亡命や亡命支援を求めた国は計21カ国 | 日本のお姉さん

亡命や亡命支援を求めた国は計21カ国

ボリビア大統領専用機、飛行拒否される=元CIA職員同乗と勘違い?
時事通信 7月3日(水)9時34分配信
【サンパウロ時事】訪問先のロシアから帰国の途に就いた南米ボリビアのモラレス大統領の専用機が2日、フランスとポルトガルから急きょ、飛行許可を取り消される騒ぎがあった。元米中央情報局(CIA)職員エドワード・スノーデン容疑者が同乗していると疑われたためとみられるが、ボリビアのチョケワンカ外相は「根拠のない話だ」と否定している。
モラレス大統領は、モスクワで開かれたガス輸出国フォーラム(GECF)首脳会議に出席。モスクワから飛び立った大統領専用機はフランスなどの上空を通過し、ポルトガルで給油後、帰国する予定だった。専用機は飛行経路を変更し、オーストリアに着陸。改めて関係国の飛行許可を取得後、帰国するという。
モラレス大統領は、モスクワの空港に滞在中のスノーデン容疑者が亡命を申請すれば、受け入れを検討すると表明していた。

21カ国に亡命申請=スノーデン容疑者に代わり-ウィキリークス
 【ワシントン時事】内部告発サイト「ウィキリークス」は米東部時間の1日、元米中央情報局(CIA)職員スノーデン容疑者に代わり、ロシアなど19カ国に亡命や亡命支援を申請したことを明らかにした。ウィキリークスによると、同容疑者はこれより先、エクアドルとアイスランドに同様の申請を出しており、亡命や亡命支援を求めた国は計21カ国に達する。(2013/07/02-13:15)
スノーデン元職員の亡命申請、欧州諸国が次々と拒否
AFP=時事 7月3日(水)6時52分配信
香港某所で英紙ガーディアンとのインタビューに応じるエドワード・スノーデン氏(2013年6月6日撮影、同10日提供)。
【AFP=時事】米当局による監視プログラムの存在を暴露し、21か国に亡命申請した米中央情報局(CIA)元職員エドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者(30)について、複数の国が2日、受け入れ拒否を相次いで表明した。
 欧州諸国の大半は、きっぱり却下したか、冷ややかに対応したかのいずれかだった。しかしベネズエラとボリビアの左派の2大統領は元職員を擁護する立場を示し、正当な条件の下で亡命申請を審査するとした。
 特に同元職員に対し強い支持を見せているのは、長く米国と対立してきたベネズエラのニコラス・マドゥロ(Nicolas Maduro)大統領。エネルギー関連の首脳会議のため2日間の日程でロシアのモスクワ(Moscow)を訪問中の同大統領は、「彼がしたのは、われわれが戦争を回避できるように、大きな真実を暴露することだ。今起こっていることは、本来なら起こるべきでないこと。彼は誰かを殺したわけでも、爆弾を設置したわけでもないのだから」と話した。ただ、マドゥロ氏が自分の搭乗する飛行機に同元職員も搭乗させるのではという臆測については否定した。
■各国の反応
 ポーランドは、同元職員からの亡命申請を直ちに却下。またインド外務省の報道官は、「申請を受諾すべき理由がない」とした。さらにオランダとドイツも受け入れないとし、ブラジルは「回答するつもりはない」とした。またロシアへの亡命申請は、同元職員が自ら取り下げている。
 中国外務省の報道官は、「(同元職員が)複数の国に対し政治亡命申請を行ったという報道は見たが、私の手元にはそれに関する情報はない」と語った。
 オーストリア、フィンランド、アイスランド、ノルウェーは亡命申請を受け取ったことを認めたが、申請が国内で行われなかったことから無効という判断を示した。アイルランドとスペインも同様の声明を出している。
 フランスとスイスは申請をまだ受理していないとした。イタリアは申請内容について「検討中」としている。
 これ以外に12か国が、申請を審査中であるかどうか、あるいは国外で行われたこの申請が有効であるかどうかについてまだ言及していない。【翻訳編集】 AFPBB News
スノーデン容疑者、ロシアへの亡命申請を取り下げ
2013年07月02日 18:27 発信地:モスクワ/ロシア
米当局による監視プログラムの存在を暴露したエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が滞在しているとされる、ロシア・モスクワ(Moscow)のシェレメチェボ(Sheremetyevo)空港のターミナルF(2013年6月26日撮影)。(c)AFP/PAUL
【7月2日 AFP】ロシアのミトリー・ペスコフ(Dmitry Peskov)大統領報道官は2日、米当局による監視プログラムの存在を暴露した米中央情報局(CIA)元職員のエドワード・スノーデン(Edward Snowden)容疑者が、ロシアへの政治亡命申請を取り下げたと発表した。ロシア側は、スノーデン容疑者が米情報資料の漏えいを中止することを亡命の条件として提示していた。
 ペスコフ報道官は記者団に対し、「(スノーデン容疑者は)ロシアに滞在する機会を得ることのできる要請とその意志を放棄した」と述べた。
 スノーデン容疑者が6月30日夜に亡命を申請したことを受け、ロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領は7月1日、スノーデン容疑者が今後の暴露を中止する限り、同容疑者のロシア滞在を歓迎すると述べていた。(c)AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2953988/10996319?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Wed_r1
「ロシアのスパイ夫婦」に禁錮刑、独で20年以上暗躍
2013年07月03日 10:56 発信地:ベルリン/ドイツ
ドイツ南部シュツットガルト(Stuttgart)の裁判所に出廷した「アンドレアス・アンシュラク(Andreas Anschlag)」(奥)と「ハイドラン・アンシュラク(Heidrun Anschlag)」(手前)の両被告(2013年7月2日撮影)。(c)AFP/DPA/MARIJAN MURAT


【7月3日 AFP】ドイツ南西部シュツットガルト(Stuttgart)の上級地方裁判所は2日、ロシア情報機関のスパイ活動に20年以上従事していた罪に問われた夫婦に禁錮刑を言い渡した。この事件は冷戦終結後ドイツで明らかになった最大のスパイ事件の1つとされている。
夫婦は「アンドレアス・アンシュラク(Andreas Anschlag)」と「ハイドラン・アンシュラク(Heidrun Anschlag)」というコード名だが、それ以外の詳しい身元は明らかになっていない。「アンシュラク」はドイツ語で「攻撃」という意味。裁判所は夫のアンドレアス被告に禁錮6年6月、妻のハイドラン被告に禁錮5年6月の判決を言い渡した。
 2人はソ連の情報機関・国家保安委員会(KGB)によって1988年に当時の西ドイツに送り込まれ、後に後継機関であるロシア対外情報局(SVR)のために北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)の政治・軍事機密を入手していたとされる。NATO・EUの東欧・中央アジア諸国との関係に関するものが特に多かったという。
■実の娘にも正体を明かさず
 2人は南米出身のオーストリア人を装い、隠密行動の隠れみのとして「中流階級の生活」を送っていたと検察側は主張した。アンドレアス被告は工学の教育を受け、自動車産業で働いていた一方、ハイドラン被告は専業主婦だったという。2人の「二重生活」については実の娘でさえ知らなかったと報じられている。
 夫婦は2008~11年にかけ、オランダ外務省職員から入手した機密文書をロシア側に渡していたとされる。ドイツ連邦検察当局によると、2人は機密文書を特定の木の下などの秘密の受け渡し場所に置き、独西部ボン(Bonn)のロシア総領事館員らがこれを回収していた。
 ロシア側との連絡は、短波の無線通信や衛星電話端末へのメッセージに加え、示し合わせたユーザーネームを使った動画共有サイトのユーチューブ(YouTube)上でのコメントを通じて行われていたとされる。
 両被告は自分たちの身元について固く口を閉ざしたままだが、弁護人は2人がロシア市民権を持っていると明かしている。裁判長は両被告に「裁判所はあなた方の本当の身元を明らかにすることはできなかった。出生地も、本名も分からないままだ」と述べた。
■米FBIの情報提供で発覚
 連邦検察当局によると、2人の隠密行動については、ここ3年間のものしか明らかになっていないという。ドイツの国内情報機関は、米国内で活動していた複数の露SVR情報員を特定した米連邦捜査局(FBI)からの情報提供を受け、2人を発見した。
 ドイツの大手ニュース週刊誌シュピーゲル(Der Spiegel)はこの裁判を「冷戦終結後で最も劇的なものの1つ」と表現している。(c)AFP
AFPBB News

普通の国は、スパイを雇っているし、外国を盗聴している。
特にびっくりもしないけど、スパイを逮捕するのも普通の国の仕事。
日本には、スパイを逮捕する法律が無い。
普通の国になってほしい。
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太田述正コラム#6301(2013.7.1)
<皆さんとディスカッション(続x1947)>
<太田>(ツイッターより)
米NSAがEU本部等を盗聴していた件について、欧州議会議長が米国を強く非難。
EUからの詰問を受け、米国は調査の上回答すると約束。http://edition.cnn.com/2013/06/30/world/europe/eu-nsa/index.html?hpt=hp_t1
どう回答するか見ものだ。
政府/自民党はともかく、維新まで、これまで本件で一言も発していないのに
は呆れたね。
<雪之丞>(同上)
盗聴をやらせていた米政府が、それを暴露した元CIA職員をスパイにでっち上
げて国際手配とは、その破廉恥さには恐れ入ります。
オバマは黒人大統領以前に、盗聴国家の大統領。スパイをやらせながら、片方
で核軍縮だなんて、冗談すぎる。
<bonkers_blunder>(同上)
在米日本大使館も盗聴されていたようですが、外務省はどうすんでしょうか?↓
東京新聞:米、日本大使館も盗聴 英紙「38の在米公館が対象」:国際(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2013070101001218.html …
< http://www.guardian.co.uk/world/2013/jun/30/nsa-leaks-us-bugging-
european-allies >
<太田>(同上)
米NSAによる電話・インターネット盗聴は一日平均で独は3000万通(話)、仏は
200万通(話)だって。
http://www.spiegel.de/international/germany/nsa-spies-on-500-million-
german-data-connections-a-908648.html
エシュロン非加盟国は全て盗聴の対象で、旧敵国は<一般の米同盟国の10倍盗聴されてるわけだ。
<これは、中共、イラク、サウディアラビアを対象とする盗聴と同程度の濃密
さだって。>
人口比からいって、さしずめ、日本は4500万通(話)かな?
<太田>
前掲の<>内のガーディアン記事は、NSA(かCIAかFBIかはっきりしない)
が、駐米EU大使館の暗号FAXに盗聴装置を仕掛けてあるとし てるね。
EUの司法「大臣」は、ルクセンブルグ人だが、米欧版TPP交渉をこのまま進め
るのは困難と述べたぜ。
((軍事目的は置いといて、)もっぱら経済問題を扱ってるEUを盗聴するって
んだから、テロ対策のため、ちゅう言い訳は通らないってワケ。)↓
・・・“Partners do not spy on each other,” said E.U. Commissioner for
Justice Viviane Reding at a public event in Luxembourg on Sunday. “We
cannot negotiate over a big transatlantic market if there is the
slightest doubt that our partners are carrying out spying activities on
the offices of our negotiators.”・・・
<ところが、EUのIT「大臣」は英国人であるところ、(自国も米国とつるんで
同じことをやっているから自国を擁護してるつもりなんだろが、) 盗聴はされ
るものと自覚してたと語る。(こんな調子じゃ、英国が自ら脱退するより前に、
英国、EUから追放されちゃうんじゃねーの。)↓>
“E.U. trade negotiators have always assumed someone listened,” said
Robert Madelin, the British Director General of the European Commission
for Communications Networks, Content and Technology,・・・
http://www.washingtonpost.com/world/europe/eu-fury-on-allegations-of-us
-spying/2013/06/30/8fe223e2-e1bc-11e2-8657-fdff0c195a79_print.html
http://www.spiegel.de/international/europe/eu-officials-furious-at-nsa-
spying-in-brussels-and-germany-a-908614.html
独連邦検事局は、米国によるドイツの盗聴に対する捜査を開始したって。↓
http://www.spiegel.de/international/germany/german-prosecutors-to-review
-nsa-spying-allegations-a-908636.html
他方、エクアドルはスノーデンの亡命を受け入れそうもなく、スノーデンは進
退窮まってるんじゃないかってハナシだ。
ベネズエラが亡命を受け入れる可能性が残ってるみたいだが、ロシアによって
香港に強制送還されるのが一番彼にとっていいんじゃないかってカンジ だな。↓
http://online.wsj.com/article/SB10001424127887324436104578577541805987304
.html?mod=WSJWorld__LEFTTopStories
太田述正コラム#6303(2013.7.2)
<皆さんとディスカッション(続x1947)>
<太田>(ツイッターより)
ポルノサイト訪問者数は、全訪問者数の4%だってさ。
http://www.bbc.co.uk/news/technology-23030090
果たしてこの数字、小さいと見るのか大きいと見るのか?
英米間には互いに相手をスパイしないという協定があるけど、仏米間では交渉したものの協定できなかったんだと。
オランド仏大統領が、今回、米国にただちに通信傍受を止めよと要求したが、
その趣旨は、自国は止めないよっちゅうことかしらん?
<太田>
その解答が書かれているコラムだ。↓
フランスによる米企業に対する攻撃的かつ大量の諜報活動・・自国の防衛産業
梃入れのため・・は1960年代から始まるとさ。↓
・・・France's espionage against American companies, described as
"aggressive and massive," dates back to the 1960s and is largely born
out of a desire to prop up its defense industry・・・
<研究開発経費の節約のためにそうしたって。↓>
France lacks a domestic defense market large enough to support cutting
edge development so it opts to steal American military technology in
order to save R&D costs and enjoy advanced weaponry for its own military
and competitive for exports abroad.
<その後、対象は防衛産業以外にまで拡張されたと。↓>
France's economic espionage hasn't been confined solely to America's
defense industrial base, though. In the late 1980s, French intelligence
reportedly spied on premiere firms such as Texas Instruments and IBM in
a bid to help out its domestic computer industry. Reports of hidden
microphones in the seats of Air France picking up the indiscreet
business chatter of American executives have since become common
intelligence lore. ・・・
この種、経済目的のための諜報活動の規模は、中共がダントツのトップで、ぐーんと下がって、仏、露、イスラエルが横一線だとよ。↓>
U.S. National Intelligence Estimate・・・declared France, alongside
Russia and Israel, to be in a distant but respectable second place
behind China in using cyberespionage for economic gain.
<こういうことだけは決して米国はやってない。つまり、政府のための諜報はやるが、企業のための諜報はやらないって。(これも、そんな線引きで きそうもないけどねえ。(太田)↓>
This was the kind of spying that, with rare exceptions, the U.S. swore
it never did.・・・
In other words, stealing secrets to help a government is fine.
Stealing secrets to help a business is not. ・・・
http://www.foreignpolicy.com/articles/2013/07/01/espionage_moi_france?page
=full
で、オバマが、ざっくりと、みんなお互いにやってることじゃないか、とEUやフランスに反論したであるよ。↓
Obama tries to ease NSA tensions and insists: Europe spies on US too・・・
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jul/01/obama-europe-monitoring-data-
surveillance
オモロイのは、米国が、アフガニスタン等、中東に派遣されている米軍による
ガーディアンのサイトへのアクセスをブロックしたことだ。
理由は、スノーデンによってリークされた秘文書が掲載されてるからだってん
だが、なんで、同じくリークされた秘文書が掲載されてるワシントンポ ストの
サイトへのアクセスはブロックされてないんだって書いてあるぞ。↓
http://www.guardian.co.uk/world/2013/jul/01/us-military-blocks-guardian-
troops
本件での属国政府のスポークスマンの発言を噛みしめ、涙・・「笑い」じゃないよ!・・をこらえてうなだれよう!↓
「菅官房長官は・・・NSA・・・が在米日本大使館を通信傍受の対象としていたとの英紙報道を受け、「米政府に対し、私たちが及ばないところに ついては
要請している」と述べ<た。>・・・」