中国企業船も尖閣接近 先月3度「上海海洋石油局に所属」 EEZ内、通告せず調査 | 日本のお姉さん

中国企業船も尖閣接近 先月3度「上海海洋石油局に所属」 EEZ内、通告せず調査

2日連続でEEZ航行=バハマ船籍調査船―沖縄・尖閣沖
時事通信 7月1日(月)11時20分配信
沖縄県石垣市の尖閣諸島久場島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)を1日午前、バハマ船籍の海洋調査船「DISCOVERER2」が航行した。同船の航行は6月30日に続き2日連続で今年4回目。
第11管区海上保安本部(那覇市)によると、海保の巡視船が1日午前6時15分ごろ、久場島北西約111キロの海域で、ワイヤのようなものを海中に垂らして航行する同船を確認した。
中国企業船も尖閣接近 先月3度「上海海洋石油局に所属」 EEZ内、通告せず調査
産経新聞 7月1日(月)7時55分配信
排他的経済水域(EEZ)(写真:産経新聞)
 尖閣諸島(沖縄県石垣市)周辺海域に6月、3度にわたって姿を現したバハマ船籍の海洋調査船が、海上保安庁の巡視船の警告に対し「上海海洋石油局の所属」と名乗っていたことがわかった。同局は中国の大手国有企業の傘下にある政府系機関で、新しい油田の発見などが主な業務。同船は以前から尖閣周辺での航行が確認されているが、頻度が急に高まっており、第11管区海上保安本部(那覇)では、中国が中央政府とは別の機関を使って尖閣での示威行為を本格化させた可能性もあるとみて、警戒を強めている。
 11管によると、バハマ船籍の海洋調査船は「DISCOVERER2」。30日午前6時20分ごろ、尖閣諸島・久場島の北北西約132キロにある日本の排他的経済水域(EEZ)内でワイヤ8本を曳航(えいこう)しながら航行しているのが確認された。
 海上保安庁の航空機が「同意のない調査は認められない」と警告した。
 DISCOVERER2は6月17~18日と23日にも同様に航行。17日には、巡視船の警告に対し「上海海洋石油局の所属だ」と説明した上で「ここは中国の排他的経済水域で中国政府の許可を得ている」などと中国語で回答してきたという。11管は、海底資源の調査をしていた可能性もあるとみている。
 EEZ内で他国が海洋調査を行う場合、海域の権益を持つ国の同意が必要で、事前に通告しなければならないが、11管によると、この船から日本に対し事前通告はなかったという。
 上海海洋石油局は、大手国有企業、中国石油化工集団(シノペック)の傘下にある政府系機関で、前身は国務院地質鉱産省の上海海洋地質調査局だった。省庁再編などに伴い、1997年に国有系企業に吸収された形で中央政府から切り離され、現在の名前に変更した。シノペックのホームページなどによれば、同局の主要業務は「東シナ海、南シナ海、黄海などの海域で新しい油田を発見し、採掘開発基地を速やかに建設すること」とされている。
 この船はバハマ船籍だが、同国では税制の優遇や乗組員の国籍条項を緩和したりするなどし、外国船を誘致する政策を取っている。11管では、この船も便宜上バハマに船籍を置いた「便宜置籍船」であり、「実態は中国当局の意向を受け、上海の半官半民の機関が運用している」(幹部)とみている。
 DISCOVERER2は昨年11月にも尖閣周辺の日本のEEZ内で確認されたが、この際は、海保の警告に何も応答することなくすぐに海域を離れ、運用国を特定できなかった。
 今回、所属を明かした理由などについては、海保は「不明」としているが、「中国の中央政府とは別の機関を使うことで、抗議の矛先を当局に向けさせないねらいも考えられる」とみる専門家もいる。
 ■尖閣周辺海域と海洋資源  国連アジア極東経済委員会(ECAFE)が1968年に行った調査で、尖閣諸島周辺海底に油田が存在する可能性が判明したことで、周辺国の関心が高まった。71年6月の沖縄返還協定の調印に触発される形で、同年6月に台湾が、12月に中国がそれぞれ外交声明を発表し、領有権を主張し始めた。
中国の「海監」4隻、尖閣周辺の領海に侵入
読売新聞 7月1日(月)8時22分配信
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、1日午前4時40分から同5時10分にかけて、沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島、南小島周辺の領海に、中国の海洋監視船「海監」4隻が相次いで侵入した。
 中国公船の領海侵入は6月27日以来。海上保安庁の巡視船が領海を出るよう警告しているが、応答はないという。
 また、午前6時15分頃、同諸島・久場島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内にバハマ船籍の海洋調査船「DISCOVERER2」が入った。同9時現在、ワイヤのようなものを垂らしながらEEZ内を航行している。
 この船は6月17日以降、たびたびEEZに入っている。17日には、11管の警告に対し、「上海海洋石油局所属」と答え、「我々は中国政府の許可を得ている」などと主張した。

尖閣諸島周辺海域で、中国海洋監視船4隻が日本の領海に侵入
フジテレビ系(FNN) 7月1日(月)12時29分配信
1日朝早く、尖閣諸島周辺の海域で、中国の海洋監視船4隻が、日本の領海に侵入した。周辺海域では、自民党の国会議員らが乗った船も航行していて、海上保安庁が警戒にあたっている。
海上保安庁によると、午前4時40分ごろから午前5時すぎにかけて、中国の海洋監視船4隻が、魚釣島と南小島周辺の領海に、相次いで侵入した。
4隻は、午前9時の時点で、魚釣島の北東の海域で航行を続けている。
また、自民党の国会議員らを乗せた民間団体の船が、6月30日夜、石垣港を出港し、1日午前9時すぎには、魚釣島の周辺を航行している。
午前11時半現在、海上保安庁が警戒を続けている。http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20130701-00000004-fnn-soci
中国監視船4隻が領海侵入=今年31日目―沖縄・尖閣沖
時事通信 7月1日(月)7時20分配信
 沖縄県石垣市の尖閣諸島沖で1日午前、中国の海洋監視船4隻が日本の領海に侵入した。中国公船の領海侵入は6月27日以来で、今年に入って31日目。
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、「海監23」「海監49」「海監51」「海監5001」が1日午前4時40分~同5時10分ごろ、相次いで南小島から魚釣島沖の領海に侵入した。海監49は同日午前0時13分ごろ接続水域に入り、その後領海に入った。 

尖閣沖にまた海洋調査船…中国の監視船3隻も
読売新聞 6月30日(日)19時46分配信
 30日午前6時22分頃、沖縄県石垣市の尖閣諸島・久場島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内で、バハマ船籍の海洋調査船「DISCOVERER2」がワイヤのようなものを垂らして航行しているのを海上保安庁の航空機が発見した。
 第11管区海上保安本部(那覇市)によると、同日午後7時52分頃にEEZから出た。この調査船は6月17~18日と23日にも同諸島沖のEEZ内に入り、巡視船の警告に「中国政府の許可を得ている」などと回答していた。
 一方、中国の海洋監視船「海監」3隻も午後7時現在、同諸島沖の接続水域(領海の外側約22キロ)内で航行を続けている。