場では妊娠自体に良いイメージを持つ人が少なく、何も変わらなくても“妊婦=さぼっている”と思い、発言する人も少なくありません。これも立派なマタハラです。
■5:「○○さんは、出産直前まできちんと働いていた」
妊娠中の体調は、個人差が大きいもの。同じ女性でも、妊娠の都度、体調は変わります。中には出産直前までつわりが続いて吐いたり、全身がかゆくてかきむしる人もいます。
本来、妊娠状態は比較対象になり得ませんが、こちらは比較を通して精神的にハラスメントしています。
いかがでしょうか? マタハラによるストレスは、ダイレクトにお腹の中の赤ちゃんの発育や成長、命にまで関わる危険性も。本来軽々しく口にすべきではないですし、女性側もマタハラだと指摘する権利はきちんとありますよ。
【取材協力】
※ 島田さくら・・・弁護士法人アディーレ法律事務所 所属弁護士(東京弁護士会所属)。自身の過去のオトコ運の無さからくる経験をもとに悩める女性の強い味方として男女トラブル、さらには労働問題などを得意分野として多く扱う。また、離婚等に関する豊富な知識を持つことを証明する夫婦カウンセラー(JADP認定)の資格も保有している。シングルマザー弁護士として、相談者の悩みを解決する傍ら、家庭では子育てに奮闘している。サイト『弁護士が教えるパーフェクト離婚ガイド』。
http://news.ameba.jp/20130806-392/