国際化が留学生の受け入れというのであれば、もう止めた方が良い。 | 日本のお姉さん

国際化が留学生の受け入れというのであれば、もう止めた方が良い。

1)11日の日経紙面に、ミャンマーとの信頼構築として、次の言葉が
載っていた。
日本企業の対応は現地では4Lと揶揄される。「見て聞いて学び、そして立ち去る(Look,Listen,Learn and Leave)」という意味だ。
目先の利益を望む行動はしない日本企業のキャッチコピーは、ここでも受け入れられていないようだ。
価値観の共有は大切なのだが、日本の価値観を共有できる地域というのは,世界のどこかに存在するのだろうか、とても気になる。今、日本贔屓の地域を、あちこちに作っていくことが大切なのに、黄色信号がともっているみたいだ。
中国中枢部でも、東大閥は40歳までで、それよりも若い世代はハーバード閥に塗り変わったと聞いた。つまり、留学先として日本を選んだら最後、Topを目指せない実情が現地国にはある。 裏を返せば、日本で留学生を受け入れても、よく言えば中堅幹部の養成で、悪く言えば意思決定の出来ない作業者集団の養成にしかならないというわけだ。
国際化が留学生の受け入れというのであれば、もう止めた方が良い。
インバウンドには限界が来たのだ、これからはアウトバウンド、日本贔屓の民衆作りに、現地に出掛けて現地で、日本社会や、日本の生活にあこがれて貰える様な仕組みを、向こうに移植することに尽きる。
これは、領土争奪なき領域確保。日本贔屓の人々の居住地域の領域確保をすすめることにより安全保障の一翼を担うのだ。これは、IT社会の仕組みとよく似ている、仕組みを移し込んで民衆の心根を掌握する、デファクトスタンダードを奪取するからだ。(酒井 富雄)