締め込み姿のキティは商標法違反の疑いがある
他の人が商標登録をしているものを、勝手に使ってはいけない!
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締め込み姿のキティに「待った」 山笠振興会に無断だった
qBiz 西日本新聞経済電子版 6月28日(金)9時51分配信
締め込み姿のハローキティに「待った」-。サンリオの許諾を受け日本各地の「ご当地キティグッズ」を製造・販売している「あすなろ舎」(神奈川県大和市)が7月上旬に販売予定の締め込み姿のキティがデザインされた「博多山笠タオル」に商標法違反の疑いがあることが分かった。福岡市伝統の夏祭りの品位や格式を守ろうと2006年に「博多祇園山笠」や「博多山笠」を商標登録した博多祇園山笠振興会は「許可していない。話も聞いておらず、詳しい事情説明を求める」としており、同社も手続き上のミスを認めている。
タオルは横72センチ、縦35センチで、「博多山笠」の文字が躍る。クライマックス「追い山」などの際、男衆が歌う「博多祝い唄」の歌詞とともに、顔を正面に向けたキティ20体と後ろ姿の1体のキティも描かれている。
振興会は「布製身の回り品」など5項目について、会長が権利者となって商標登録。商標法では無断使用の場合は、差し止めや損害賠償が請求できる。あすなろ舎は事前に「博多山笠」の使用許可を申請しなかったことを認め、同社の石川一郎顧問は「以前、振興会から許可をもらい人形を製作したが、担当者が変わっていた。大変申し訳ない」と話し、振興会に電話で謝罪。28日にも両者間で権利関係について協議する。
タオルのデザインは同社のホームページで既に公開されており、後ろ姿のキティはおしりがほぼ「丸見え」で、市民や山笠関係者からは「かわいい」「不謹慎だ」など賛否の声が上がっている。
西日本新聞
キティちゃん、お尻丸出し!?博多山笠モチーフ、ファンから賛否の声
スポーツ報知 6月28日(金)7時4分配信
一見、お尻丸出しになったように見える人気キャラクター「ハローキティ」の締め込み姿のデザインをめぐり、ファンから賛否の声が上がっていることが27日、明らかになった。メーカー側は「実は法被とモンペを着用しており、お尻丸出しではないのです」と説明する。
議論のタネになっているのは、日本各地の「ご当地キティ」を製造・販売しているあすなろ舎(神奈川県大和市)が7月上旬に発売する「博多山笠 和タオル」(840円)。同1日から始まる伝統の 夏祭り「博多祇園山笠」をモチーフにした商品だが、男衆の締め込み姿を模したデザインに対し「かわいくない」「不適切だ」といった意見がインターネット上で相次いだ。
準備を進める男衆からも「微妙」「不謹慎と思われるのでは」との感想があったが、地元の女性からは「かわいい」「山笠だから許せる」と歓迎する意見も聞かれた。
デザイン担当者は「全部白なので見えにくいのですが、実は左肩の部分に法被のヒモがあります。モンペもはいていますし、お尻丸出しではありません」とし、世界的キャラクターへの配慮を強調。来年でキティ40周年を迎えるサンリオ広報課は「もちろん正式に許可しています。なんの背景もなく、あのデザインならNGもあり得ますが、伝統行事での商品。『ご当地キティ』は地域を活性化させることが目的なので」と話している。