追突されてから3カ月 | 日本のお姉さん

追突されてから3カ月

交通事故にあった人は身近に何人もいる。

海外で事故にあってムチウチになった人もいる。

ムチウチはきついと聞いていたのだけど、実際に

自分が事故になってムチウチになってみると

話に聞いた通り、痛くてしんどくて毎日嫌な感じだと分かった。

事故にあったその瞬間は興奮しているので、

指はプルプル震えていたけど

どこも全く痛くなかった、

だから、自分は大丈夫だと思ってしまった。

でも、その晩からあちこちが傷み始め、不安で心細くなった。


病院に行ってレントゲンを撮ってもらったが

「骨はなんともないです。」とあっさり言われたが

現実として首や肩や背中が痛いので

診断書を書いてもらった。

診断書を警察に提出して人身事故に変更してもらった。


本で読んだところによると、ムチウチという言葉は無くて、

頸椎捻挫(けいついねんざ)、または、背部捻挫(はいぶねんざ)と言う。

捻挫と言っても、足首や手首と違って、どこが痛いのかはっきりわからない。

痛いところが日々違うのだ。


ちょっと歩いただけで、腰が外れそうなぐらい痛かったり、

ちょっと重たいものを持っただけで、腕がとれそうな感じに

痛かったり、背中を曲げると背骨の関節と関節の間がすべて痛かったりする。

日によっては、肩甲骨のつけねや、首と肩の付け根が痛かったり、

頭蓋骨と首の付け根や首の横ぜんぶが痛かったり、一定しない。

症状がどんどん変わっていく。毎日どこかが痛いというのは、共通している。


2カ月までは順調に治っているような気がしたが、

6月の後半の雨が降り続く日などは、毎日首が痛くて大変だった。

「治らないのじゃないか。」と不安になる日もあった。

整骨院の医者は「交通事故にあったらそんなもんです。

治ったなと思ったら急にまた痛くなる時があるんです。」と言う。


ネットでいろいろ、事故にあった人の話を読むと、

まだ体が痛いのに、一方的に保険会社の担当者に

「もう、通院を止めてください。」と言われた人がいる。

勝手に病院に「もう、これ以上、支払いませんから。」と

言ってくる場合もあるようで、自分の担当の保険会社の人が

悪い人だったらどうしようと思うとよけい不安になった。


足首を捻挫しても、治るのに3カ月かかることも普通にある。

背中や首だって同じだと整骨院の医者は言う。

車を購入した店のオーナーは、「きちんと痛みがとれるまで

自分から治ったと言ってはいけませんよ。」と言っていた。

そりゃそうだ。

晴れの日に治ったと思っていても、

雨の日に痛くなったら治っていないってことだからね。


こんな嫌な目にあったのに、一日通院した場合の慰謝料が4200円だなんて

本当に安すぎる。交通事故で足の骨を折った友人は入院したし、手術もしたので

慰謝料は100万円だったと言っていたが、はっきり言って100万円もらっても

足の骨は折りたくないものだ。


友人は、「交通事故で体を痛めた一生物だからね。」と言っていた。

冬になったり、体調が悪いと足が痛むそうだ。

そんな目にあって、100万円ぽっちの慰謝料だなんて

ありえないと思う。弁護士を使わなかったのだろうか。


ムチウチになった友人は、事故にあったのは、20年ぐらい前なのに

まだたまに痛くなると言う。


外見からは、他人の痛みは全く分からない。

友人のB子ちゃんや、他の友人は

「大げさなんちゃう?」と言うけど、

交通事故に遭う前と後ではいろんなことが違うんだ。

治ったと思っても、冬になったら痛くなるのかもしれないし

無理はできない体になったことは間違いない。